- 更新日 : 2022年10月14日
年末調整はいつまで?1月でも大丈夫?時期と期限を確認
年末調整は、本年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますが、状況によっては年末以外の時期に行われることがあります。それぞれの状況において、いつまでが期限かしっかり理解しておく必要があるでしょう。
ここでは、年末調整の実施時期や書類の提出期限のほか、特殊な場合の年末調整の実務についてご紹介します。
年末調整とは?
1年間の給与の税額が確定する年末に、その年に納めるべき税額を正しく計算し、それまでに徴収した税額との過不足を精算することを年末調整といいます。
年末調整は、原則として、勤務先へ「扶養控除等(異動)申告書」を提出している人で、1年を通じて勤務している人や、年の途中で就職し、年末まで勤務している人が対象となります。
年末調整の対象者を解説しているこちらのページから、より詳しい条件をご参照ください。
例外的に、年の途中で退職した場合でも、本人の死亡や心身障害が理由で辞めざるを得ず同一年内に再就職が難しい場合などは、年末調整の対象となります。
年末調整の全体の流れについて、文字ではなく動画で見たい方は以下の動画もご覧ください。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
送付状テンプレ集 36選パック-時候の挨拶×12か月分(上旬・中旬・下旬)
こちらは「送付状テンプレ集 36選パック」です。 12か月分の上旬・中旬・下旬、それぞれの時期に対応した時候の挨拶が含まれています。
季節や時期に応じた送付状を作成する際の参考資料として、ぜひご活用ください。
電子契約にも使える!誓約書ひな形まとめ
誓約書のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。資料内から任意のひな形をダウンロードいただけます。
実際の用途に合わせてカスタマイズしていただきながら、ご利用くださいませ。
人事・労務の年間業務カレンダー
毎年大人気!人事労務の年間業務を月別にまとめ、提出や納付が必要な手続きを一覧化しました。
法改正やシーズン業務の対応ポイントについて解説するコラムも掲載していますので、毎月の業務にお役立てください。
人事・労務担当者向け Excel関数集 56選まとめブック
人事・労務担当者が知っておきたい便利なExcel関数を56選ギュッとまとめました。
40P以上のお得な1冊で、Excel関数の公式はもちろん、人事・労務担当者向けに使い方の例やサンプルファイルも掲載。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。お手元における保存版としてや、従業員への印刷・配布用、学習用としてもご活用いただけます。
年末調整を行う時期
年末調整は、本年最後に給与の支払をする時に実施されます。
雇用者である勤務先は、税務署から送られてくる年末調整関連の書類が届き次第、手続きの準備を始めます。
特殊な場合の年末調整
以下の場合では、年末以外の時期に調整が行われることがあります。
2.被雇用者が日本国外の支店や子会社などに転勤した場合(出国時に年末調整を実施)
3.被雇用者が心身障害によって退職し、同年内に再度勤務に復帰するのが困難であり、かつ年度内に給与・報酬を受け取る場合(退職時に年末調整を実施)
4.12月中に支給期の到来する給与の支払を受けた後に退職した場合(退職時に年末調整を実施)
年末調整の期限はいつまで?
年末調整で控除ができるものは、勤務先に提出した「扶養控除等(異動)申告書」や「保険料控除申告書」など各種控除申告書に基づくものに限られます。ふるさと納税などに伴う寄附金控除や医療費控除、住宅ローン控除(2回目から年末調整で控除可能)、雑損控除等は確定申告で行うこととなります。
そのほか控除について詳しくは「年末調整で受けることのできる控除まとめ」をご覧ください。
法律上、年末調整の最終期限は1月31日となっていますが、本来この期限は年末調整の記入漏れや訂正による再年末調整のための期限となっており、多くの会社では年末調整に必要な書類を11月末か、遅くとも12月の頭の時期に提出するよう社員に呼びかけています。
年末調整のやり直し
年末調整の書類を勤務先に提出後、扶養家族に変更があった場合や書類に不備があった場合は、勤務先に年末調整のやり直しを依頼することができます。
この場合、訂正事項を報告し、受け取った源泉徴収票を返却します。所得税の再計算だけでなく、住民税に関する書類など、複数の書類を書き直す必要が生じるため、勤務先にとっては負担が大きくなります。
年末調整の内容に訂正や変更が生じた場合には、すみやかに勤務先の担当者に相談しましょう。
年末調整のやり直しについて、代表的な3つのパターンをこちらのページからご確認いただけます。
まとめ
年末調整後、提出書類に不備や記入漏れが判明した場合、年末調整のやり直しが可能です。会社の手続きの期限に間に合わなかった場合でも、納税者本人が確定申告することで、所得税の再計算をすることができます。また、医療費控除や寄附金控除といった、年末調整では申告できないものについても確定申告が必要です。
確定申告の期限は、還付の場合は5年間有効ですが、納付の場合は、翌年3月15日が期限です。書類の不備が無いよう、前もって準備しておくようにしましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
年末調整の関連記事
新着記事
【テンプレ付】健康保険資格喪失証明書は自分で書くことはできる?
退職後の国民健康保険への切り替え手続きにおいて、会社に発行を依頼してもなかなか書類が届かなかったり、手続きを急ぐあまり自分で作成してしまいたいと考えたりすることもあるでしょう。健康保険資格喪失証明書は、様式の準備や記入までは自分で行えますが…
詳しくみる扶養控除の廃止はいつから?高校生の子どもを持つ親の扶養控除の縮小案とは?
2024年10月からの児童手当拡充に伴い、議論が続いていた「高校生(16歳〜18歳)の扶養控除の縮小・廃止」。 これまでは、2026年(令和8年)からの実施が既定路線と見られていましたが、2025年12月に入り、高市首相が「縮減に関する指示…
詳しくみる【2026年】扶養控除が受けられる子供のアルバイト収入はいくらまで?
2025年(令和7年)の税制改正により、扶養内となる子供のアルバイト収入は年齢によって特定扶養控除「123万円以下」または特定親族特別控除「123万円超〜188万円以下」へと大幅に緩和されました。 しかし、社会保険のルールは変わっていないた…
詳しくみる扶養は12月に働いた分も含む?1月支給の給与の場合を解説
扶養控除の判定基準となる年収は、原則として「その年の1月1日から12月31日までに支払われた給与の総額」で決まります。そのため、12月に働いても給与が翌年1月支給なら、それは新しい年の年収扱いとなり、今年の税金上の扶養の判断には影響しません…
詳しくみる【計算シート付】年末調整の所得金額とは?給与(収入)との違いも解説
年末調整における「所得金額」とは、会社から支払われる給与や賞与の総支給額(収入金額)から、給与所得控除額を差し引いた後の金額のことです。 税金は、手取り額や総支給額そのものではなく、この「所得金額」から各種所得控除の金額を控除した課税所得金…
詳しくみる住民税の決定通知書はいつ届く?会社と個人の時期や納付書がない理由を解説
住民税の決定通知書や納付書は、徴収方法によって異なりますが、一般的に毎年5月から6月にかけて手元に届きます。 会社員などの「特別徴収」対象者は5月頃に勤務先へ、個人事業主などの「普通徴収」対象者は6月頃に自宅へ発送されるスケジュールが基本で…
詳しくみる.png)


