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  • 更新日 : 2021年12月16日

そもそも個人情報とは何か?マイナンバー導入後の今だから知っておきたいこと

そもそも個人情報とは何か?マイナンバー導入後の今だから知っておきたいこと

2016年度から本格的な導入が始まったマイナンバー制度。このマイナンバーを含む氏名住所等の個人情報は「特別個人情報」と呼ばれます。
マイナンバー制度導入に伴い、企業には改めて個人情報の管理体制が問われていますが、そもそもこの個人情報とはどういった性質を持つ情報なのでしょうか。ここでは個人情報の最も基本的な考え方を解説します。

そもそも個人情報とはどの情報か?

個人情報=個人を特定できる情報

個人情報=個人を特定できる情報の画像
「日本工業規格」(JIS)のうちの「JIS Q15001」に基づけば個人情報とは「個人を特定できる情報」です。「氏名」や「住所」単独でも個人情報に該当しますが、それ単独では個人を特定できない「名字」や「勤め先」でも、「名字と勤め先」という個人を特定できるセットの情報となれば個人情報です。
また「JIS Q15001」の定義にあるただし書きによると、「他の情報と容易に参照することができ、それによって特定の個人を識別することができることとなるものを含む」とされています。
社員IDや学生IDなどは企業や学校に関係のない人からすれば意味不明な情報ですが、それを特定の企業や学校のIDだとわかる人にとってみれば立派な個人情報です。この定義からも住所氏名など様々な情報にアクセスできるマイナンバーが重要な個人情報だということがわかります。

プライバシーは個人情報とはどう違うのか

プライバシーは個人情報とよく似た意味を持っていますが、厳密にはプライバシーの方がより広い意味での情報を指しています。
「個人を特定できる情報」である個人情報に対し、プライバシーには『大辞泉』によれば「個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利」とされているほか「自己の情報をコントロールできる権利」という意味もあるのです。
例えば手紙の入った封筒に書かれてある氏名住所は個人情報ですが、個人を特定できない情報である手紙の内容は個人情報ではなくプライバシーに分類されます。企業が「個人情報を保護する」と言う時、保護の対象となるのは封筒に書かれている氏名住所であり、手紙の内容ではありません。プライバシーの保護はあくまで個人情報の保護の延長線上にあるのです。

個人情報とは保護されるべきものか?活用されるべきものか?

個人情報の保護と活用

個人情報の保護と活用の画像
全く知らない企業から自分宛にダイレクトメールが届いたり、勧誘の電話がかかってくると「いったいどこから自分の住所や氏名、電話番号を知ったのだろう?」と不安になるはずです。
本当に心当たりがないのであれば、これは何らかの形で個人情報が悪用されている可能性があります。このような事態にならないためにも、個人情報とは保護されるべきものです。
一方で「どんな商品を、誰が注文しているか」などの個人情報を持っている通販会社などは、おすすめの商品を的確に提案することで消費者にメリットをもたらしています。
また、住所や氏名などの個人情報を提供せずに通信販売というサービスを利用することはできません。個人情報には活用されるべき側面も多いにあるのです。
消費者が豊かな生活を安全に送るためにも企業がより利益を上げるためにも、個人情報とは保護と活用を両立させるべきものだと言えます。

プライバシーマーク制度について

個人情報の保護と活用の両立に取り組んでいるかどうかの指標として設けられているのが「プライバシーマーク制度」です。これは一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が運営している認定制度で、個人情報を適切に取り扱っている企業や団体に対してプライバシーマークを付与するものです。
消費者にとってプライバシーマーク付与事業者は「安心して個人情報を提供できる企業」となり、企業は個人情報を適切に扱う安心感のある企業として消費者アピールできます。

個人情報を提供する際は「利用目的」に注意

個人情報保護法によれば個人情報を取り扱う企業は個人情報の利用目的を明確にし、情報提供者本人に書類を渡したりインターネットで公開するよう義務付けられています。しかしこれをその都度チェックする体制は整備されていません。
そのため個人情報を提供する際は利用目的がどんなものなのかを具体的に把握するとともに、目的外の利用がされていないかに注意が必要です。また企業として個人情報を扱う場合は、余計なトラブルにならないように、あらかじめ利用目的を具体化して明示する必要があるでしょう。

まとめ

個人情報とは「個人を特定できる情報」を指します。今後さらに発達していくインターネット社会で、個人情報はこれまで以上に重要な情報になっていくでしょう。マイナンバーは個人情報よりもさらに取り扱いのルールが厳しい特定個人情報に位置付けられていますが、基本的な考え方は同じです。
「個人情報とはどういうものか」という基本をしっかりと理解し、自分のものを含めた個人情報を適切に取り扱えるようになりましょう。

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よくある質問

そもそも個人情報とはどの情報ですか?

個人情報とは「個人を特定できる情報」です。詳しくはこちらをご覧ください。

プライバシーは個人情報とはどう違うのですか?

厳密にはプライバシーの方がより広い意味での情報を指しています。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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