1. クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」
  2. 会計の基礎知識
  3. 収支報告書とは?書き方を部活・飲み会など具体例別に紹介!無料テンプレートも
  • 更新日 : 2021年7月9日

収支報告書とは?書き方を部活・飲み会など具体例別に紹介!無料テンプレートも

収支報告書とは?書き方を部活・飲み会など具体例別に紹介!無料テンプレートも

収支報告書とは、企業や団体などの組織や、飲み会や部活動などの集まりでの収支を記録した書類です。決算報告書よりも簡潔な内容とすることが多いですが、お金の出入りや運営状況の判断材料になるため、組織の外部・内部のどちらにとっても重要な情報源となります。

当記事では収支報告書の概要や決算報告書との違い、収支報告書の記載事項、記載例などを解説します。

収支報告書とは?

収支報告書とはある一定期間(1年間や1飲み会単位など)の収支についてまとめた書類です。お金が入ってくる「収入」と、お金が出ていく「支出」の増減や内訳などを記載します。収支計算書や会計報告書などと呼ぶ場合もあるようです。

企業の会計や財務状態を報告する「決算報告書」と似ていますが、実際は区別して使われます。自治体や政治団体、企業のサークル活動、その他のコミュニティ団体の収支などを記録する書類を収支報告書と呼ぶケースが多いようです

多くの収支報告書は、現金の出入りのみを記録する現金主義」かつ、複式簿記より簡単な「単式簿記」によって記帳されます。ただし収益を目的にした事業を行う町内会やPTA、その他団体などは法人税確定申告が必要となり、青色申告のために発生主義・複式簿記による記帳を行うケースがあります。

収支報告書の作成目的

収支報告書の作成目的は、「会費は適切に使われているのか」「予定のイベントを開催できる財政状態か」などの情報を提供し、職員やメンバーなどから信頼を獲得する(不審に思われない)ことです。外部に活動の詳細を報告する意図もあります。

お金の出入りを記録して入るものの、経営状態や資産保有状況については決算報告書ほど詳細に報告しません。とはいえ確定申告や次年度の予算案設定のときに、収支報告書は重要な資料になります。

決算報告書との違い

原則的には収支報告書と決算報告書は同じですが、多くの場合は「企業が行うより詳細な会計報告」を決算報告書とするケースが多いです。経済的事象の発生について記録する「発生主義」かつ「複式簿記」によって記帳されます。

収支だけでなく保有資産や負債、資本まで正確に記録して公表することで、消費者や投資家に情報を提供します。「企業がどれくらい儲けているのか」「資金調達の状況はどうなっているのか」などの経営状況を明らかにするのが決算報告書の目的です。

具体的な書類の種類をみていきましょう。

現金の出入りのみを報告する収支決算書と比べて、株主や税務関係、そのほかの外部との利害関係に大きく影響するのが決算報告書です。もちろん、上記の書類をすべて作成する自治体や町内会も存在します。あくまで傾向の話です。

ただし上場企業の場合は、決算報告書の開示が金融商品取引法にて義務付けられています。また大会社に分類される企業も、貸借対照表と損益計算書の開示が必要です。さらに会社法や法人税法では決算書の作成や提出が会社の義務となっています。

収支報告書の記載事項

収支報告書の書式はとくに決まっていません。収支報告書として作成する組織規模の場合は法的な開示・提出義務もないことが多いため、自由にテンプレートや記載事項を決定できます。

とはいえ収支報告書の作成目的を満たすには、記載しておいたほうがよい事項が存在します。具体的な記載事項は次のとおりです。

収支報告書の記載項目概要
当期収入の総額1年間の収入
当期収入の項目ごとの金額会費、雑収入、臨時収入、補助など
当期支出の総額1年間の支出
当期支出の項目ごとの金額・備品購入費、交通費、通信費水道光熱費などの管理費
・イベント開催費といった活動費
概要収入や支出の目的やそのほかの備考について
前年度繰越金前年度から繰り越された金額
収入合計当期収入の総額と前年度繰越金の合計
次年度繰越金収入合計から当期支出の総額を差し引き、次年度に繰り越す金額
予算額期首に設定した予算の金額
決算額決算時に確定した金額
比較増減・収入の部では決算額から予算額を差し引いた金額
・支出の部では予算額から決算額を差し引いた金額

収支報告書を記載する際は、領収書やレシート、現金出納帳総勘定元帳などを参考に記載します。数値の根拠を求められたり、税務署がチェックしたりする可能性もあるので、領収書等や帳簿類はなくさないように保存しておきましょう。

金額計算や日々の記帳は、EXCELや会計ソフトを活用することをおすすめします

収支報告書の書き方の具体例

収支報告書の書き方は難しいものではありません。ほとんどの場合は現金の収支について記載するのみであるためです。簡単な例をみていきましょう。

収支報告書の書き方の見本(町内会)

収支計算書の基本的な書き方とサンプルについて、町内会の収支を例にまとめました。
町内会での収支報告書の書き方
概要欄で書ききれない情報がある場合は「添付書類参照」や「別紙参照」とし、必要な資料を添付したりコピーしたりしておきましょう。

部活動・サークル活動の収支

部活動やサークル活動の収支の場合、町内会と項目が少し変わるだけになります。部員や部員の保護者、管理者などがひと目で判断できるように項目や概要欄を整理しておきましょう。
部活動・サークル活動での収支報告書の書き方

飲み会や忘年会の収支

飲み会や忘年会の収支は、メールや報告書等で上司や経理担当に報告するケースが多いです。例えばメールの場合は簡潔にわかりやすくまとめ、数日以内に報告しましょう。

◯月△日 営業部 歓送迎会 会計報告

〇〇部長

お世話になっております。

先日、居酒屋〇〇にて開催しました、営業部での歓送迎会に関する会計報告です。
ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします。

<収入の部>
会費:5,000円×15名=75,000円
会社補助:50,000円
合計:125,000円

<支出の部>
飲食代:7,000円飲み放題コース×15名=105,000円
景品代:10,000円
合計:115,000円

残金10,000円は次回の飲み会に繰り越し。

以上

このとき領収書やレシートの写真やPDFを添付すると、経理担当も詳細が把握しやすくてよいです。

収支報告書の作成のポイントをおさえよう!

収支報告書は、外部・内部の人間に組織の活動内容や運営状況を伝えるための大切な書類です。信頼獲得や運営状態の把握などに欠かせないため、書き方や書式、作成目的のポイントを押さえ、しっかりと作り込みましょう。

無料テンプレートダウンロードはこちら

収支報告書テンプレートをダウンロードする

よくある質問

収支報告書とは?

収支報告書とはある一定期間(1年間や1飲み会単位など)の収支についてまとめた書類のことです。詳しくはこちらをご覧ください。

収支報告書の作成目的は何?

適切な情報を提示して、職員やメンバーなどから信頼を獲得することです。詳しくはこちらをご覧ください。

収支報告書に必須の記載事項はある?

基本的に収支報告書の書式は決まっていません。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

経理初心者も使いやすい会計ソフトなら

【監修】マネーフォワード クラウド会計

会計ソフトの「マネーフォワード クラウド会計」がお役立ち情報を提供します。「マネーフォワード クラウド会計」は取引入力と仕訳の自動化で作業時間の大幅削減を可能にします。無料で始められてMacにも対応のクラウド型会計ソフトです。