• 更新日 : 2023年9月12日

会社説明会アンケートの質問例や書き方、回収率を高めるポイントを解説

会社説明会アンケートの質問例や書き方、回収率を高めるポイントを解説

企業が新卒採用を行う際、会社説明会を開催することは半ば常識となっています。加えて、最近では、会社説明会の後に参加者に対してアンケートを実施する企業も増えてきました。

この記事では、会社説明会アンケートの基礎知識のほか、質問例、回収率を高めるためのポイントなどについて解説していきます。

会社説明会のアンケートとは?

会社説明会のアンケートとは、会社説明会に参加した就活生に対して、自社に対する印象や感想、志望度合いなどを聞くためのアンケートのことです。参加者の感想やニーズを把握し、会社説明会の改善や採用活動の効果測定に役立つツールと位置づけることができるでしょう。

会社説明会アンケートを実施する企業が増えているのは、その重要性が認識されるようになってきたからです。

会社説明会アンケートは、自社に興味や関心を持っている就活生に対してアピールできる場でもあります。アンケートの回答内容から、自社が求める人材の特徴や志望度を見極めることができます。

会社説明会アンケートをするメリット

ここでは、会社説明会アンケートを実施するメリットについて詳しくみていきましょう。4つのメリットを挙げることができます。

自社のどこに魅力を感じたのかを知ることができる

会社説明会アンケートを実施することにより、就活生が自社に興味を持った理由や、印象に残ったポイントを知ることができます。これにより、自社の強みや魅力を再確認したり、採用活動の訴求ポイントを見直したりすることができます。

会社説明会のアンケートでは、就活生に自社に対する魅力や興味のある部分を具体的に尋ねます。これらの回答を分析することで、自社が就活生にどのようなイメージを与えているか、どのような点が評価されているかを知ることができます。

また、就活生のニーズや傾向を把握することもできます。これらの情報は、自社の採用ブランディングやマーケティングに役立ちます。

就活生の志望度合いや他社の選考状況を把握できる

会社説明会のアンケートでは、就活生に自社への志望度合いや他社との比較を尋ねます。これらの回答を分析すれば、就活生が自社にどれくらい志望しているか、他社と比較してどう思っているかを知ることができます。これにより、自社にマッチする就活生を見極めたり、採用戦略を立てたりすることができます。

また、就活生がどのような基準で企業を選んでいるか、どのようなタイミングで選考に進んでいるかを知ることもできます。これらの情報は、その後の自社の採用戦略やターゲティングでも重要なデータとなります。

会社説明会の満足度を知ることができる

会社説明会のアンケートでは、就活生が会社説明会に対してどれくらい満足しているか、どんな感想を持っているかについての設問を設けます。

会社説明会全体や各項目に対する満足度や感想によって、自社が就活生にどれくらいよい印象を与えているか、どれくらい期待に応えているかを知ることができます。また、就活生が会社説明会に求めていることや感じていることを把握することもできます。こうした情報は、自社のイメージやブランド力を測るうえで非常に重要です。

今後の会社説明会の改善点を見つけることができる

会社説明会のアンケートでは、就活生に会社説明会で不満だった点や改善してほしい点を質問します。

これらの回答からは、自社の会社説明会における問題点や課題点を知ることができでしょう。また、就活生が会社説明会に望んでいることや必要としていることを知ることもできます。これにより、今後の会社説明会の内容や運営方法を改善することができます。

会社説明会アンケートによくある質問例

では、会社説明会アンケートによくある質問例を具体的に挙げてみましょう。上記のメリットの視点から整理していきます。

自社のどこに魅力を感じたのかを知るための質問

「自社の事業内容やビジョンに共感した」「自社の社風や働き方が魅力的だった」「自社の社員の話が印象的だった」など、選択肢を設けて、回答を求めるのが一般的です。

就活生の志望度合いや他社の選考状況を把握するための質問

例えば、「自社は第一志望ですか?」「他社と比べて自社はどう思いますか?」「他社の選考状況はどうですか?」などの質問が考えられます。

会社説明会の満足度を知るための質問

「会社説明会全体に対する満足度は何点ですか?」「会社説明会の内容や時間配分は適切でしたか?」「会社説明会で聞きたいことは聞けましたか?」「会社説明会後に自社への興味は変わりましたか?」などの質問を挙げることができます。また、「よかった」「普通」「よくなかった」などの選択肢を設ける場合もあります。

今後の会社説明会の改善点を見つけるための質問

例としては、「会社説明会で不満だった点は何ですか?」「会社説明会で改善してほしい点は何ですか?」「会社説明会で聞きたかったことは何ですか?」などの質問があります。

その他の質問

以上、4つのメリットの観点から質問例を挙げましたが、これ以外にも一般的に次のような質問もよく設けられています。

①会社説明会に参加した理由

「業種・業界に興味があったから」「事業内容に興味があったから」「知人・友人・先輩に紹介されたから」などからの選択式。

②役立ったプログラム

「経営陣の話」「会社概要・事業内容の説明」「労働条件・教育訓練制度・福利厚生の説明」「グループ座談会」などからの選択式。

③興味のある職種

「営業」「事務」「研究開発」などからの選択式。

④入社後にやりたいこと

自由記入欄として設けるのが一般的です。

会社説明会アンケートのテンプレート

汎用的に使用できる会社説明会アンケートのテンプレートは、以下リンクからダウンロードできます。

無料で、利用制限なく自由にご利用いただけます。ぜひご活用ください。

会社説明会のアンケート回答率を上げるには?

企業側がアンケートの質問事項を熟慮して設けても、就活生がしっかりと回答したうえ、提出してくれなければ意味がありません。

会社説明会アンケートの回答率を上げるにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、いくつかポイントを紹介します。

選考への影響を明記する

会社説明会に参加した学生は、自分の選考にどのように関係するか気になっています。アンケートに回答することで、選考の優先順位や志望度などが評価されるということを明記することで、回答意欲を高めることができます。

設問数を多くしすぎない

アンケートの設問数が多すぎると、学生は回答するのに時間や労力がかかると感じてしまいます。その結果、回答を断ったり、適当に回答したりする可能性が高まります。設問数は必要最低限に抑えて、回答しやすいように工夫しましょう。

匿名にする

アンケートは匿名であることを明示することが重要です。学生は自分の個人情報や意見が会社に知られてしまうことを恐れて、正直な回答を控えるかもしれません。匿名であれば、学生は安心して本音を伝えることができます。

アンケートの目的や意義を伝える

アンケートに回答することで、会社の改善や学生のニーズに応えることができるということを伝えることで、学生の協力意識を高めることができます。

アンケートの回答時間を明示する

アンケートの回答にかかる時間が短いことを明示することで、学生は回答するのに負担を感じにくくなります。例えば、「1分以内で回答できます」というように書くと効果的です。

効果的な会社説明会アンケートの作成方法について知っておこう!

会社説明会アンケートの基礎知識のほか、質問例、回収率を高めるためのポイントなどについて解説してきました。

会社説明会アンケートには、さまざまなメリットがあります。最大限の効果を上げるために、ポイントを押さえてアンケートを作成しましょう。

よくある質問

会社説明会でアンケートをするメリットについて教えてください

就活生が自社に感じる魅力や志望度合いなどを知ることができます。詳しくはこちらをご覧ください。

会社説明会アンケートのよくある質問例は?

「自社は第一志望ですか?」「会社説明会全体に対する満足度は何点ですか?」「会社説明会で聞きたかったことは何ですか?」などの質問があります。詳しくはこちらをご覧ください。


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