• 更新日 : 2024年5月24日

お中元のお礼状の書き方は?メール・はがきの例文、遅れた場合を紹介

お中元の季節が近づくと、多くの企業では贈り物を準備します。しかし、お中元を受け取った後のお礼状の書き方については、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。この記事では、お中元へのお礼状の書き方、メール・はがきの例文、遅れた場合の対処法を詳しく解説します。

お中元のお礼状とは?

お中元は、日本の伝統的な風習で、夏の時期に恩人や取引先、親しい人たちへの感謝の気持ちを表すために贈り物を送る習慣です。まずは、送る時期とお礼状の必要性について確認していきましょう。

お中元を贈る目安の時期(地域別)

お中元を贈る適切な時期は地域によって異なります。一般的には、関東地方では7月1日から7月15日にかけて、関西地方では7月15日から8月15日までとされています。これは地域ごとの暦の違いや、文化的な背景に基づくものです。

また、近年では、6月下旬から7月中旬にかけて贈る人が多い傾向にありますが、贈る相手の地域の慣習に従うのが無難です。適切な時期にお中元を送ることで、季節の挨拶としての意味合いも強くなり、相手に対する配慮が感じられるでしょう。

お中元のお礼はお礼状で伝える

お中元を受け取った後、お礼状を送ることは非常に重要です。お礼状は、贈り主への感謝の気持ちを直接的に伝える手段として、受け取った喜びや感謝の気持ちを形にするものです。また、書面で感謝の意を示すことで、相手に対する敬意も表現されます。

お中元のお礼状のマナー

心のこもったお中元をいただいたからにはお礼状にもマナーを尽くすことが大切なことは言うまでもありません。ここでは三つのポイントを紹介します。

お礼状を出すタイミング

お中元を受け取った後、お礼状はなるべく早めに送ることがマナーとされています。理想的には受け取ってから1週間以内には送るようにしましょう。遅くともその月の終わりまでには届くようにすることが望ましいのです。

速やかにお礼状を送ることで、贈り主に感謝の気持ちを迅速に伝えることができ、礼儀正しさも印象付けられます。特にビジネスシーンでは、迅速な対応がさらに相手に対する敬意と誠実さを示すことにつながります。

お中元のお礼状を贈る方法

お中元のお礼状は、はがきや手紙、メールなど複数の方法で送ることが可能です。はがきや手紙であれば、手書きで心を込めて書くことが一般的です。特にビジネス関係では、正式な便箋を使用し、自筆で丁寧に書くことが推奨されます。

一方、最近ではデジタル化が進んでおり、メールでお礼状を送ることも一般的です。この場合、件名を明確にし、簡潔に感謝の気持ちを表現します。どの方法を選択するにしても、相手の立場や文化、慣習を尊重することが大切です。

お中元を贈った相手にもお礼状は必要?

通常、お中元を送った相手から何か返礼品やお礼の連絡があった場合には、改めてお礼の返事をする必要はありません。しかし、お中元を受け取った側が何らかの形で感謝の意を示してきた場合(電話連絡やメールなど)、それに対して簡単なお礼のメッセージを送ることは良い関係を維持するためにも効果的です。これにより、お互いに気持ち良い交流が保たれ、信頼関係の強化にもつながります。

お中元のお礼状、はがきでの書き方・例文

お中元を送ってくれた相手に対して、感謝の気持ちを適切に表現し、今後も良好な関係を築いていくためには、書き方を吟味することが大切です。まず、はがきでの書き方と例文を挙げて、ポイントを解説していきましょう。

はがきでの例文

拝啓 盛夏の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと存じます。
この度は格別のお心遣いを賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
いただいた〔商品名〕は、家族皆で大変美味しくいただきました。誠にありがとうございました。
日頃のご厚情に心より感謝しております。これからも変わらぬご指導とご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

敬具

令和○年○月○日
〔差出人氏名〕
〔住所〕
〔連絡先〕

頭語・時候の挨拶

はがきのお礼状を書く際には、「拝啓」という頭語を用いるのが一般的です。また、「盛夏の候」などの時候の挨拶を加えることで、季節を感じさせるとともに、相手への気配りを示すことができます。季節に応じた挨拶を入れることで、手紙がより丁寧で心温まるものになります。

相手の健康・安否について尋ねる

相手の健康や安否を気遣う言葉を入れることは、お礼状の中で非常に重要な部分です。これにより、相手への思いやりや人間関係を大切にする姿勢が表現されます。具体的には、「皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます」という文言を使うとよいでしょう。

お中元へのお礼

お中元を受け取ったことへの感謝を明確に述べます。「いただいた〔商品名〕は、家族皆で大変美味しくいただきました」と具体的な感謝の内容を記述することで、贈り物が喜ばれたことを伝えることができます。また、これにより贈り主も喜びを感じることが期待されます。

相手を気遣う言葉を添える

最後に、今後の関係を意識した言葉を添えることで、手紙はより心温まるものになります。例えば、「日頃のご厚情に心より感謝しております。これからも変わらぬご指導とご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます」といった文言は、相手への尊敬と今後も良い関係を続けたいという意志を表します。

結語

お礼状を締めくくるには「敬具」という結語を用い、手紙全体のトーンを整えます。

差出人と日付

お礼状の最後には差出人の氏名と住所、連絡先を記載し、日付を入れることで書かれた時期が明確になります。日付は特に重要で、お礼状がいつ書かれたかを示すため、相手が受け取った時の印象に影響します。日付は「令和○年○月○日」と具体的に記載することが一般的です。これにより、お礼状を受け取った相手は、贈り物を送ってからどれくらいの時間で感謝の返事が来たかを把握できます。

これらの要素を適切に配置し、心を込めて書くことが、お礼状を送る際の重要なポイントです。

お中元のお礼状をメールでの書き方・例文

ここでは、メールでの例文をもとに、基本の書き方を解説していきましょう。取引先と上司・目上の方の二つのケースを想定します。

取引先への例文

件名: お中元をありがとうございました

本文:

株式会社〇〇 御中

お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
この度は贈っていただいたお中元、誠にありがとうございました。
いただいた〔商品名〕は、社内で美味しくいただいております。

貴社とのご縁を大切に、これからも良い関係を築いていければと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

〇〇株式会社
〇〇
〔連絡先〕

解説
取引先に対するお礼状のメールでは、件名を明確にしてお礼の意図をすぐに伝えることが重要です。本文では、贈られたアイテムを具体的に述べることで、どの贈り物に対して感謝しているかを明確にします。また、ビジネスメールとして、簡潔かつ丁寧に書き、今後の関係の継続を願う言葉を添えることが望ましいのです。相手の時間を尊重し、短めにまとめつつも感謝の気持ちをしっかりと伝えることがポイントです。

上司・目上の方向けの例文

件名: お中元をありがとうございました

本文:
〇〇部長 様

いつも大変お世話になっております。〇〇です。
この度は、心温まるお中元を賜り、心より感謝申し上げます。
〔商品名〕を早速家族と共にいただき、皆でその味を楽しませていただきました。

お忙しい中、私事にもご配慮いただき、重ねてお礼申し上げます。
今後も部長様のご指導の下、精進して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

敬具

〇〇株式会社
〇〇
〔連絡先〕

解説
上司や目上の方に対するお礼のメールでは、敬語を用いて丁寧に表現することが最も重要です。件名を明確にし、本文では受け取った品に対する感謝を具体的に述べます。また、お中元を送ってくださったことへの感謝だけでなく、日頃の指導への感謝も表すことで、尊敬と感謝の気持ちを強調します。

お中元のお礼状が遅れてしまった場合の例文

遅れてしまったお礼状では、謝罪を適切に行いつつも、感謝の気持ちをしっかりと伝えることが重要です。それにより、遅延があったにもかかわらず、相手に対して礼儀正しく対応していることが伝わります。

本文:
拝啓 残暑の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。この度はお心遣いいただき、誠にありがとうございました。お礼を申し上げるのが遅れてしまい、大変申し訳ございません。〔商品名〕をいただき、心より感謝しております。
いただいた品々を家族皆で大変美味しくいただきました。今後とも変わらぬお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

敬具

令和○年○月○日
〔差出人氏名〕
〔連絡先〕

解説
お中元のお礼状が遅れた場合、まずはその事実に触れ、遅れたことへの謝罪を最初に行うことが重要です。遅れた理由を具体的に述べる必要はありませんが、遅延に対する誠実な態度を示すことが大切です。その上で、いただいた贈り物への感謝の気持ちを述べ、その品々がどれだけ楽しまれたかを具体的に伝えます。また、最後にはこれからも良い関係を続けていきたいという気持ちを表すことで、ポジティブな印象を与える努力が必要です。

お中元のお礼状のテンプレート、ひな形

本文でもお中元の例文をいくつか紹介しましたが、これ以外にもワードとエクセルでダウンロードすることができます。ぜひ、活用してください。

お礼状 – お中元(ワード) テンプレート | 給与計算ソフト「マネーフォワード クラウド給与」 (moneyforward.com)
お礼状 – お中元(エクセル) テンプレート | 給与計算ソフト「マネーフォワード クラウド給与」 (moneyforward.com)

お中元のお礼状を書く際のポイント

最後にお中元のお礼状を書く際のポイント、注意点についてまとめておきましょう。

三つのポイント

①時候の挨拶と敬語の使用
お礼状の始めには、時候の挨拶を入れることで季節感を表現し、礼儀正しさを示します。例えば「盛夏の候」という言葉を使うことで、夏の時期にふさわしい挨拶となります。また、敬語を適切に使用し、特に目上の人やビジネス関係の相手に対しては尊敬語や謙譲語を巧みに使い分けることが重要です。これにより、相手に対する敬意が表現され、印象も良くなります。

② 贈り物への具体的な感謝
お礼状では、どのような贈り物をいただいたのかを具体的に記述し、その品に対する感謝の気持ちを詳細に述べることが重要です。例えば「いただいた桃は、家族皆で楽しく味わいました」といった具体的な表現を使うことで、贈り物が実際にどのように使われ、喜ばれたかを伝えることができます。

③継続的な関係の希望を込めた言葉
お礼状の終わりには、今後も良好な関係を続けていくことへの希望を込めた言葉を添えるとよいでしょう。これにより、単なる礼状ではなく、今後の関係を重視する意志が伝わり、相手にも好印象を与えることができます。例文として「これからも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」といったフレーズが適しています。

お中元のお礼状を書く際の注意点

①速やかな送付
お礼状は、お中元を受け取ったらできるだけ早く送ることが礼儀です。前述のように遅れてしまった場合は、そのことに対する謝罪の言葉を加える必要があります。タイムリーに対応することが、相手への敬意を示す上で非常に重要です。

②書式と清潔感
はがきや手紙でお礼状を書く場合、清潔で無地の便箋を使い、汚れや折れがないことを確認してください。手書きの場合は、読みやすく美しい文字で丁寧に書くことが求められます。メールで送る場合も同様に、フォーマルな書式を心掛け、誤字脱字がないように注意しましょう。

③個人情報の取り扱い
お礼状には差出人の氏名や住所、連絡先を記載しますが、これらの情報が正確であることを確認し、適切に取り扱うことが重要です。特にビジネスの場合、相手の役職や部署名を間違えないようにするなど、細部にわたる注意が必要です。

相手を思いやる心で、お中元のお礼状を書こう!

お中元のお礼状は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、相手との関係を深める大切なコミュニケーションツールです。適切なマナーと表現を心掛け、相手の気持ちを考えながら書くことが大切です。また、遅れてしまった場合でも、適切な対応をすれば問題ありません。この記事が、皆様のお礼状作成の参考になれば幸いです。


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