- 更新日 : 2025年12月9日
内定通知書とは?無料テンプレート付き!記入例、採用通知書との違い
内定通知書とは、求人に対する応募者のうち選考の結果採用が内定した者に送付する通知書のことです。内定通知書に対する内定承諾書を受け取ると労働契約が締結されたことになり、会社から一方的に取り消すことはできなくなります。内定通知書には、希望通りの人材確保が可能になる、内定者のモチベーションアップを図れるというメリットがあります。
目次
内定通知書とは?
採用選考後は、応募者に結果を知らせる必要があります。内定通知書は、採用が内定した入社志望者に対して、その旨を通知するために送付する書類です。内定通知書とは何か、目的や送付するタイミング、送付方法について説明します。
内定通知書の法的効力
内定通知書を作成し、採用が内定した者に対して交付することを規定している法律はありません。義務として課せられていないため、内定通知書の作成・交付を行わない会社もあります。会社が内定通知書を交付し、内定通知書を受け取った者が内定承諾書を会社に提出した場合は、内定が成立します。労働契約(始期付解約権留保付労働契約)が結ばれたことになり、会社が一方的に取り消すことはできなくなります。
内定通知書を送付するタイミング
内定通知書は法律の規定によって作成・交付されるものではないため、いつまでに送付しなければならないという期限はありません。しかし、遅すぎると内定者が他企業に入社する恐れがあるため、一般的には採用が決定したら直ちに送付します。多くの場合、最終選考から10日以内に送付します。
内定通知書の送付方法
内定通知書は郵便事故で不達とならないよう、一般的には書留や簡易書留、配達記録といった証拠が残る手段で送付します。他の手段で送付しても問題はありませんが、電話連絡した場合は相手にすぐにつながるとは限らない、会話の内容が残らないために言った・言わないでトラブルになる恐れがあります。メール連絡とする場合も未読のままになったり、誤送信したりする可能性があるため、あらかじめメールで連絡する旨を伝えておくといった対策が必要です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
住居に関する福利厚生が採用を救う 採用改善ガイドライン
人材確保は多くの企業にとって大きな課題ですが、そんな中にあっても順調に採用を進め、人材を定着させている企業も存在します。では人材確保がうまくいかない企業の場合、その原因はいったいどこにあるのでしょうか。
3つの原因と、それを解決する福利厚生の具体的な内容まで、採用に役立つ情報を集めた資料をご用意しました。
入社手続きはオンラインで完結できる!
入社手続きでは従業員情報の収集や契約書締結など多くの作業が発生しますが、これらはすべてWeb上で完結できることを知っていますか?
入社手続きをオンライン化する方法を、分かりやすく解説します。
内定後のフォロー 簡単まとめ
内定者へのフォローアップは、採用活動における重要なプロセスです。 本資料は「内定後のフォロー」について、簡単におまとめした資料です。
ぜひダウンロードいただき、貴社の取り組みの参考としてご活用ください。
試用期間での本採用見送りにおける、法的リスクと適切な対応
試用期間中や終了時に、企業は従業員を自由に退職させることができるわけではありません。
本資料では、試用期間の基本的な概念と本採用見送りに伴う法的リスク、適切な対応について詳しく解説します。
内定通知書と採用通知書、雇用契約書との違い
採用・入社の際に用いられる書類には、内定通知書の他に採用通知書や雇用契約書があります。採用通知書は採用が決定したことを通知する書類で、入社に向けて内定より進んだ状態になったことを示す書類です。採用通知書も内定通知書と同じように、法律で作成・交付が規定されている書類ではありません。そのため省略したり、内定通知書を兼ねた書類で代用したりする会社もあります。
雇用契約書は、雇用契約を採用・入社の条件の提示に用いる書類です。雇用契約書は契約書であるため、会社・入社志望者の合意が求められます。それぞれが内容に合意した場合は署名し、1通ずつ保管します。
内定通知書の書き方や注意点
内定通知書はどのように、どんな点に気をつけて書かなければならないのでしょうか。内定通知書の書き方や注意点を説明します。
内定通知書の書き方
内定通知書の書き方に決まりはないため、自由な形式・フォーマットで作成しても問題ありませんが、一般的には以下の事項を記入します。
- 日付
内定した日や、内定通知書を送付する日を記載します。 - 氏名
採用内定者の氏名を記載します。 - 社名・代表者氏名正式名を記載します。
- 入社日
入社する日付を記載します。 - 就業場所
入社後、就業する場所を記載します。 - 準備書類
入社までにそろえておく書類を記載します。 - 内定取り消し事由
内定が取り消しになる可能性がある行為を記載します。 - 内定承諾書について
送付期限や送付先を記載します。 - 連絡先
連絡事項があった場合の連絡先・担当者氏名を記載します。
内定通知書の注意点
内定通知書は、書き間違いに十分注意して作成しましょう。氏名はもちろん、入社日や就業場所、給料といった条件を記載する場合は、それらについても正確に記載しなければなりません。特に、複数人に対して同時に内定通知書を出す場合は取り違えのないように、慎重に確認しながら作業を行ってください。郵便がきちんと届けられるよう、宛先も正しいものをしっかり書きましょう。
内定通知書の記入例
内定通知書は以下のように記入します。

内定通知書のテンプレート・ひな形
この記事で紹介した内定通知書のテンプレートは、以下からダウンロードすることができます。
内定通知書を送付するメリット・デメリット
内定通知書を採用予定者に交付することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットと併せて、デメリットも紹介します。
内定通知書を送付するメリット
内定通知書の作成交付には、以下のメリットがあります。
- 希望する人材を確保できる
- 内定者のモチベーションアップを図れる
内定通知書を交付することによって、採用内定となった入社志望者に対して入社を促す効果が期待できます。内定通知書は入社を歓迎するメッセージであるため、他の企業への流出を防ぐことができるでしょう。
きちんと内定通知書を送付することは、さまざまな手続きを丁寧に行う会社であることのアピールにもつながります。入社までの日々を安心して過ごしてもらうことができ、モチベーションアップも図れます。
内定通知書を送付するデメリット
内定通知書を送付するデメリットは、事務作業の増加です。内定通知書を出す際は、採用内定者一人ひとりに氏名などを記載した通知書を作成し、郵送などの手続きを行わなければなりません。新卒採用などで一度に多数の人員を採用する場合は、かなりの手間がかかります。
内定通知書を正しく出し、人材の社外流出を防止しよう
内定通知書は入社が内定した者に対し、その旨を知らせるために送付する通知書です。求人に応募した者のうち、採用選考の結果入社が内定した者に対して出します。法律で出すことが規定されている書面ではないため、出す・出さないは会社の任意で決められます。出さなくても問題はなく、またメールで通知しても問題ありません。一般的には、最終選考から10日以内に郵便で送付します。
内定通知書の送付には事務作業が必要になるというデメリットがありますが、希望する人材を確保できるというメリットもあります。また、内定者に安心感を与えることができ、モチベーションアップを図れます。内定通知書を出す目的や書き方、注意点を理解し、きちんとしたものを出しましょう。
よくある質問
内定通知書とは何ですか?
採用選考の結果、入社が内定となった者に送付する通知書です。詳しくはこちらをご覧ください。
内定通知書と採用通知書との違いを教えてください。
内定通知書は内定したことを通知する書類で、内定承諾書が提出されたあとに採用通知書を作成・送付します。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
人事労務の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
キャリアドリフトとは?メリット・デメリットや実践の流れ、ポイントなどを解説
キャリアドリフトとは、大まかなキャリアの方向性を決めて、偶然の出来事を受け入れながらキャリアを形成する考え方です。人材育成に取り入れることで、社員の柔軟性を向上させ、新規事業の立ち…
詳しくみるマインドセットとは?意味や種類、使い方を解説
マインドセットとは、これまでの経験や受けてきた教育、価値観、信念などで形作られる考え方のことです。成長型マインドセットと停滞型マインドセットがあり、成長型マインドセットに変えていく…
詳しくみるSCOA適性検査とは?4つの試験の特徴や例題、対策方法を解説します
SCOAは、応募者の基礎的な能力や人柄、企業や職務への適性を客観的に測るために多くの企業や自治体で導入されています。 この記事では、SCOA適性検査の基本的な知識から、SPIとの違…
詳しくみるスルースキルとは?ビジネスで役立つ意味と効果・鍛え方を解説
Pointスルースキルとは? スルースキルとは、他人の否定的な言動を必要以上に受け取らず、冷静に受け流す対処スキルです。 感情の安定を保てる 人間関係を悪化させない 職場ストレスを…
詳しくみる採用倍率とは?就職・転職で知っておくべき倍率の種類や見方を解説
Point採用倍率とは? 採用倍率とは、企業の採用枠に対して応募者が何人いるかを示す選考の競争率です。 「応募者数 ÷ 採用人数」で算出 倍率が高いほど選考は狭き門 企業人気や採用…
詳しくみる入社してすぐ辞める社員を防ぐには?企業が取るべき採用・育成・適性検査の活用法
新卒・中途問わず、「入社してすぐ辞める社員が出てしまう…」と悩む人事担当者は少なくありません。 「面接でしっかり見極めたはずなのにすぐに退職してしまう」 「入社後にギャップを感じて…
詳しくみる



