• 更新日 : 2025年1月14日

異動挨拶メールの返信はどうする?社内外の例文やポイントを解説

社内の上司や同僚、社外の取引先から異動挨拶のメールが届いた場合、どのように返信すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、異動挨拶メールの返信の構成や具体的な例文、返信するときのポイントなどをわかりやすく解説します。

異動挨拶メールの返信の構成

まずは、異動挨拶メールに返信する際の基本的な構成を紹介します。

はじめにメールのお礼を伝える

最初の一文では、異動挨拶メールを送ってくれたことに対するお礼を伝えます。「異動のご連絡をいただき、誠にありがとうございます」など、簡単なお礼の言葉を記載しましょう。

差出人とのエピソードを簡単に添える

次に、差出人との関係性や過去のエピソードを、短い文章で盛り込みます。「○○のプロジェクトでご一緒した際は、お力添えいただき誠にありがとうございました」といった具体的なエピソードを入れることで、相手への思いが伝わりやすくなります。あまり面識がない場合も、差出人の業務内容に簡単に触れるようにしましょう。

最後に今後の活躍を応援する

メールの結びには、新しい部署での活躍を応援する言葉を添えます。「さらなるご活躍を心よりお祈りしています」といった表現で、相手を後押しする気持ちを伝えましょう。「これからも何かありましたらぜひお知らせください」といったメッセージを添えると、異動後も連絡を取りやすくなります。

社内の異動挨拶メールの返信の例文

社内の方から異動挨拶メールを受け取った場合、相手の立場や関係性を考慮しながら返事することが大切です。ここでは、上司・同僚・部下、そしてあまり面識がない方への返信例文をご紹介します。

上司の異動挨拶メールの返信の例文

日頃お世話になっている上司が異動する場合、敬意と感謝を込めて返信するのが基本です。これまでの指導やサポートに対する感謝や、今後の活躍への期待をしっかりと伝えましょう。

○○部長

このたびは異動のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

○○部長には、これまで大変お世話になりました。○○のプロジェクトで困ったときにも丁寧にご指導いただき、心より感謝しております。○○部長のご指導やサポートのおかげで、ここまで成長することができました。

新しい部署での益々のご活躍をお祈りしております。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

同僚の異動挨拶メールの返信の例文

同僚の異動挨拶メールは、上司ほどかしこまる必要はありませんが、これまでの思い出や新しいスタートを応援する気持ちを伝えることが大切です。また、今後も気軽に連絡を取り合う姿勢も伝えられるとよいでしょう。

○○さん

お疲れ様です。
お忙しいところ、異動のご連絡をいただきありがとうございます。

○○のプロジェクトでは、○○さんの前向きな言葉にいつも励まされていました。苦しい状況を乗り越えることができたのは、○○さんのおかげです。

新しい環境でも、○○さんのご活躍を心から応援しております。
また何かあればいつでもお声がけください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

部下の異動挨拶メールの返信の例文

部下の異動挨拶メールでも、感謝やねぎらいの言葉を伝えるとよいでしょう。これまでの努力を励ましつつ、困ったことがあればサポートする姿勢も伝えると、上司としての誠意を示せます。

○○さん

お疲れ様です。
異動のご連絡をいただきありがとうございます。

○○さんの柔軟な対応力には、チームにとって大きな助けになりました。新しい部署での更なる成長を、上司として期待しています。

わからないことがあれば遠慮なく相談してください。
○○さんのこれからの活躍を心より願っています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

差出人とあまり面識がない場合の例文

社内でも部署が異なるなど、差出人とあまり面識がない場合は、無理に親密さをアピールするより、簡単な文章にまとめると好印象です。直接的な関わりがなかったことを踏まえつつ、部署としてお世話になった部分に感謝するのもよいでしょう。

○○様

このたびは異動のご連絡をいただきありがとうございます。

一緒にお仕事する機会は少なかったものの、○○様のご活躍はよく耳にしておりました。短い間ではございましたが、大変お世話になりました。

新しい部署でも引き続きご活躍されることと存じます。
○○様のさらなるご活躍を心よりお祈りしております。

社外の取引先からの異動挨拶メールの返信の例文

社外の取引先から異動挨拶メールを受け取った場合、相手の役職や会社との関係性を考慮しながら返信する必要があります。社内の方からのメールよりも、ビジネスマナーを意識した返信を心がけましょう。

○○株式会社
○○部 ○○様

このたびは異動のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

これまで△△のプロジェクトをはじめ、多岐にわたりご協力いただきましたことを改めて感謝申し上げます。

新天地でも、これまで以上にご活躍されることと存じます。

今後とも何かございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

異動挨拶メールに返信するときのポイント

最後に、異動挨拶メールに返信するときのポイントを紹介します。

なるべくはやめに返信する

異動挨拶のメールの返信を後回しにすると、相手が不安になる可能性があります。そのため、できれば受信後24時間以内、難しい場合でも2〜3日以内に返信するのが理想的です。

すぐに返信できない場合は、簡単な挨拶と謝罪の言葉だけでも先に送りましょう。後ほど落ち着いてから改めて丁寧な文面を送ると、より好印象を与えられます。

宛名や返信先を間違えないようにする

異動挨拶のメールに急いで返信しようとして、宛先や返信先を間違えてしまうケースがあります。相手の役職や氏名を送信前に確認することが大切です。社外の方へのメールの場合は、社名の略称や表記揺れにも注意しましょう。

相手との関係性によって文章を調整する

異動挨拶のメールの返信では、相手の立場や関係性によって文章を調整することも大切です。

親しい同僚や部下への返信の場合、ある程度フランクでもよいでしょう。一方、上司や取引先などへの返信の場合は、失礼がない敬語表現を心がけます。特に、「ご指導いただきありがとうございました」「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」といった一文を加えると、礼儀正しい印象を与えられます。

一斉送信の異動挨拶メールも必要に応じて返信する

一斉送信の異動挨拶メールでも、差出人と普段からやり取りしている場合は、個別に返信するのがおすすめです。一方で、あまり関係がない部署や担当者であれば、必ずしも返信しなくても失礼ではありません。

一斉送信の異動挨拶メールに対しては、長文で細かなエピソードを語る必要はありません。必要以上に長い返信は避けて、必要事項だけ簡潔に伝えるようにしましょう。

なお、一斉送信の異動挨拶メールで、むやみに「全員に返信」機能を使わないよう注意しましょう。意図しない相手にまで返信が届いてしまい、相手のプライバシーや業務の進行に影響を与える可能性があります。

異動挨拶メールは相手との関係構築のチャンス

異動挨拶メールの返信では、社内外を問わず相手の立場を尊重し、感謝のや応援の気持ちを伝えることが大切です。この記事を参考に、相手に失礼のないマナーを守りつつ、相手と良好な関係を構築しましょう。


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