• 更新日 : 2024年5月24日

工事のお知らせ例文・テンプレート付き!近隣挨拶の範囲やマナーも解説

マンションの大規模修繕など、工事を行う際、近隣住民への配慮は欠かせません。騒音や振動、粉じんなどによる影響を最小限に抑えるためにも、事前の工事のお知らせは重要です。

しかし、具体的にどのような内容を記載し、どの範囲まで配布すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、工事のお知らせの書き方やテンプレート、近隣挨拶の範囲やマナーについて詳しく解説します。

工事のお知らせとは

基本的なことですが、まず、工事のお知らせと挨拶をする目的、お知らせの方法、挨拶のタイミング、近隣挨拶の範囲について確認していきましょう。

工事のお知らせと挨拶をする目的

工事のお知らせと挨拶は、近隣住民に工事の実施を伝え、理解と協力を得ることを目的としています。工事の内容によっては、騒音、振動、交通規制などの影響が生じる可能性があるため、事前に周知することが重要です。お知らせと挨拶を行うことで、以下の効果が期待できます。

  1. 近隣トラブルの防止:工事に関する情報を事前に提供することで、近隣住民の不安や疑問を解消し、トラブルを未然に防ぐことができます。
  2. 円滑な工事の実施:近隣住民の理解と協力を得ることで、工事を円滑に進めることができます。
  3. 良好な関係の構築:丁寧なお知らせと挨拶を行うことで、近隣住民との良好な関係を築くことができます。

お知らせの方法

工事のお知らせは、以下の方法で行うことが一般的です。

  1. 回覧板:自治会や管理組合の回覧板を利用して、お知らせを回覧します。
  2. ポスティング:お知らせの文書を各戸のポストに投かんします。
  3. 掲示板:集合住宅の掲示板にお知らせを掲示します。
  4. 個別訪問:特に影響が大きい近隣住民には、直接訪問してお知らせを行います。

お知らせの文書には、工事の目的、期間、作業時間、連絡先などを明記し、わかりやすく丁寧な文章を心がけましょう。

挨拶のタイミング

工事の挨拶は、以下のタイミングで行うことが望ましいでしょう。

  1. 着工前:工事開始の1~2週間前に、近隣住民へ挨拶を行います。
  2. 工事中:長期間の工事の場合、定期的に近隣住民へ状況報告と挨拶を行います。
  3. 工事完了後:工事完了後、近隣住民へ御礼の挨拶を行います。

挨拶は、できるだけ直接訪問して行うことが望ましいですが、都合がつかない場合は、文書での挨拶でも構いません。

近隣挨拶の範囲

近隣挨拶の範囲は、工事の規模や影響の大きさによって異なります。一般的には、以下の範囲が目安となります。

  1. 隣接する住戸:工事現場に隣接する住戸には、必ず挨拶を行います。
  2. 同じ階や上下の階:集合住宅の場合、同じ階や上下の階の住戸にも挨拶を行います。
  3. 道路を挟んだ向かいの住戸:工事現場の向かいの住戸にも、必要に応じて挨拶を行います。
  4. 影響がおよぶ可能性のある範囲:騒音や振動などの影響がおよぶ可能性のある範囲の住戸にも、挨拶を行うことが望ましいでしょう。

挨拶の範囲は、工事の内容や地域の特性によって異なるため、状況に応じて適切な範囲を判断することが大切です。

工事のお知らせのテンプレート、ひな形

この記事では、工事のお知らせのテンプレートをダウンロードすることができます。ワード、エクセルを用意していますので、必要に応じてフォーマットを変えて活用してください。

工事のお知らせの記載項目・書き方

工事のお知らせには、その目的から必ず記載しなければならない事項があります。ここでは、記載事項のほか、例文を挙げて書き方を解説していきます。ひな形とともにご覧ください。

工事の場所

工事のお知らせを作成する際、工事の場所を明確に記載することが重要です。具体的な住所や建物名、部屋番号などを記入し、工事の対象範囲を明示します。例えば、「東京都新宿区西新宿1-1-1 新宿ビル1階」のように、住所と建物名、階数を記載します。

また、工事の影響範囲が広い場合は、周辺の地図や図面を添付し、視覚的にわかりやすく伝えることも効果的です。工事現場の写真を掲載するのもよい方法です。

記載例

  • 工事場所:東京都新宿区西新宿1-1-1 新宿ビル1階
  • 工事対象範囲:新宿ビル1階全体(図面参照)

工事の日時

工事の日時は、開始日と終了日、また毎日の作業時間を明記します。工事期間が長い場合は、各工程の予定日も記載するとよいでしょう。

記載例

  • 工事期間:2024年○月○日(○)~2024年○月○日(○)
  • 作業時間:毎日9:00~18:00(日曜・祝日は休工)

工事内容、注意事項

工事内容は、具体的にどのような工事を行うのかを記載します。例えば、「外壁塗装工事」「設備更新工事」など、工事の種類を明記します。また、工事に伴う騒音、振動、通行規制などの影響がある場合は、その旨を記載し、住民や周辺の方々への配慮を示します。

記載例

  • 工事内容:外壁塗装工事(足場設置、旧塗装剥離、新塗装)

注意事項:

  • 工事期間中、騒音や振動が発生する可能性があります。
  • 工事車両の通行により、一時的に道路が混雑する場合があります。
  • 安全のため、工事現場周辺には十分にご注意ください。

連絡先・問い合わせ先

工事に関する問い合わせ先を明記することで、住民や周辺の方々からの質問や要望に迅速に対応できます。連絡先には、工事担当者の名前、電話番号、メールアドレスなどを記載します。

記載例

  • 連絡先:株式会社〇〇建設 工事担当 山田太郎
  • 電話番号:03-1234-5678
  • メールアドレス:yamada@example.com

また、緊急時の連絡先を別途記載しておくことも大切です。

記載例

  • 緊急連絡先:株式会社〇〇建設 現場事務所
  • 電話番号:080-1234-5678

以上の項目を明確に記載することで、住民や周辺の方々にとって工事のストレスが大いに軽減されます。

工事のお知らせを書く際の注意点

近隣住民とのトラブルを未然に防ぎ、円滑に工事を進めるには、工事のお知らせを書く際にいくつかの注意点に留意することが大切です。

わかりやすい言葉づかい

工事のお知らせは、幅広い年齢層の方々が読むことを想定し、わかりやすい言葉づかいを心がけましょう。専門用語や業界用語は避け、平易な表現を使用します。また、漢字にはふりがなを付けるなど、読みやすさにも配慮します。

具体例

  • (避ける表現)「仮設足場を設置し、外壁の塗装工事を実施します。」
  • (望ましい表現)「外壁の塗り替え工事を行うため、一時的に足場(あしば)を組みます。」

丁寧な語調

工事のお知らせは、近隣住民への配慮を示す重要な文書です。丁寧な語調で記載し、誠意を持って工事への理解と協力を求めましょう。

具体例

  • 「ご理解とご協力をお願い申し上げます。」
  •  「ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。」

具体的な情報提供

工事の内容や影響について、具体的な情報を提供することが大切です。抽象的な表現は避け、工事の規模、期間、作業時間、騒音・振動の程度などを明確に記載します。

具体例

  • (避ける表現)「大規模な工事を行います。」
  • (望ましい表現)「工事期間は約2ヵ月を予定しており、毎日9時から18時まで作業を行います。騒音や振動が発生する可能性がありますが、最大限の配慮をいたします。」

連絡先の明記

工事に関する問い合わせ先を明記することで、住民からの質問や要望に迅速に対応できます。連絡先は、担当者の名前、電話番号、メールアドレスなどを記載します。

具体例

  • 「ご不明な点やご要望がございましたら、下記までお問い合わせください。」
  •  「連絡先:株式会社〇〇建設 工事担当 山田太郎」
  •  「電話番号:03-1234-5678」
  • 「メールアドレス:yamada@example.com」

誠意ある対応の表明

工事による影響を最小限に抑える努力や、住民への配慮を示すことが重要です。お知らせの中で、誠意ある対応を行うことを表明しましょう。

具体例

  •  「工事中は、騒音や振動の低減に最大限努めます。」
  • 「工事車両の通行には十分な注意を払い、歩行者の安全確保に努めます。」
  •  「ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。」

以上の点に注意して、工事のお知らせを作成することで、近隣住民とのトラブルを未然に防ぎ、円滑な工事の実施につなげることができます。

工事日程変更の場合のお知らせ例文

工事日程に変更が生じた場合、速やかに近隣住民へお知らせを行うことが重要です。以下に、工事日程変更のお知らせ例文を挙げ、解説します。

例文:

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、先日ご案内いたしました弊社施工の外壁塗装工事につきまして、下記の通り工事日程に変更が生じましたので、お知らせいたします。
敬具

  1.  変更前の工事期間:2024年○月○日(○)~2024年○月○日(○)
  2. 変更後の工事期間:2024年○月○日(○)~2024年○月○日(○)
  3. 変更理由:資材の納品遅延により、工事開始日を2週間延期するため

工事期間の変更により、近隣の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
工事中は、引き続き騒音や振動の低減に最大限努め、安全に工事を進めてまいります。

以上

ご不明な点やご要望がございましたら、以下の連絡先までお問い合わせください。

連絡先:株式会社〇〇建設 工事担当 山田太郎
電話番号:03-1234-5678
メールアドレス:yamada@example.com

解説:

  1. 挨拶文:お知らせの冒頭に、近隣住民への感謝の意を表す挨拶文を記載します。
  2. 変更内容の明示:変更前と変更後の工事期間を明確に記載し、変更内容を簡潔に伝えます。
  3. 変更理由の説明:工事日程変更の理由を具体的に説明することで、近隣住民の理解を得られるようにします。
  4. 協力のお願い:工事期間変更によるご迷惑をおわびし、引き続きの理解と協力を丁寧に求めます。
  5. 安全対策の表明:工事中の騒音・振動対策や安全管理に最善を尽くすことを表明し、近隣住民の不安を和らげます。
  6. 連絡先の明記:問い合わせ先を明記することで、近隣住民からの質問や要望に迅速に対応できるようにします。
  7. 敬具:お知らせの最後に、改めて丁重な言葉で結びます。

工事日程変更のお知らせは、変更内容を明確に伝えるとともに、近隣住民への配慮と誠意を示すことが大切です。上記の例文を参考に、状況に応じて適切な文面を作成しましょう。

近隣への配慮を忘れずに!工事のお知らせで円滑な工事と良好な関係を築こう!

工事のお知らせは、近隣住民への配慮と円滑な工事進行のために欠かせません。お知らせの内容は明確かつ簡潔に、テンプレートを活用しながら作成しましょう。
また、戸建てなら向こう三軒両隣、マンションなら上下左右の住戸に挨拶するのが一般的です。工事による影響を丁寧に説明し、理解を求めることが大切です。日程変更の際は、速やかに再度お知らせを配布しましょう。これらのポイントを押さえて、円滑な工事と近隣との良好な関係を築いていきましょう。


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