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  • 作成日 : 2022年1月14日

タイヤ交換費用の仕訳に使える勘定科目まとめ

タイヤ交換費用の仕訳に使える勘定科目まとめ

社用車のタイヤを交換した場合は、事業に必要な費用として経費に計上できます。仕訳の際、どの勘定科目にするか迷うところですが、修繕費車両費、資産維持費とすることが一般的です。ただし、高額なタイヤに交換した場合は、資本的支出として減価償却が必要な場合もあります。個人事業主も事業に車を使用する場合は経費にできますが、家事按分して計上することが必要です。

本記事では、タイヤ交換の仕訳に使える勘定科目や、個人事業主の経費計上について紹介します。

タイヤ交換費用の仕訳に使える勘定科目

社用車のタイヤを交換した場合、一般的に使用する勘定科目は以下の3つです。

  • 修繕費
  • 車両費
  • 資産維持費

タイヤは定期的に交換するものですが、消耗品費とはせず車に付随する部品の修繕と考え、修繕費を用いることが一般的です。修繕費の代わりに資産維持費を使用している場合は、タイヤ交換も資産維持費として処理しましょう。

また、車両に関する費用をまとめたい場合には、タイヤ交換も車両費として計上することは特に問題ありません。

性能の高いタイヤに交換した場合は資本的支出となり、数年にわたり減価償却することになります。資本的支出とは資産の価値を高め、使用可能年数を延長させる支出のことです。高性能のタイヤに交換することは車両の価値を高めることになるため、資本的支出にあたります。

ただし、性能の高いタイヤでも20万円未満のものは資本的支出にはなりません。通常通り修繕費として処理します。

タイヤ交換費用を修繕費で仕訳する場合

タイヤが摩耗したため同じ性能のものに交換する場合、通常の維持管理や原状回復として車両の修繕と考え、勘定科目は修繕費を使います。

修繕費とは会社の経営に必要な固定資産を修繕するために支払うものですが、その費用にはタイヤのような部品交換も含まれます。

タイヤは消耗品であるため、消耗品費と迷うかもしれません。消耗品費は新しく購入したものを処理する科目で、修繕費は以前に購入したものを修理した場合の科目です。タイヤ交換は以前購入した車両を修理するものと捉え、修繕費となります。

社用車のタイヤにつき、いつも通りの4本を交換して2万円を支払った場合の仕訳は以下の通りです。

借方
貸方
修繕費
20,000円
現金
20,000円

高性能のタイヤを50万円で交換して車両の価値が高まった場合、資本的支出として計上します。

資本的支出の仕訳では、今期で支出した修繕費と見なす部分を計上し、残りは資産計上して複数年に渡り減価償却をしていきます。

50万円の高性能タイヤと交換した場合、8万円を今年度の修繕費とし、残りを資本的支出とするときの仕訳は以下の通りです。

借方
貸方
適用
修繕費
80,000円
現金
500,000円
タイヤ交換
車両運搬具
420,000円
性能の向上

タイヤ交換費用を車両費で仕訳する場合

ガソリン代やオイル交換、一時的な駐車料などさまざまな車関係の費用をまとめたい方は、タイヤ交換も車両費で計上します。勘定科目が多いと仕訳が大変という場合に最適です。

車両費とは自動車などの車両の維持管理に必要な費用で、自動車保険や自動車税、修繕費など幅広く含みます。

タイヤ交換をして現金3万円を支払った場合の仕訳は以下の通りです。

借方
貸方
車両費
30,000円
現金
30,000円

タイヤ交換をして、代金5万円をクレジットカードで支払った場合の仕訳も見てみましょう。

借方
貸方
車両費
50,000円
未払金
50,000円

後日、クレジットカードの料金が引き落とされた日の仕訳は以下の通りです。

借方
貸方
未払金
50,000円
普通預金
50,000円

タイヤ交換費用を資産維持費で仕訳する場合

資産維持費は、固定資産を維持管理する費用についての勘定科目で、固定資産の維持や原状回復を目的とする修繕費とは内容が重なる勘定科目です。修繕費の代わりに資産維持費の勘定科目を使っている場合、タイヤ交換も資産維持費で計上します。

タイヤ交換につき、資産維持費の勘定科目で仕訳をした場合を見てみましょう。タイヤ交換をして、現金2万円を支払った場合の仕訳は以下の通りです。

借方
貸方
資産維持費
20,000円
現金
20,000円

タイヤ交換をして、プリペイド型の電子マネーで2万円を支払った場合は以下のように仕訳します。

借方
貸方
資産維持費
20,000円
仮払金
20,000円

個人事業主はタイヤ交換費用を経費にできる?

個人事業主が事業に関して車を利用している場合、経費に計上できます。ただし、個人事業主の場合、業務用と私用を兼用していると考えられることから、家事関連費として按分計算が必要です。

家事関連費とは業務用と私用の両方で使い、支払いが切り離せない費用です。業務で使用している分のみを経費計上するため、家事按分という計算を行います。

例えば、1ヶ月のうち半分の15日間業務に車を使う場合、車に関して支出した費用の50%を按分計算して経費計上することになります。タイヤ交換に2万円支出した場合は、1万円が経費ということです。

家事関連費として経費となるかについての判断は、事業主の主観的ではなく、業務の内容やさまざまな事情を含めて考える必要があり、常識的で客観的な判断でなければなりません。

車の費用が経費として認められなかった事例には、事業で必要だった部分を明らかにする記録などがなく、他に証拠がないという理由が挙げられます。

経費として認められるためには、走行距離や行先の履歴、ガソリン代の管理などをこまめに記録するなど、業務に利用していることが第三者にもわかるようにすることが必要です。

タイヤ交換は適切な勘定科目を選ぼう

社用車のタイヤを交換した場合は経費として計上が可能です。その際、勘定科目は修繕費、車両費、資産維持費のいずれかが用いられます。高性能のタイヤに交換して車両の価値が高まり、金額が20万円を超えている場合は、資本的支出として計上し減価償却が必要です。

個人事業主もタイヤ交換を経費に計上できますが、私用で使っている部分と按分計算しなければなりません。経費計上する場合は、走行距離や行先の履歴を記録するなど、業務の利用を明らかにすることが求められます。

タイヤ交換を経費計上する際は、適切な勘定科目を選んで正しく記帳しましょう。

よくある質問

タイヤ交換費用の仕訳に使える勘定科目は?

修繕費、車両費、資産維持費の3つです。 詳しくはこちらをご覧ください。

個人事業主はタイヤ交換費用を経費にできる?

事業に使用している場合は経費計上できます。その際は、家事按分が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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