- 更新日 : 2025年12月8日
セカンドキャリアとは?年代別の目的や具体例、企業が採用するポイントを解説
セカンドキャリアとは、第二の人生における職業を意味する言葉です。人生の大きな節目を迎えた人が自身のキャリアについて向き合い、将来を見据えたキャリア設計を意識するという動きが広がっています。
ここでは、30代・40代・50代と年代別のセカンドキャリアのポイント、採用の際の注意点について解説します。
目次
セカンドキャリアとは
セカンドキャリアとは、「第二の人生における職業」を意味する言葉です。もともとは、プロスポーツ選手の引退後のキャリアを指して使われた用語でした。また、会社を定年退職したあとや、出産や育児を終えた人の、「その後の生活」を指して使われることもあります。セカンドキャリアとは、人生の大きな節目を迎えた人が、自身のキャリアについて向き合う言葉なのです。
「人生100年時代」と呼ばれる現代では、セカンドキャリアは将来を見据えたキャリアアップ、キャリア設計という意味で使われることも増えてきています。ライフステージを意識しながら、人生を豊かにするため、セカンドキャリアを意識する風潮が広まっています。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
基礎のすべてがよくわかる!タレントマネジメント入門ガイド
タレントマネジメントは従業員一人ひとりの能力を引き出し、限られた人材で成果を最大化するための戦略として注目されています。
本資料では、タレントマネジメントが企業にもたらすメリットや具体的な実践のステップについて解説します。
従業員の見えない不満や本音を可視化し、従業員エンゲージメントを向上させる方法
従業員エンゲージメントを向上させるためには、従業員の状態把握が重要です。
本資料では、状態把握におけるサーベイの重要性をご紹介いたします。
エンゲージメントサーベイを用いて、離職防止を推進する⽅法
離職防止には従業員エンゲージメントの向上が効果的です。そのために、従業員の状態把握が必要です。
本資料では、従業員の状態を把握する具体的な手段としてマネーフォワード クラウドサーベイをご紹介します。
【テンプレート】育成計画書(エクセル)
従業員の育成計画書の準備は進んでおりますでしょうか。
本資料は、すぐにお使いいただける育成計画書のExcelフォーマットです。ぜひダウンロードいただき、貴社の人材育成にご活用ください。
年齢別のセカンドキャリアの目的・具体例
セカンドキャリアを考える際、年代別に意識するべきポイントが異なります。一般的な傾向として、年齢別のセカンドキャリアの目的・具体例について紹介します。
30代のセカンドキャリア
30代は、これまでの若手社員から一皮むけて、責任を負うポジションに就く年齢です。入社後10年近く経過すれば、チームリーダーや係長など、現場で中心的な役割をこなしていることが多いでしょう。心身ともに充実し、現場での専門性を磨いたり、管理職などのマネジメントに興味を抱いたりと、30代は職場でのキャリアの一層の飛躍に情熱を持つ年代です。
また、30代は、結婚や出産、育児などの人生の節目を迎える人も多くいます。そのため、生活スタイルの変化に合わせてキャリアを見直す人もいるでしょう。30代は、これまでのキャリアを見直しし、自身の長所や積み重ねたスキルを活かしてさらなるステップアップを図るためのキャリアの転身にも役立ちます。
40代のセカンドキャリア
40代は、ベテランとも呼ばれる年代であり、役職に就く人も少なくありません。しかし、中には「このままでいいのか」と、セカンドキャリアを考える人も多くいます。転職や別分野への挑戦をするのであれば、「40代のうちに」と焦りを感じる人もいるでしょう。
40代のセカンドキャリアは、50代・60代を見通してのスキルアップがポイントです。子どもがいる世帯であれば、増加する学費に備えて年収アップを図りたいと考える人も多くいるでしょう。自身の興味がある分野に関する新たなスキルを獲得し、長期的なキャリアを築くための挑戦ができる年代でもあります。
50代のセカンドキャリア
50代のセカンドキャリアの大きな目的は、定年後の働き方です。企業によっては、早期退職制度の対象となることもあります。60代、定年後を見据え、将来どのように働きたいのかを考えなければならない年代であり、社会的なつながりをもとめ転職をするケースもあります。
企業がセカンドキャリアを採用するメリット
セカンドキャリアの採用により、経験豊富な人材が持つ熟練のスキルを自社に取り入れることが可能になります。また、採用の幅を広げることで、人手不足や人材不足の解消につながるといったメリットが期待できます。
熟練の経験や知識を活用できる
中堅~シニア層のセカンドキャリアの人材は、さまざまな経験を有しています。これまでの日本企業の採用では、若手人材のほうが「育つ」「伸びしろがある」と重視される傾向がありました。セカンドキャリアの採用は、こうした若手を育てる観点とは別のものです。経験や知識が豊富な人材を積極的に採用することで自社に新しい風を取り込み、職場の活性化を図ることを期待する企業もあります。
また、違う業界や職種から転職してきた人材であっても、長年の社会人経験で培ったものをもとに活躍するケースが少なくありません。仕事上の経験・知識が豊富だからこそ、企業にとってセカンドキャリアの人材は貴重な存在といえます。
人手不足や人材不足の解消につながる
セカンドキャリアの採用は、人手不足の解消につながります。採用が難しい職種や、慢性的に人手不足の職種の場合、セカンドキャリアの人材を採用の候補にいれることで、採用の対象範囲を広げることができます。
また、人材不足で悩んでいる企業も多いでしょう。これまで、働き方や条件、スキルなどで自社の重要な業務を任せられる人材が見つからなかったケースでも、セカンドキャリアという新たな市場にアプローチすることで、これまでとは異なる人材を採用することが可能です。
企業がセカンドキャリアを採用する際の注意点
セカンドキャリアの採用では、入社後に活躍してもらうため、以下の点に気を配りましょう。
誰もが働きやすい環境を整備する
柔軟な働き方は、セカンドキャリアの人材の活躍の場を広げます。たとえば、女性の結婚や出産後のセカンドキャリアの採用では、勤務体系や勤務時間が選べるといったフレキシビリティが効果的です。リモートワークやワーケーションなど、働く場所にこだわらない就業体系は、ワークライフバランスを重視する人材の採用につながります。
特に、シニア層などのセカンドキャリアを採用する場合には、環境整備を通じて仕事の負荷を減らすことが重要です。現場業務のシステム化、デジタル化などを図ることによって、従業員の体力的な負担を軽減することができます。パソコンやアプリといった業務上のシステムの扱いに慣れていない人材に対しては、入社後の研修を充実させましょう。
勤務体系や制度、働く環境など、さまざまな観点から、働きやすい職場づくりに取り組むことが重要です。
評価制度を見直す
シニア・ミドルのセカンドキャリアでは、専門性が重視されやすい傾向にあります。即戦力人材は、どの企業にとっても欲しいところでしょう。しかし、評価ポイントに「ポテンシャル」や「マネジメント能力」などを加えることで、自社が求める人材の活躍の場が広がります。
シニアのセカンドキャリアのなかにも、「新しい分野に挑戦したい」という意欲を持っている人もいます。セカンドキャリア人材を想定した、評価制度や配属体制を構築しましょう。
企業の力となるセカンドキャリア
少子高齢化や働き方の多様化といった流れを受け、セカンドキャリアへの注目度が高まっています。経験豊富で知識のあるセカンドキャリア人材は、企業にとって即戦力となる可能性を秘めているのです。
一方、キャリアに求めるものは、人それぞれ異なります。働き方や職場環境の整備を通じて、さまざまな人が働きやすい職場づくりを実現しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
ムーンショット目標とは?制定された背景や企業との関わり
ムーンショット目標とは、内閣府の政策の一つであるムーンショット型研究開発制度において掲げられている、9つの目標のことです。日本が抱える問題を解決するために破壊的イノベーションの創出を目指す目標で、2024年または2050年までの実現を目指し…
詳しくみるオンボーディングプログラムとは?定義・メリット・事例で学ぶ設計のポイント
オンボーディングプログラムとは、新入社員が職場に早期に適応し、自律的に成果を出せるよう支援する体系的な取り組みです。本記事では、新卒・中途いずれにも活用できる視点から、定義や導入メリット、実際の事例を交え、設計時に押さえておきたいポイントを…
詳しくみる部下の休職は上司の責任になる?対応方法や休職を未然に防ぐ対策とは
部下が休職を申し出たとき、上司としてまず頭をよぎるのは「どう対応すべきか」「自分の責任ではないか」といった不安ではないでしょうか。しかし、不安を感じながらも、休職の申し出があった時点から、上司の適切な対応が部下の回復と組織の安定を大きく左右…
詳しくみる福利厚生と健康経営とは?制度の種類・違い・導入メリットをわかりやすく解説
企業にとって、優秀な人材の採用・定着や生産性の向上を図るうえで、「福利厚生」と「健康経営」はますます重要なテーマとなっています。従業員の働きやすさや健康を支える制度として注目される福利厚生には、法律で義務付けられたものと、企業が独自に整備す…
詳しくみる中途採用「優秀すぎる人」のリスクと見極め方!採用後に失敗しないポイントとは?
中途採用で「優秀すぎる人」を獲得できたのに、入社後に「期待外れ」と感じたことはありませんか。スキルや実績だけで判断すると、組織への適応力やコミュニケーション能力の不足で、採用後にミスマッチが生じることがあります。本記事では、優秀な人材を採用…
詳しくみるヘッドハンティングとは?引き抜きとの違い、会社に採用する流れや注意点
ヘッドハンティング、その名前からも想像できるように、まさに「頭を狩る」採用手法です。日本の企業界において、ヘッドハンティングはますます注目を集めています。しかし、一般的な採用プロセスとは異なり、その手法やメリット、デメリットについて理解して…
詳しくみる


-e1761040031323.png)