- 更新日 : 2025年11月11日
法要の招待状が届いた時の返信はがきの書き方は?無料テンプレートつき
法要の案内状や招待状が届いた場合には、どのように返信すればよいのでしょうか。慣れていないため、どのような書き方をすればよいか分からない方も多いでしょう。
当記事では、法要の招待状の返信について、文例を交えて解説します。無料で使えるテンプレートも紹介しますので、ぜひご活用ください。
目次
法要の招待状・挨拶状・案内状とは?
仏教徒の多い日本では、亡くなった方の冥福を祈るために法要を営みます。その際の案内として、執り行う日付、場所等が記載された招待状や挨拶状、案内状が送られて来る場合があります。出欠の意思を伝えるためには、これらの招待状等に返信することが必要です。できるだけ早めに返信することが望ましいですが、同時にマナーを守った正しい書き方であることも必要とされます。
法要に出席する場合の返信はがきの書き方・文例は?
法要へ出席する場合には、返信はがきの表の宛名の下に記載された「行」「宛」といった謙譲表現に斜め二重線を引いて消すことが必要です。その左横に、敬語表現である「様」を書き添えます。
返信はがきの裏側には、「御出席」と「御欠席」が印刷されているはずです。「御出席」の「御」の文字は、斜め二重線で消したうえで「出席」を◯で囲みます。次に隣にある「御欠席」の文字を、縦の二重線で消しましょう。「出席」を〇で囲むだけでなく、その下に「させていただきます」といった文面を追記しておけば、相手に対してより丁寧な印象を与えられるでしょう。
返信はがき左側に記載された「御住所」も同様に「御」を消し、「御芳名」については、「御芳」の二文字を消す必要があります。「御」を消すだけでは足りないことに注意してください。
文例
返信はがきがない場合には、文章等で出席の意思を伝えます。口頭でもかまいませんが、近時であれば、メールでの返信も可能です。しかし、文章のほうがより丁寧な印象を与えられるため、できる限り文章での返信をおすすめします。
出席の際の文例は、以下の通りです。
謹啓 このたびは○○様の〇周忌法要の御案内を賜り、感謝申し上げます。 ○○と○○の二名にて、出席いたします。 当日は、何卒よろしくお願い申し上げます。 謹白 〇〇年〇〇月〇〇日 〇〇 |
法要に欠席する場合の返信はがきの書き方・文例は?
欠席の場合も返信はがきの表面には、出席の場合と同様の処理を施します。そのうえで、「御欠席」の「御」の文字に斜め二重線を引き、「欠席」に〇を付けます。また、「させていただきます」といった文面を追記したほうが好ましいことも同様です。「御住所」や「御芳名」についても出席の場合と同様に処理してください。
文例
出席の場合と同様に、欠席の場合の文例を紹介します。
謹啓 このたびは〇〇様の〇回忌法要につきまして、御案内くださりありがとうございます。 法要当日は〇〇と〇〇ともに、都合が付かないため、まことに残念ながら欠席いたします。 暑さの厳しくなる季節ですが、皆様におかれましては、どうぞご自愛ください。 謹白 〇〇年〇〇月〇〇日 〇〇 |
法要の返信はがきに使える無料テンプレート
法要等は経験がなければ、何をすればよいのか分からないものです。法要の返信はがきを送りたくても、どのような文面にすればよいか分からない方も多いでしょう。そのような場合には、テンプレートの利用が便利です。無料で使用可能なテンプレートを紹介しますので、ぜひご利用ください。
参考:
法要返信用はがき(エクセル)|マネーフォワード クラウド給与
法要の返信はがきで注意すべきマナーは?
法要の返信はがきでは、「御」などを消したうえで、出欠の意思を示すことがマナーです。これは、記入すべき本人が、自分に対して敬語表現を使うことは、適切ではないとの考え方から来ています。日常生活では、あまり気にしないかもしれませんが、このような部分をおざなりにしてしまうと、周りからの評価を落とすことになりかねません。
欠席する際には、返信はがきがある場合でも、それとは別にお詫びの手紙を送ると、相手により丁寧な印象を与えられます。その際には、欠席する場合に紹介した文例が参考となるでしょう。また、病気を理由に欠席する場合であれば、具体的な病名は伏せなければなりません。具体的な病名が分かってしまうと、相手に余計な心配を掛けてしまいかねないからです。
返信はがきがない場合には、メールで出欠の返信を行うことも可能ですが、相手が確認できない場合もあります。相手に対して、確実に意思が伝わる電話で出欠を伝えたほうがよいでしょう。早めの返信もマナーですが、伝わらなければ意味がありません。
ルールを守った返信を
経験がなければ、法要でのマナーなどは分からないものです。しかし、知らなかったでは済まされない場合もあります。自身の評価を思わぬところで下げてしまわないためにも、当記事を参考にマナーを把握して、正しい返信を行ってください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
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