- 更新日 : 2026年3月31日
厚生年金は国民年金に上乗せできる?企業年金も合わせて解説!
厚生年金や国民年金は公的年金です。では、企業年金は公的年金なのでしょうか。企業年金と厚生年金や国民年金との関係性、厚生年金と国民年金との関係性はどうなっているのでしょうか?
また、老齢年金の受給額を増やすにはどうすればよいのか、悩むかもしれません。そこで今回は、厚生年金は国民年金に上乗せできるのかと、企業年金について解説します。
目次
厚生年金は国民年金に上乗せできる?
厚生年金保険に加入している会社員や公務員は、厚生年金と国民年金に加入していることになります。よって、基礎年金に厚生年金が上乗せされた形で年金を受給できます。
そもそも厚生年金および国民年金とは
厚生年金保険は、常時従業員を使用する法人(会社等)に勤務している70歳未満の一定の人が加入する制度です。
国民年金は、日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の人が加入する年金制度です。加入者は主に自営業者や農業、漁業に従事している方、学生および無職の方、それらの方に扶養されている配偶者になります。
企業年金との違い
厚生年金保険や国民年金は公的年金制度です。
企業年金は、この公的年金とは異なり会社が福利厚生の一環として提供する任意の年金制度です。会社が社員に対して年金を支給する仕組みになっています。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
社会保険・労働保険の手続きガイド ‐入社・退職・異動編‐
入社や退職に伴う社会保険の手続きは多岐にわたり、ミスが許されません。特に厚生年金や健康保険は従業員の将来の給付や医療に直結するため、正確な処理が求められます。
手続きの不備でトラブルになる前に、本資料で社会保険・労働保険の正しい手順や必要書類を確認しておきませんか?
社会保険・労働保険の実務完全ガイド
これ1冊でしっかり網羅!社会保険および労働保険は、従業員の生活上・労働上のリスクに備えるための公的保険制度です。
本資料では社会保険・労働保険で発生する各種手続き方法を、入社・退職時や妊娠・出産時などのシーン別にまとめました。
健康保険・厚生年金保険 実務ハンドブック
健康保険・厚生年金保険の基本ルールをはじめ、手続きの仕方やよくあるミスへの対処方法について解説した実用的なガイドです。
年間業務スケジュール一覧も掲載しているので、ぜひご活用ください。
社会保険の手続きでよくあるミス 対処方法と防止策10選
社会保険の手続きは、ひとたびミスが生じると適切な対処方法がわからず対応に苦慮するケースが多いものです。
本資料では社会保険手続きでよくあるミスをシーン別に取り上げ、対処方法をステップにわけて解説しています。
厚生年金を上乗せで受給できる条件とは?
例えば老齢厚生年金の場合、老齢基礎年金を受け取ることができる方に厚生年金の加入期間があり、なおかつ受給要件を満たしている場合に、老齢基礎年金に上乗せして受給することができます。
また、受給できる年齢も、原則は65歳からですが、一定の要件を満たしている場合は、65歳までは特別支給の老齢厚生年金を受けることができます。
年金の受給額を増やす方法
将来受給できる年金の受給額を増やす方法として、自分で増やす方法があります。どんな方法があるか見ていきましょう。
国民年金に任意加入する
保険料納付済期間が老齢基礎年金を満額受給できるだけの40年に満たない場合、60歳から65歳までの間で国民年金に任意加入することにより、保険料納付済期間を40年に近づけることで年金額を増やすことができます。
付加年金に加入する
国民年金に任意加入している間は、付加年金に入ることができます。国民年金保険料を納付する際に毎月400円の付加年金の保険料を上乗せして納付することで、将来受給する老齢基礎年金に200円×保険料納付済月数分の付加年金を受給して年金額を増やすことができます。
60歳以降も厚生年金保険に加入する
厚生年金の加入期間は、国民年金にも加入していることになります。厚生年金は70歳まで加入して保険料を納付することができます。よって、60歳以降も厚生年金保険に加入することにより将来受給できる年金額を増やすことができます。
年金の繰下げ受給
公的年金の受給年齢は原則65歳からですが、受給開始時期を66歳以降75歳まで繰り下げることにより受給できる年金額を増やすことができます。
繰下げ受給の場合、受給開始月を1カ月遅らせるごとに年金額が0.7%ずつ増加し、最大で75歳まで繰り下げることにより、年金額が84%増加します。
厚生年金は国民年金に上乗せできます
今回は、厚生年金を国民年金に上乗せして受給できるかどうか、また、将来受給できる年金額を増やすことができるかなどについて見てきました。
厚生年金は受給要件を満たして受給することができれば、国民年金に上乗せして受給することができます。間違えないように再度確認しましょう。
よくある質問
厚生年金を国民年金に上乗せして受給することは可能でしょうか?
年金制度は「2階建ての年金制度」と言われます。国民年金を1階部分、厚生年金保険を2階部分と呼びますので、2階部分の厚生年金の受給要件を満たせば国民年金に上乗せして受給することが可能になります。詳しくはこちらをご覧ください。
厚生年金の上乗せ受給をするための条件について教えてください
老齢厚生年金を例に挙げますと、老齢基礎年金を受け取ることができる方に厚生年金保険の加入期間があり、なおかつ老齢厚生年金の受給要件を満たしている場合に、老齢基礎年金に上乗せして受給することができます。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
-
# 社会保険業務
国民年金加入期間は何年必要?受給資格や満額に足りない時の対処法
自身の年金記録について詳細を確認する機会は意外と少ないかもしれません。ふとした瞬間に、過去の未納期間や免除期間が将来の受給にどう影響するのか、あるいは今の納付ペースで受給資格を十分…
詳しくみる -
# 社会保険業務
随時改定に残業代は含む?標準報酬月額との関係や社会保険料に与える影響を解説
残業代が増減した場合、随時改定の対象になるのか疑問を抱く方もいるでしょう。 結論、残業代の増減だけでは随時改定の対象にはなりません。ただし、支給割合や固定残業代に変更があった場合は…
詳しくみる -
# 社会保険業務
副業すると社会保険料が増える?社会保険加入時に注意すべきポイントを解説!
働き方改革が推進され、多様な働き方の一つとして副業・兼業のダブルワークを認める企業が増えています。「自身の能力を一つの企業にとらわれず幅広く発揮したい」という想いから前向きに検討し…
詳しくみる -
# 社会保険業務
マイナ保険証はいつから義務化する?必要な準備や、人事労務担当者の注意点を解説
2024年12月2日から、現行の健康保険証が廃止され、マイナ保険証への移行が本格化しました。しかし、「マイナ保険証って何?」「いつから義務化されるの?」「マイナンバーカードを持って…
詳しくみる -
# 社会保険業務
社会保険料の負担割合とは?計算方法や注意点を解説!
給与から控除する健康保険、厚生年金保険、雇用保険などの保険料は、従業員が全額自己負担するのではなく、労使双方が負担して納付します。負担割合は、社会保険の種類や業種によって異なります…
詳しくみる -
# 社会保険業務
育児休業期間はいつから?取得期間の計算も解説!
育児休業制度を利用している従業員は手厚い支援を受けています。育児休業制度は、育児と仕事を両立できるようにしていく制度ですが、この育児休業はどのくらいの期間を取得できるのでしょうか。…
詳しくみる



