- 更新日 : 2026年3月31日
【テンプレ付】在勤及び給与証明書の書き方や帰化申請について
在勤及び給与証明書は、企業への在籍状況や直近の給与の証明になる書類のことで、外国国籍の方が帰化をして日本国籍を得るために必要な書類です。本記事では、在勤及び給与証明書の書き方や帰化申請について解説します。ダウンロードが可能なテンプレートもご紹介するので、ぜひご活用ください。
在勤及び給与証明書とは?
在勤及び給与証明書とは、企業への在籍状況や直近の給与の証明になる書類のことで、外国国籍の方が帰化をして日本国籍を得るために必要です。
「在勤証明」と「給与証明」の2つの役割を果たし、在勤及び給与証明書を確認すれば、対象者の勤務先や得ている給与額がわかるものです。
外国国籍の方が帰化をして日本国籍を取得するためには、日本で安定した仕事に就き、自立して生活するために必要な、十分な収入を得ていることを証明する必要があります。そのため、納税証明書などのほかに在勤及び給与証明書を提出します。
在勤及び給与証明書の対象者
在勤及び給与証明書は申請者の分だけでなく、給与等の収入を得ている「配偶者や生計を同じくする親族」がいる場合は、その配偶者や親族の分も必要です。
雇用形態についても、会社員に限らずパート・アルバイトも対象です。また、法人の役員や経営者も、提出の必要があります。
在勤及び給与証明書は勤務先の企業に記入を依頼する
在勤及び給与証明書は、勤務先の企業に記入を依頼する書類です。申請者本人が記入するわけではありません。会社印が必要なため、勤務先企業を経由する必要があります。
会社印は、在籍証明の会社名の後に押してください。この会社印は、法務局に登録されている必要があります。
帰化申請においては直近1ヶ月のものが必要
帰化申請の場合は、直近1ヶ月分の在勤・給与証明書の提出が求められます。たとえば5月に帰化申請をする場合は、在勤・給与証明書に4月分の給与を記載する必要があります。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
送付状テンプレ集 36選パック-時候の挨拶×12か月分(上旬・中旬・下旬)
こちらは「送付状テンプレ集 36選パック」です。 12か月分の上旬・中旬・下旬、それぞれの時期に対応した時候の挨拶が含まれています。
季節や時期に応じた送付状を作成する際の参考資料として、ぜひご活用ください。
電子契約にも使える!誓約書ひな形まとめ
誓約書のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。資料内から任意のひな形をダウンロードいただけます。
実際の用途に合わせてカスタマイズしていただきながら、ご利用くださいませ。
人事・労務の年間業務カレンダー
毎年大人気!人事労務の年間業務を月別にまとめ、提出や納付が必要な手続きを一覧化しました。
法改正やシーズン業務の対応ポイントについて解説するコラムも掲載していますので、毎月の業務にお役立てください。
人事・労務担当者向け Excel関数集 56選まとめブック
人事・労務担当者が知っておきたい便利なExcel関数を56選ギュッとまとめました。
40P以上のお得な1冊で、Excel関数の公式はもちろん、人事・労務担当者向けに使い方の例やサンプルファイルも掲載。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。お手元における保存版としてや、従業員への印刷・配布用、学習用としてもご活用いただけます。
給与明細書との違い
ここまでお伝えした、帰化申請に必要な書類である在勤及び給与証明書と、一般的に知られる給与明細書の違いは、主に以下の3点です。
- 発行目的
- 発行義務の有無
- 記載内容
下記表に、それぞれの内容をまとめました。
| 在勤及び給与証明書 | 給与明細書 | |
|---|---|---|
| 主な発行目的 | 帰化申請のため | 従業員が給与や控除額を確認する |
| 発行義務 | なし(従業員からの依頼を受け任意で作成) | あり |
| 記載内容など |
|
|
在勤及び給与証明書の作成に必要な情報
在勤及び給与証明書の作成にあたって必要なのは、主に給与明細です。「給与関係」の枠内に給与明細のうち、勤怠情報を除いた内容を転記するイメージです。
そのほか在勤及び給与証明書は、勤務証明書や在籍証明書のような役割も果たします。しかし「在籍証明」として記入するのは、申請者の住所や氏名、職種などの基本情報であるため、勤務証明書や在籍証明書のような詳しい情報は不要であるといえるでしょう。
在勤及び給与証明書のひな型・テンプレート
在勤及び給与証明書のフォーマットは法務局で取得できるため、帰化申請者に用意してもらうのがおすすめです。それが難しい場合は、すでに用意されているテンプレートを利用するのが賢明でしょう。
在勤及び給与証明書のテンプレートのダウンロードを希望される方は、下記フォームにメードアドレスや事業区分などをご入力ください。入力していただいたメールアドレスに、テンプレートのURLをご案内いたします。
在勤及び給与証明書の書き方・記入例
ここからは、在勤及び給与証明書の書き方や記入例を解説します。

在勤及び給与証明書は、上の3分の1程度が「在勤証明」、下が「給与証明」にあたる内容です。
記入する項目は、以下のとおりです。
- 住所
- 氏名・生年月日
- 職種
- 入社年月日
- 所属部署
- 勤務先の企業名・所在地・代表者氏名
- 記入年月日
- 基本給や手当など
- 税金や社会保険料など
- 差引支給額
各項目の書き方を、上から順番にみていきましょう。
住所
帰化申請を行う申請者の住所を記入します。申請者の勤め先企業の所在地を記入しないように注意しましょう。
氏名
記入するのは、基本的には帰化申請を行う申請者の氏名です。帰化申請する妻の勤務先に、在勤及び給与証明書の作成を依頼する際には、妻の氏名を記入します。生年月日は西暦ではなく、元号で記入してください。
職種
担当している仕事を、「営業」「経理」「翻訳」「システムエンジニア」など、具体的に書きます。必ず、職種と在留資格が一致するように記入してください。
たとえば在留資格が「技術・人文知識・国際業務」であるにもかかわらず、職種が「調理師」では法務局から指摘が入る可能性が高いでしょう。
入社年月日
入社日の欄には、帰化申請者が実際に入社した日を記入します。
所属部署
所属部署には、帰化申請者が現在勤務している部署の名称を記入してください。「営業第2部営業第2課」「総務部法務課」「情報システム部」といったように、課があれば課まで書きます。
勤務先の企業名・所在地・代表者氏名
勤務先の企業名と所在地、代表者氏名は、ゴム印でも問題ありません。企業名の右横の「印」の欄には、法務局に登録した会社印を押しましょう。
記入年月日
在勤及び給与証明書を記入した年月日を記入します。
基本給や手当など
ここから下は「給与関係」として、給与証明に該当する内容です。基本給や時間外勤務手当など、基本的には給与明細書を見ながらすべての項目を書き写していけば問題ありません。「給与関係」と記載されたすぐ下に、対象の日付を書く欄があります。見落としやすい箇所であるため、記入漏れをしないように注意しましょう。
税金や社会保険料など
源泉所得税や健康保険など、基本給を支給する際、額面の金額から控除する税金や社会保険料を記入します。
差引支給額
最後に差引支給額の欄に、額面金額から控除額を引いた手取り額を記入します。
在勤及び給与証明書を発行する際の注意点
在勤及び給与証明書を発行する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 帰化申請する家族の分も発行する必要がある
- 特別永住者の場合は、基本的に提出する必要がない
それぞれ解説していきます。
帰化申請する家族の分も発行する必要がある
在勤及び給与証明書の対象者は帰化申請する本人だけではなく、給与等の収入を得ている「家族や生計を同じくする親族」がいれば、その方の分も発行する必要があります。たとえば帰化申請者の妻を雇用している企業は、自社の従業員が直接帰化申請するわけではないですが、在勤及び給与証明書を発行します。
特別永住者の場合は、基本的に提出する必要がない
外国国籍の方が日本に帰化する際に必要となる在勤及び給与証明書ですが、特別永住者の場合は基本的に提出する必要がありません。特別永住者とは、入管特例法にもとづく在留資格を持つ永住者のことで、在日韓国人や朝鮮人、在日台湾人と呼ばれる人たちを指します。
特別永住者は、歴史的背景を考慮し日本での生活における配慮がされており、帰化申請の手続きの簡略化もその1つです。特別永住者は在勤及び給与証明書を用意する必要はなく、前月の給与明細書の提出と、法務局担当者への社員証の提示で代替できます。
在勤及び給与証明書の作成を依頼されたらすぐに対応しよう
在勤及び給与証明書とは、企業への在籍状況や直近の給与の証明になる書類のことです。外国国籍の方が帰化をして日本国籍を得るために必要です。帰化申請者本人が記入するのではなく、勤務先の企業が作成します。帰化申請の場合、直近1ヶ月分の在勤・給与証明書の提出が求められるため、従業員から依頼されたらすぐに対応しましょう。
よくある質問
在勤及び給与証明書とは何ですか?
企業への在籍状況や直近の給与の証明になる書類のことです。詳しくはこちらをご覧ください。
在勤及び給与証明書の対象となる方は誰ですか?
帰化申請者のほか、給与等の収入を得ている「配偶者や生計を同じくする親族」がいる場合は、その配偶者や親族も対象になります。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
-
# 人事管理
人前での吊し上げはパワハラ?該当するケースや適切な指導との違いを解説
職場での「吊し上げ」は、内容によってはパワハラに該当する行為とみなされることがあります。そのため、問題が深刻化しないよう、適切な指導との違いを正しく理解しておくことが重要です。本記…
詳しくみる -
# 人事管理
不当労働行為の事例をわかりやすく!パワハラとの違いや罰則も解説
「労働組合に入ったら給料を下げられた」「組合の活動を理由に、会社が話し合いに応じてくれない」。このような使用者の行為は、「不当労働行為」にあたるかもしれません。不当労働行為とは、労…
詳しくみる -
# 人事管理
副業解禁に向けて!就業規則見直しのポイントをわかりやすく解説
近年、人手不足や働き方改革推進の影響で、副業を禁止するのではなく解禁していく動きが広がっています。 副業の解禁には注意点もありますが、従業員が他社で培った経験を取り入れたりといった…
詳しくみる -
# 人事管理
叱責とパワハラの違いは?適切な指導のポイントも解説
叱責とパワーハラスメントの線引きは非常に判断が難しいです。指導したつもりでも相手からパワハラと捉えられてしまうということもあり得ます。 この記事では指導の一環として行われる叱責とパ…
詳しくみる -
# 人事管理
農地の無断転用で必要な始末書の書き方は?無料テンプレートつき
農地の無断転用が発覚した場合には、どのような手続きが必要となるのでしょうか。当記事では、農地の無断転用に対して必要となる始末書について、書き方や記載事項などを解説します。無断転用に…
詳しくみる -
# 人事管理
会社都合退職とは?デメリットや自己都合を会社都合にできる条件を解説
病気 や会社の業績悪化など、さまざまな理由で退職を余儀なくされる場合があります。退職には「会社都合」「自己都合」の2種類があり、それぞれ失業手当の受給や履歴書への記載など多くの違い…
詳しくみる

.png)


