- 更新日 : 2025年11月14日
給与振込申請書とは?書き方や口座変更の注意点(テンプレート付き)
給与の支給は手渡しが原則です(労働基準法第24条)が、一般的には振り込みによって給与が支払われることが多いです。
振り込みによる給与支給には労働者側の同意が前提となるため、給与振込届出書や給与振込申請書、給与振込口座届などの書類が必要です。これら書類の作成法や手続などについて、給与振込申請書テンプレートの紹介も含めて解説します。
目次
給与振込申請書とは?
給与振込申請書とは、労働者が金融機関にある自分の預貯金口座に振り込みによって給与を受け取ることについて承諾する文書です。労働基準法上、原則として給与は現金払いとされていることから(労働基準法第24条)、給与振込申請書がないと銀行振込での給与支給はできません。
給与振込申請書は、新しく会社に入社したときや、振込先の銀行口座を変更したいときなどに提出します。
以下では、その提出方法や振込先の変更方法について解説します。
提出方法や提出時期
給与振込申請書は、入社時や事前研修の段階で会社側から配布され、提出が求められます。この書類がないと銀行振込での給与支給ができないためです。
通常、給与振込申請書は郵送や直接手渡しで提出を求められます。また、提出時期についても記入用紙の配布と同時に指定されることが多いです。出し忘れや出し遅れによって給与の支払いが遅れてしまうことになるため、注意しましょう。
振込先を変更(口座変更)したい場合
はじめに指定した振込先から振込口座を変更したい場合には、再度申請が必要です。そのため、変更したい場合には早急に担当部署に申し出て、申請書類をもらいましょう。その際には、いつの給与から変更されるかについて確認すると良いでしょう。
この記事をお読みの方におすすめのテンプレート5選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気のテンプレートを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
基本の給与振込申請書テンプレート
給与振込に必要な最低限の項目だけをスッキリとまとめた、汎用性が高く使いやすいフォーマットです。
複雑な記入欄をなくすことで、従業員が迷わず記入できるようにし、ミスや確認の手間を減らしたい場合に適しています。
【総務記入欄あり】給与振込申請書テンプレート
従業員が記入する口座情報に加えて、事業所や人事総務の担当者が自由にメモなどを記入できる通信欄を設けたフォーマットです。
書類の受領日や確認事項など、実務を進めるうえで必要な情報を少し書き残しておきたい場合に役立ちます。。
【届出種別項目あり】給与振込申請書テンプレート
申請の理由として「入社」「転居」「改姓」などを選択できる項目が用意されたフォーマットです。
どのような経緯で手続きが行われたのかをひと目で把握できるため、社内での状況確認や情報の整理をスムーズに進めたい場合に適しています。
【備考欄あり】給与振込申請書テンプレート
基本的な口座情報の記入欄に加えて、状況に合わせて自由に使える「備考欄」を設けたフォーマットです。
補足事項の記載や実務上の控えなど、用途を限定せずに情報を書き残したい場合に便利です。
【ワード形式】給与振込申請書テンプレート
Word形式のため、必要に応じて記載内容を編集して使用することが可能です。
シンプルな作りですので、印刷してそのまま配布するなど、状況に合わせて柔軟に活用いただけます。
給与振込申請書のテンプレート・ひな形
給与振込申請書は、現金支給にこだわる企業でない限りすべての労働者が提出するものです。
そのため、エクセル等で作成されたテンプレートやひな形を用いると便利です。給与振込申請書のテンプレートについては以下のページからダウンロードしてください。
給与振込申請書の書き方
給与振込申請書の様式に定めはありません。会社ごとに決められた様式があれば、それに基づいて記載しましょう。
給与振込申請書には、特に以下の事項の記載が必要です。
- 提出する日付
- 宛名
- 提出者の情報(所属、社員番号、氏名など)
- 振込口座情報(金融機関名、口座番号、名義人名など)
会社によっては金融機関が指定されていたり、特定の金融機関への振り込みが認められなかったりすることがあるので注意が必要です。また、ゆうちょ銀行については別枠で記載が必要とされることがあります。
支店名を記載する際、場合によっては支店番号の記載も必要となるため確認が必要です。預金の種類は「普通預金」もしくは「当座預金」を記載します。口座番号の記載に際して、ゆうちょ銀行の場合には記号番号の明記も求められることがあるため、事前に情報を把握しておくと良いでしょう。
なお、名義人は必ず給与の受取人である労働者本人でなければなりません。

給与振込申請書を作成する際の注意点
給与振込申請書の作成に際しては、何よりも正確な情報を記載することが重要です。記載ミスがあると、給与がうまく振り込まれなかったり、振り込みが遅れたりしてしまうため注意が必要です。特に、口座番号や名義人表記の方法(漢字かカナかなど)について注意しましょう。
また、給与振込申請書は、労働基準法とも関わる重要な書類です。そのため、記載した事項について訂正するときには、二重線と訂正印で訂正する必要があります。
給与振込申請書は口座で給与を受け取るために必須
給与振込申請書とは、金融機関の口座への振り込みによって給与を受け取ることについて、労働者が承諾の意を示す文書です。この書類がないと、法律上も振り込みで給与の受け取りができないほどに重要な書類です。
一般的には、新しく会社に入社したときや、振込先の口座が変更になったときなどに提出します。
給与振込申請書には、情報を正確に記載するとともに、提出方法や提出期日を遵守しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
-
# 給与計算
家賃補助は課税対象になる?非課税になるケースや課税額などを解説
家賃補助は課税対象になる? 現金支給の家賃補助は給与所得に含まれ、所得税・住民税・社会保険料の課税対象になります。 所得税法第28条で給与所得とされ、支給額が増えるほど税負担も増え…
詳しくみる -
# 給与計算
固定残業代とは?計算方法やメリットを解説
日本では長年にわたって長時間労働が問題になっており、近年は固定残業代を巡って裁判になるケースが増えています。 固定残業代とは、どのような制度なのでしょうか。 本稿では、固定残業代の…
詳しくみる -
# 給与計算
年収に家賃補助は含まれる?非課税になるケースや支給条件などを解説
家賃補助は年収に含まれ、課税対象になる? 現金支給の家賃補助は給与の一部として年収に含まれ、所得税・住民税・社会保険料の対象となります。 現金支給は標準報酬月額に反映され、社会保険…
詳しくみる -
# 給与計算
60歳以降の再雇用、給与の目安は?決め方や下がる理由、違法となる場合を解説
60歳以降も働き続ける再雇用制度を利用する方が増えていますが、多くの人が気にするのは、再雇用後の給与ではないでしょうか。定年前よりも減額されることが一般的ですが、どのくらい下がるの…
詳しくみる -
# 給与計算
海外赴任中の従業員からも住民税を徴収する?課税・非課税となる条件やタイミングを解説
海外赴任中の従業員の住民税は、いつ課税される? 海外赴任中の住民税は、原則として1月1日時点で日本に住所があるかどうかで決まります。 1月1日に国内居住で課税 1年以上赴任は非居住…
詳しくみる -
# 給与計算
退職金前払い制度とは?企業と従業員のメリット・デメリットを徹底解説
退職金は、一括で支払う「退職一時金制度」だけでなく、分割して毎月支払う「退職金前払い制度」もあります。前払いの場合は一度に大きな金額を負担することがないため、企業にとってのメリット…
詳しくみる





