• 更新日 : 2024年10月25日

法要の招待状が届いた時の返信はがきの書き方は?無料テンプレートつき

法要の案内状や招待状が届いた場合には、どのように返信すればよいのでしょうか。慣れていないため、どのような書き方をすればよいか分からない方も多いでしょう。

当記事では、法要の招待状の返信について、文例を交えて解説します。無料で使えるテンプレートも紹介しますので、ぜひご活用ください。

法要の招待状・挨拶状・案内状とは?

仏教徒の多い日本では、亡くなった方の冥福を祈るために法要を営みます。その際の案内として、執り行う日付、場所等が記載された招待状や挨拶状、案内状が送られて来る場合があります。出欠の意思を伝えるためには、これらの招待状等に返信することが必要です。できるだけ早めに返信することが望ましいですが、同時にマナーを守った正しい書き方であることも必要とされます。

法要に出席する場合の返信はがきの書き方・文例は?

法要へ出席する場合には、返信はがきの表の宛名の下に記載された「行」「宛」といった謙譲表現に斜め二重線を引いて消すことが必要です。その左横に、敬語表現である「様」を書き添えます。

返信はがきの裏側には、「御出席」と「御欠席」が印刷されているはずです。「御出席」の「御」の文字は、斜め二重線で消したうえで「出席」を◯で囲みます。次に隣にある「御欠席」の文字を、縦の二重線で消しましょう。「出席」を〇で囲むだけでなく、その下に「させていただきます」といった文面を追記しておけば、相手に対してより丁寧な印象を与えられるでしょう。

返信はがき左側に記載された「御住所」も同様に「御」を消し、「御芳名」については、「御芳」の二文字を消す必要があります。「御」を消すだけでは足りないことに注意してください。

文例

返信はがきがない場合には、文章等で出席の意思を伝えます。口頭でもかまいませんが、近時であれば、メールでの返信も可能です。しかし、文章のほうがより丁寧な印象を与えられるため、できる限り文章での返信をおすすめします。

出席の際の文例は、以下の通りです。

謹啓 このたびは○○様の〇周忌法要の御案内を賜り、感謝申し上げます。

○○と○○の二名にて、出席いたします。

当日は、何卒よろしくお願い申し上げます。 謹白

〇〇年〇〇月〇〇日

〇〇

法要に欠席する場合の返信はがきの書き方・文例は?

欠席の場合も返信はがきの表面には、出席の場合と同様の処理を施します。そのうえで、「御欠席」の「御」の文字に斜め二重線を引き、「欠席」に〇を付けます。また、「させていただきます」といった文面を追記したほうが好ましいことも同様です。「御住所」や「御芳名」についても出席の場合と同様に処理してください。

文例

出席の場合と同様に、欠席の場合の文例を紹介します。

謹啓 このたびは〇〇様の〇回忌法要につきまして、御案内くださりありがとうございます。

法要当日は〇〇と〇〇ともに、都合が付かないため、まことに残念ながら欠席いたします。

暑さの厳しくなる季節ですが、皆様におかれましては、どうぞご自愛ください。 謹白

〇〇年〇〇月〇〇日

〇〇

法要の返信はがきに使える無料テンプレート

法要等は経験がなければ、何をすればよいのか分からないものです。法要の返信はがきを送りたくても、どのような文面にすればよいか分からない方も多いでしょう。そのような場合には、テンプレートの利用が便利です。無料で使用可能なテンプレートを紹介しますので、ぜひご利用ください。

参考:

法要返信用はがき(エクセル)|マネーフォワード クラウド給与

法要返信用はがき(ワード)|マネーフォワード クラウド給与

法要の返信はがきで注意すべきマナーは?

法要の返信はがきでは、「御」などを消したうえで、出欠の意思を示すことがマナーです。これは、記入すべき本人が、自分に対して敬語表現を使うことは、適切ではないとの考え方から来ています。日常生活では、あまり気にしないかもしれませんが、このような部分をおざなりにしてしまうと、周りからの評価を落とすことになりかねません。

欠席する際には、返信はがきがある場合でも、それとは別にお詫びの手紙を送ると、相手により丁寧な印象を与えられます。その際には、欠席する場合に紹介した文例が参考となるでしょう。また、病気を理由に欠席する場合であれば、具体的な病名は伏せなければなりません。具体的な病名が分かってしまうと、相手に余計な心配を掛けてしまいかねないからです。

返信はがきがない場合には、メールで出欠の返信を行うことも可能ですが、相手が確認できない場合もあります。相手に対して、確実に意思が伝わる電話で出欠を伝えたほうがよいでしょう。早めの返信もマナーですが、伝わらなければ意味がありません。

ルールを守った返信を

経験がなければ、法要でのマナーなどは分からないものです。しかし、知らなかったでは済まされない場合もあります。自身の評価を思わぬところで下げてしまわないためにも、当記事を参考にマナーを把握して、正しい返信を行ってください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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