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  • 更新日 : 2021年7月27日

お中元・お歳暮の勘定科目や仕訳について解説!送料も経費として認められる?

お中元・お歳暮の勘定科目や仕訳について解説!送料も経費として認められる?

事業を行っていると、得意先に贈答品やプレゼントを贈ることがあります。特に夏や冬になると、お中元やお歳暮を送る会社も多いです。
では、お中元やお歳暮は経費になるのでしょうか。ここでは、お中元やお歳暮が経費になるかどうか、また経費になる場合の勘定科目などについて詳しく解説します。

お中元・お歳暮は経費として認められる?

まず、お中元・お歳暮が経費として認められるのかどうかについて見ていきましょう。結論から言うと、事業をする上で必要なお中元・お歳暮であれば、経費にできます。
そもそも、お中元やお歳暮とは、夏や冬といった半期のご挨拶として、お世話になった人に感謝の気持ちを贈る習慣のことです。お中元やお歳暮は日本の習慣として根付いているため、普段から付き合いのある取引先へのお中元やお歳暮は経費になるのです。

ただし、経営者の個人的な付き合いのある友達などへのお中元やお歳暮は、事業をする上で必要なものとは認められないので、経費にできません。

お中元・お歳暮の勘定科目は接待交際費が基本

お中元・お歳暮を送る相手は、基本的に、普段からお世話になっている得意先が多いです。得意先などの第三者にお中元・お歳暮を送った場合の勘定科目は、原則「接待交際費」で処理します。
接待交際費とは「法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するもの」を指します。

お中元・お歳暮は、得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する贈答に該当するため、接待交際費で処理することになります。

出典:No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算|国税庁

接待交際費の仕訳例

お中元・お歳暮が接待交際費になる場合の仕訳例を見ていきましょう。

例)商品1万円を現金で購入し、得意先にお中元として送付した。

借方貸方
接待交際費10,000円現金10,000円

お中元・お歳暮の勘定科目が広告宣伝費となるケース

第三者に対するお中元・お歳暮は、基本、接待交際費になります。しかし、会社名やお店の名前を覚えてもらうことを目的として、お中元・お歳暮を送ることもあります。この場合は、得意先へのお礼というよりも、広告宣伝に重点をおいているため、接待交際費ではなく「広告宣伝費」になります。
つまり、カレンダーや手帳などを不特定多数の人に対して贈与するためにかかる費用は、接待交際費ではなく広告宣伝費となります。
例えば、会社名入りのカレンダーをお歳暮として送った場合は接待交際費ではなく、広告宣伝費で処理します。

広告宣伝費の仕訳例

お中元・お歳暮が広告宣伝費になる場合の仕訳例を見ていきましょう。

例)お歳暮としてくばるために、社名入りのカレンダーを購入し、代金5万円を普通預金から支払った。

借方貸方
広告宣伝費50,000円普通預金50,000円

商品券を購入した場合は消費税が非課税

お中元・お歳暮は、商品を購入して得意先などに送付します。商品を購入して代金を支払うため、原則、消費税は課税対象となります。
しかし、商品券やプリペイドカードなどを購入し、お中元・お歳暮として送った場合は、消費税が非課税となります。仕訳をする際、消費税区分を間違えないように注意しましょう。

送料や交通費も経費に計上できる

お中元・お歳暮を得意先などに届けるには、送料や交通費がかかります。お歳暮を得意先などに届けるためにかかった送料や交通費も、経費になります。
ここで、問題となるのが、送料や交通費をどの勘定科目で処理をするのかということです。お中元・お歳暮が広告宣伝費になる場合は、広告宣伝費に含めたり、通信費などの経費の勘定科目で処理したりして問題ありません。

ただし、お中元・お歳暮が接待交際費になる場合は、送料や交通費も接待交際費で処理します。それは、接待交際費の範囲が次のように定められているからです。

「交際費等とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するものをいいます。」

お中元・お歳暮を得意先などに届けるための送料や交通費も上記「贈答その他これらに類する行為のために支出するもの」に含まれるため、接待交際費で処理することになります。

出典:No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額の計算|国税庁

事業に関わるお中元・お歳暮は経費として正しく仕訳しましょう

事業に関わるお中元・お歳暮は経費にすることができ、納める税金を抑えることにつながります。そのため、忘れずに帳簿付けをする必要があります。

また、法人の場合、接待交際費で処理した場合とそれ以外の科目で処理した場合では、納める税金に違いが出る場合もあります。正しい勘定科目で仕訳するようにしましょう。

よくある質問

お中元・お歳暮は経費にすることができますか?

取引先など事業に関係する方へのお中元やお歳暮は経費にできます。詳しくはこちらをご覧ください。

お中元・お歳暮を処理する勘定科目は何ですか?

得意先などの第三者にお中元・お歳暮を送った場合の勘定科目は、原則「接待交際費」で処理します。詳しくはこちらをご覧ください。

お中元・お歳暮を届けるための送料や交通費は経費になりますか?

取引先など事業に関係する方へのお中元やお歳暮の場合は、送料や交通費も経費にできます。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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