- 更新日 : 2026年1月8日
エアコン購入費・設置費の仕訳と勘定科目まとめ
エアコンの購入費や設置費は、消耗品費や工具器具備品、一括償却資産などの勘定科目で仕訳ができます。金額によって勘定科目が変わるため、仕訳をする際には注意が必要です。また、エアコンクリーニング代や撤去費用も経費計上ができます。それぞれの勘定科目や仕訳例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンの購入費・設置費を仕訳する場合の勘定科目
エアコンの購入費と設置費は、通常区分けせずにまとめて仕訳ができます。実際に設置費込みで販売されていることもあるので、そのまま分けずに帳簿に記載しましょう。ただし、勘定科目は金額によって異なるため注意が必要です。
エアコンの購入費・設置費が10万円未満の場合の勘定科目
エアコンの購入費と設置費の合計が10万円未満の場合は「消耗品費」として仕訳ができます。購入費と設置費の合計が7万7,000円で、かつ現金で支払ったときには、以下のように帳簿に記載しましょう。
エアコンの購入費と設置費をクレジットカードで支払ったときは、二段階に分けて帳簿に記載します。最初はクレジットカードで決済をしたタイミングで、貸方を「未払金」として以下のように仕訳をしましょう。
クレジットカードで利用料金が引き落とされたときに、2回目の仕訳をします。貸方を「普通預金」として以下のように仕訳をしましょう。
なお、エアコンを2台以上同時に購入したときは、それぞれが10万円未満のときは以下のように2行に分けて仕訳ができます。
エアコンの購入費・設置費が10万円以上20万円未満の場合の勘定科目
エアコンの購入費と設置費の合計額が10万円以上20万円未満の場合は、「一括償却資産」の勘定科目で仕訳ができます。一括償却資産とは耐用年数に関わらず3年で償却できる資産のことです。資産ではあるものの、固定資産税を支払う必要がないという税制上の優遇を受けられます。
エアコンの購入費と設置費の合計額が13万2,000円で現金で支払った場合は、以下のように借方を「一括償却資産」、貸方を「現金」として仕訳ができるでしょう。
一括償却資産として経理処理をする場合でも、借方の勘定科目を常に一括償却資産にする必要はありません。例えば、壁に穴を開けて取り付ける一般的なエアコンであれば、「備品」や「工具器具備品」として仕訳をすることで一括償却資産として扱えます。
本来壁に穴を開けて取り付けるエアコンの償却年数は6年です。ただし、一括償却資産として処理することで、3年で減価償却できます。
ダクトを取り付けるエアコンであれば「建物付属設備」として仕訳をし、一括償却資産としても扱えます。ダクトを取り付けるタイプのエアコンは、本来であれば償却年数は13年もしくは15年です。しかし、一括償却資産として処理することによって3年で減価償却できます。
なお、エアコンの出力が22kW以下であれば償却年数は13年、22kWを超えるときは15年です。
エアコンの購入費・設置費が30万円以上の場合の勘定科目
エアコンの購入費と設置費の合計額が30万円以上の場合は、一括償却資産として扱うことができません。通常の資産として扱い、元々の償却年数に基づいた会計処理が必要です。
壁に取り付けるタイプの一般的なエアコンであれば「備品」や「工具器具備品」、ダクト工事が必要なタイプであれば「建物附属設備」の勘定科目で仕訳をしましょう。それぞれタイプや出力に応じて6年、13年もしくは15年で減価償却します。
エアコンの購入費・設置費が30万円未満の特例
エアコンの購入費と設置費の合計額が10万円以上30万円未満の場合は、資産として計上してから全額損金算入が可能です。償却資産税は発生するものの、エアコンを購入した決算期に全額を経費にできるので、次年度以降は帳簿に記す手間がかからず、経理処理を簡便化できるでしょう。
ただし、この全額損金算入の処理ができるのは、資本金か出資金が1億円以下の法人、もしくは従業員500人以下の個人事業主などの青色申告事業者であることが条件となります。また同様の処理ができるのは年間300万円までに限られるという点にも注意しましょう。
なお勘定科目は備品や工具器具備品など、エアコンのタイプや金額に合うものであれば特に問題はありません。
エアコンのクリーニング代の勘定科目
エアコンをクリーニングすることで長持ちできることがあります。エアコンのクリーニング代も経費計上できるため、正しく仕訳をしておきましょう。
クリーニング代は「修繕費」「衛生管理費」「雑費」「外注費」などの勘定科目を使って仕訳をすることが可能です。どの勘定科目を使っても問題ありませんが、今後エアコンのクリーニング代に関しては同様の勘定科目を使い続けることに注意しましょう。
クリーニング代を「衛生管理費」の勘定科目で仕訳をし、現金で支払った場合は以下のようになります。
エアコンの撤去費用の勘定科目
エアコンを撤去する費用は、「雑費」の勘定科目で仕訳をします。撤去費用に1万6,500円かかり、現金で支払った場合は以下のように帳簿に記載しましょう。
エアコンの購入金額に合わせて正しい勘定科目で仕訳をしよう
エアコンの勘定科目は、価格によっても異なります。10万円未満のときは消耗品費、10万円以上のときは備品や工具器具備品、建物附属設備などの勘定科目で仕訳をすることが可能です。資本金1億円以下もしくは従業員500人以下の青色申告事業者であれば、購入額が30万円未満のエアコンを全額損金算入できます。
エアコンのクリーニング代は修繕費や衛生管理費など、撤去費用は雑費の勘定科目で仕訳をすることが一般的です。いずれも一度使った勘定科目で次回以降も仕訳し、見やすい帳簿を作成するようにしましょう。
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よくある質問
エアコンの購入・設置費を仕訳する場合の勘定科目は?
10万円未満であれば消耗品費、10万円以上20万円未満であれば一括償却資産、また、10万円以上であれば備品、工具器具備品、建物附属設備などの勘定科目を使用できます。詳しくはこちらをご覧ください。
エアコンのクリーニング代の勘定科目は?
修繕費や衛生管理費、雑費、外注費などの勘定科目で仕訳をすることが可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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