• 更新日 : 2022年6月21日

2022年版 – 個人事業主の確定申告におすすめの会計ソフトは?比較ポイントを解説!

2022年版 - 個人事業主の確定申告におすすめの会計ソフトは?比較ポイントを解説!

個人事業主や自営業者の場合、会計ソフトの必要性をあまり感じていないかもしれません。しかし、確定申告青色申告を行う個人事業主は、会計ソフトを使うことによって大きなメリットがあります。

本記事では、個人事業主が会計ソフトを必要とするケースから、会計ソフトの代金を経費にする場合の仕訳・勘定科目、おすすめの会計ソフトの選び方などについて解説します。

個人事業主は確定申告で会計ソフトが必要?

個人事業主や自営業者が会計ソフトを必要とするケースは、確定申告の際に青色申告を行う場合です。

青色申告を行う場合

青色申告をすれば、最大65万円の青色申告特別控除など、さまざまな特典が受けられますが、青色申告特別控除額を多くするためには簡易簿記ではなく複式簿記での記帳が必要となります。しかし、手作業で複式簿記による記帳を行うのは手間がかかるため、会計ソフトを利用する方が効率的なのです。

なお、令和元年分の確定申告までは、複式簿記による記帳をすれば青色申告特別控除額は一律65万円でした。しかし、令和2年分の確定申告から、青色申告特別控除額は原則55万円で、電子帳簿保存もしくはe-Taxによる電子申告を行った場合に限り控除額が65万円となります。

今後、青色申告のメリットを最大限享受するためには、会計ソフトが必須と言えるでしょう。

参考:令和2年分からの青色申告特別控除の適用要件変更について|国税庁

白色申告を行う場合

一方、個人事業主が会計ソフトを必要としないケースは、事業規模が小さい場合です。事業規模が小さい場合は、青色申告ではなく白色申告を選択するケースが多いでしょう。

白色申告であれば、複式簿記ではなく簡易簿記で記帳したものでよいとされているため、会計ソフトを導入すると逆にコストがかかってしまうなどデメリットが大きいでしょう。

個人事業主は会計ソフトを経費にできる

個人事業主が会計ソフトを購入した場合には、購入代金を経費にすることができます。

ただし、その会計ソフトが「クラウド型」か「インストール型」かによって勘定科目をどうするかは変わってきます。一度勘定科目を設定したら、基本的に途中で変更はできません。会計ソフト導入時に勘定科目を決めておきましょう。

クラウド型会計ソフトの勘定科目

クラウド型の場合、モノを購入しているわけではなく、インターネット上のサービスを利用するために月額料金を払っています。そのため、勘定科目は「通信費」としておくとよいでしょう。

インストール型会計ソフトの勘定科目

インストール型の場合には、ソフトウェアのパッケージというモノを購入していますので、勘定科目は「消耗品費」で仕訳するのが妥当です。

ただし、10万円を超えるような高額のソフトを購入した場合には、無形固定資産として計上した上で、減価償却しなければなりません。

個人事業主向け 会計ソフトの比較ポイント

個人事業主・フリーランスが会計ソフトを比較する際に気をつける点として、主に以下のポイントが挙げられます。

無料か有料か

会計ソフトには、無料で利用できるものと有料のものが存在します。

無料の会計ソフトは「制限なしで無料利用できるタイプ」と「有料プランの無償期間を利用するタイプ」に分けられます。

まず無料利用できる会計ソフトのメリットは、月額使用料やソフト購入代などのランニング・イニシャルコストがかからない点です。しかし多くの場合、有料版と比べてサポートサービスや機能が乏しいことがデメリットになります。

無償期間がある有料プランを利用する場合は、多くの機能を使えるものの、あくまで期間限定です。期間が過ぎれば無料範囲のみの利用、もしくは料金を支払うまで利用停止になります。

有料の会計ソフトのメリットとして挙げられるのは、帳簿データの保存量の増加や帳簿以外の書類の作成、経営レポートの記録などさまざまな機能が充実している点です。しかしその分だけ費用がかかります。

無料で利用できる範囲や有料で使える機能の内容は、会計ソフトの種類ごとに異なります。ソフトを選ぶ際は本体やプラン料金をチェックしておきましょう。

会計知識はどの程度必要か

あなた自身が持つ会計知識レベルによっても、選ぶべき会計ソフトの種類は変わってきます。

初めて確定申告を行う人や記帳作業に自信がない人には、会計ソフト独自のフォーマットがあるタイプがおすすめです。こちらは「会計知識がなくても使えるもの」を目指している製品が多く、簿記のフォーマットを見慣れていない人でも扱いやすくなっています。

対して会計知識や実務経験がある人は、「簿記のフォーマットを取り入れたタイプ」がおすすめです。独自フォーマットより簿記フォーマットに近いほうが、今までの認識と同じような操作感で使えるでしょう。

ただしどちらを使用するにしても、数値間違いや計上ミスで追徴課税のペナルティを受けないよう、最低限の簿記知識を身につけておくことをおすすめします。

帳簿が簡単に作成できるか

会計ソフトを選ぶときは、帳簿が簡単に作成できるかも比較しましょう。

  • 数値入力以外の作業に時間や労力がかからないか
  • 仕訳や記帳を効率化してくれるのか
  • 各種申告書(確定申告書や決算書など)の作成をスムーズに行えるか
  • 仕訳の勘定科目自動提案や仕訳ルールの学習機能がついているか

帳簿が簡単に作成できるソフトであれば、作業の効率化につながります。

エクセルとの連携は可能か

会計ソフトのなかには、エクセルの入力データと連携できるタイプがあります。

簡単にいえば、エクセルで入力した会計データを、会計ソフトの記帳欄へ引き継げる機能がついたソフトです。手打ち入力で打ち直す必要がなくなります。

もしエクセルから会計ソフトへの乗り換えを検討している場合は、「エクセルのデータを引き継ぎやすいか」という視点での比較がおすすめです。

どんな金融機関と連携しているか

どんな金融機関(銀行やクレジットカードなど)と連携しているかも、会計ソフトを選ぶ際の重要な指針です。もしあなたが利用している金融機関と連携していないソフトの場合、機能を最大限に使えない可能性があります。

会計ソフトと金融機関を連携させるメリットは次のとおりです。

  • 口座や明細票などと同期して金銭データを自動で取り込んでくれる
  • 取り込んだ明細を基にしたレポートなどをチェックできる
  • 取り込んだ明細内容からソフトが勘定科目を自動提案してくれるタイプがある

連携先の銀行やクレジットカードを調べる際は、会計ソフトの公式サイトを確認する、もしくはサポートサービスへの問い合わせを行ってください。

アプリはあるか、スマホでも利用可能か

クラウド型会計ソフトのなかには、スマホからアクセスできたりスマホアプリ版がリリースされていたりするものが存在します。

会計ソフトをスマホで操作できるメリットは次のとおりです。

  • 出先で発生した入出金データをすぐに取り込める
  • 移動時間の合間に記帳を進められる
  • レシートなどの領収書関係のデータも忘れないうちに記録できる

アプリによっては、スマホカメラで撮った領収書・レシートを読み取って自動で推測できる機能がついています。

スマホを利用して経理業務の効率化を図りたい個人事業主・フリーランスは、一度検討する価値があるといえるでしょう。

Macでも使えるか

会計ソフトのなかには、Macに対応していないタイプがあるため注意しましょう。いくら会計ソフトが優れた性能を持っていようとも、使用環境が合わなければそもそも使うことができません。

サポートは受けられるのか

サポートの有無も検討ポイントのひとつです。

たとえば、次のようなサポートを利用できるソフトが存在します。

  • チャットや電話での操作サポートサービス
  • 請求書などの郵送代行機能
  • アカウント管理機能
  • 取引先データや経営状態レポートの記録

上記のサポートが利用できるのは、有料の会計ソフトのみであるケースが多いです。無料の場合はサポート自体がついていない場合も少なくありません。

充実のサポートを受けたい個人事業主・フリーランスの方は、有料版の導入をおすすめします。

見積書や請求書も発行できるのか

帳簿作業の効率化や他サービスの充実以外にも、「見積書や請求書などを発行できる機能があるか」も比較対象です。

会計ソフトのなかには、帳簿や確定申告書、青色申告決算書以外にも経理関係のさまざまな書類発行ができるタイプが存在します。

  • 請求書
  • 見積書
  • 納品書
  • 領収書

上記書類の発行と同時に、書類内容に基づいた日付や会計データが記録されるタイプの会計ソフトであれば、取引管理も非常にやりやすくなるでしょう。

個人事業主におすすめの会計ソフトは?

個人事業主におすすめの会計ソフトに「マネーフォワード クラウド」があります。

マネーフォワード クラウド確定申告」を利用すれば、銀行口座、クレジットカードだけでなく、電子マネー、通販、クラウドソーシングなどともデータ連携が可能となり、日々の帳簿入力の手間を大きく削減できます。青色申告決算書の作成も自動でできるため、確定申告もスムーズです。

なお、事業規模が大きく、会計業務が複雑な場合は、法人向けの「マネーフォワード クラウド会計」がおすすめです。部門の登録や請求書作成メンバーの追加も無制限にでき、振込データの作成などの機能も使えます。

「マネーフォワード クラウドには、有料プランの機能を1カ月間にわたって無料で利用できるトライアル期間も設けられています。まずは実際に使ってみてから導入を検討するとよいでしょう。

自分にぴったりの会計ソフトを選択しましょう

今回ご紹介したように個人事業主・フリーランスが会計ソフトを導入する際は様々な比較ポイントがあります。

自分にぴったりの会計ソフトを活用できれば、経理作業や確定申告手続きも楽々かつスムーズに進むはずです。

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よくある質問

個人事業主や自営業者に会計ソフトは必要?

青色申告を行う場合と、白色申告を行う場合で異なります。詳しくはこちらをご覧ください。

個人事業主の会計ソフトの勘定科目は?

会計ソフトがクラウド型の場合は通信費、インストール型の場合は消耗品費となります。詳しくはこちらをご覧ください。

個人事業主におすすめの会計ソフトは?

マネーフォワード クラウド確定申告なら、日々の帳簿入力の手間を大きく削減でき、確定申告もスムーズです。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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