- 更新日 : 2025年6月23日
マンツーマンとは?意味やビジネスでの使い方を紹介
マンツーマンとは、和製英語で「一対一」「1人に対して1人が対応する」という意味です。シーンによって異なる意味で用いられる場合もあります。「ワンツーマン」はマンツーマンの誤りのため注意しましょう。この記事では、マンツーマンの意味やワンツーワンとの違い、類語、ビジネスにおけるマンツーマンの使い方について解説します。
目次
マンツーマンとは?
日本語では、「一対一」や「1人に対して1人が対応すること」を意味します。ただし、これは和製英語のため、英語ではありません。英語で「一対一」と表現するときは、「one-to-one」と言います。マンツーマンと響きが似ている「man to man」は「率直に」という意味のため、全く異なる言葉として認識しておきましょう。
ワンツーマンとの違い
「マンツーマン」「ワンツーワン」どちらが正しいのか悩む人も多いでしょう。最近では、マンツーマンではなく、英語の正式な表現の「ワンツーワン(one-to-one)」が使われることが増えています。これは、正しい英語を使用するという目的だけではなく、マンツーマンには「マン(man)」という言葉の使用を避けるためでもあるのです。「マン(man)」は男らしさが尊重されていた頃に使われていたフレーズで、今の時代には適していません。「マンツーマン」と「ワンツーマン」が異なる意味を持つのではなく、「ワンツーマン」という表現が浸透しつつあると考えると良いでしょう。
スポーツにおけるマンツーマン
特定の1人の選手に対してディフェンスの選手の1人がマークし続ける守備体制のことです。「マンツーマンディフェンス」「マンマークディフェンス」とも呼ばれ、サッカーやフットサル、バスケットボールなどで取り入れられています。スポーツにおいては和製英語ではなく、「man-to-man defense」と表記することを覚えておきましょう。
英会話などの生涯学習におけるマンツーマン
講師と生徒が1対1で行うレッスンスタイルが、英会話やピアノ教室などの生涯学習における「マンツーマン」です。やや料金は高くなるものの、周囲を気にせず自分のペースで学習できるというメリットがあります。複数の生徒に対して1人の講師が指導するグループレッスンがマンツーマンレッスンと対比されるレッスンスタイルです。一般的に、レッスンスタイルとして用いられる「マンツーマン」が定着していると言えるでしょう。
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マンツーマンの類語・似た言葉
マンツーマンという言葉を使用していなくても、一対一を意味する言葉はいくつか存在します。ただし、響きが似ていても意味が違う言葉もあるため注意しましょう。ここでは、マンツーマンの類語や、響きが似ている言葉について解説します。
パーソナル
パーソナル(personal)とは、「個人の」「私的な」など個人に関係していることを示す言葉です。1人の顧客に対して1人のトレーナーがついてサポートする「パーソナルジム」はマンツーマンの意味として使用されます。
プライベート
パーソナルと同様に「個人的」「私的」など個人的な物事を示す言葉です。「プライベートレッスン」「プライベート指導」など主に受講者1人に対して講師1人の「一対一」の指導において使用されます。生涯学習におけるマンツーマンと同じ意味です。
ワンオンワン
1on1ミーティングとは、定期的に部下と上司が1対1で行う面談のことです。実質的にマンツーマンと言えるでしょう。この面談では、業務上の悩みや将来希望しているキャリア、健康状態、何気ない日常の出来事などについて話します。後ほど詳しく見ていきましょう。
個別指導
塾や学校など教育分野で用いられる言葉です。生涯学習におけるマンツーマンと同様に、1人の生徒に対して1人の教師がついて指導を行います。ただし、2~3人程度の生徒に対し、1人の講師がつくごく少人数の授業形態を個別指導と呼ぶ場合もあるようです。
マンパワー
マンツーマンに似ている言葉として「マンパワー」が挙げられます。マンパワーは、特定の仕事に対する労働力のことです。「マン(man)」が入っているものの、マンツーマンとは意味が全く異なるため注意しましょう。
ビジネスにおけるマンツーマンの使い方
直接的にはマンツーマンという言葉を使用していないものの、ビジネスにおいて、実質的にマンツーマン型のマネジメント手法や教育手法、マーケティング手法が存在します。耳にしたことがある手法も、今一度内容を再確認しておきましょう。ここでは、ビジネスにおけるマンツーマン型の手法を3つ紹介します。
1on1ミーティング
先ほども少し触れましたが、1on1ミーティング(ワンオンワン)とは、上司と部下が一対一で行う面談のことで、マンツーマン型のマネジメント手法のひとつです。週に1度、最低でも月に1度の頻度で定期的に実施します。企業によって実施時間は異なりますが、30分程度で設定している場合が多いようです。1on1ミーティングの目的は、部下の成長を促進することであり、上司は部下の悩みに寄り添いながら部下の能力を引き出します。人事的な評価を行う場ではないため、評価面談とは異なる点に留意しましょう。
1on1ミーティングで話す内容は企業によってさまざまですが、代表的なテーマは業務における悩みです。業務がうまく進まない原因や、自覚している弱み、業務のなかでストレスに感じていることなどに耳を傾け、必要に応じてアドバイスをします。部下の本音を聞き出すために、話しやすい雰囲気を作ることがポイントです。部下の状態を把握しておくことで、問題の早期解決や部下の成長を図れます。
OJT
OJT(On-the-Job Training)は多くの日本企業で取り入れられている育成手法です。職場で実務を通じて業務知識を身に付けます。OJTでは、1人の上司や先輩社員が1人の新入社員をマンツーマンで指導することが一般的です。従って、マンツーマン型の教育手法と言えるでしょう。マンツーマンのため個人のスキルや理解度に応じて指導でき、指導係の上司や先輩社員の指導力向上も図れます。指導を受ける新入社員にとって疑問点を質問しやすいことから、効率的に業務知識を身に付けられるのです。
実務を通じて教育するため、即戦力を育てられる点もメリットとなります。また、専門講師を招いたり、社外研修のように会場を設けたりする必要がないことから、低コストでの教育が可能です。とはいえ、OJTを担当する上司や先輩社員は自身の業務に加えてマンツーマン指導を行うことになるため、担当者の負担が増える点はデメリットとなります。OJTを実施する際は担当者からヒアリングを行い、業務量の調整を行うことが重要です。
ダイレクトマーケティング
ダイレクトマーケティング(Direct marketing)とは、企業が顧客と直接コミュニケーションをとり、商品やサービスの販売促進を行うマーケティング手法のことです。売り手と買い手がマンツーマンでやり取りできるため、個人のニーズに応じたマーケティングを行えます。この手法の特徴は、顧客の反応が問い合わせ数や注文数など具体的な数値で把握できる点です。蓄積された顧客のデータはその後のマーケティングにも活用できる点もメリットと言えるでしょう。
ダイレクトマーケティングには、大きく分けて「SNS」「メルマガ」「ダイレクトメール」「電話」これら4種類があります。SNSで情報発信をすれば、若年層へのアプローチが可能です。メルマガは、運用システムの構築に費用がかかるものの、見込み客1人ひとりに一斉に送信できます。ダイレクトメールは郵便物に目を通すことが多い高齢者向けです。ただし、ダイレクトメールは印刷して送付するまでにさまざまなコストが発生します。電話はダイレクトマーケティングの中でもより直接的なアプローチが可能です。ほかの3つの方法も実質的に一対一でマーケティングできるものの、電話によるアプローチが最も「1人に対して1人が対応」していると言えるでしょう。
ビジネスにマンツーマン型の手法を取り入れよう
ここまで、マンツーマンの意味とビジネスでの使い方を紹介しました。「一対一」や「1人に対して1人が対応すること」を意味するマンツーマンは、ビジネスにおいてマネジメント手法や教育手法、マーケティング手法として活用されます。この機会に、ビジネスにおけるマンツーマン型の手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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