• 作成日 : 2022年3月11日

レンタル倉庫やトランクルームの仕訳に使える勘定科目まとめ

レンタル倉庫やトランクルームの仕訳に使える勘定科目まとめ

事務所のなかに入りきらなくなった書類や資材、オフィス家具などを保管する際に活用されるレンタル倉庫やトランクルーム。法人としてこれらを使用する場合、会計上は「地代家賃」や「支払賃借料」として仕訳をします。

倉庫の使い方によって、どの勘定科目が自分たちの法人に合うのか見極めましょう。本記事では、レンタル倉庫やトランクルームに使える勘定科目について紹介します。

倉庫代やトランクルーム代の仕訳に使える勘定科目

倉庫代やトランクルーム代は「地代家賃」「支払賃借料」「保管料」の勘定科目を使って会計処理します。倉庫に常備するものがある法人では、月極で倉庫やトランクルームを借りるケースが多いです。

そのため、「地代家賃」や「支払賃借料」で使用料を処理するのが妥当といえるでしょう。ただし、月額を支払っている場合は、前払いで支払った金額を決算時に「前払費用」に振替しなければなりません。
通常は使用していないものの、イベントや販促商品の保管場所として一時的に倉庫を借りるケースも考えられます。このような場合は、金額が大きくならず頻度も少ないと判断され、勘定科目は「雑費」として費用に計上が可能です。

つまり、倉庫代やトランクルーム代の勘定科目は1つにとどまらず、使用頻度や状況によって選択できます。

倉庫代やトランクルーム代を地代家賃で仕訳する

倉庫代やトランクルーム代は「地代家賃」として仕訳します。地代家賃とする基準に「完全個室空間を借りている」や「オプションがついていない個室」が挙げられ、定期的に倉庫やトランクルームを借りている場合は地代家賃が適しているといえるでしょう。

なお、レンタル料の支払いはほとんどが前払いであるため、会計時には支払い時に「前払費用」として計上して賃借料勘定によって費用を処理します。

支払った金額は損金として認められるため、覚えておきましょう。地代家賃を使った仕訳例は、以下の通りです。

【例】在庫商品の保管用の貸倉庫を賃借し、翌月分の家賃5万円を現金で支払った

借方
貸方
摘要
地代家賃
50,000円
現金
50,000円
倉庫代
◯月分

【例】会社で賃借しているトランクルームの来月分の使用料として現金2万円を支払った
借方
貸方
摘要
地代家賃
20,000円
現金
20,000円
トランクルーム代
◯月分

倉庫代やトランクルーム代を支払賃借料で仕訳する

地代家賃に似た勘定科目である「支払賃借料」も使用できます。支払賃借料とは、機械や自動車だけでなく、あらゆる物品をレンタルした際に発生する支払金額のことです。レンタカーをイメージすると分かりやすいでしょう。倉庫やトランクルームもレンタルできる「物品」として考えられ、会計処理で支払賃借料が使えます。

地代家賃との大きな違いは、借りるものが「土地や建物」なのか「物品」なのかにあります。倉庫やトランクルームは、個室を確保できる「建物」でありながら、1つの「物品」として扱えるため、どちらの勘定科目も適用されると理解しておきましょう。支払賃借料の仕訳例は、以下の通りです。
【例】事務所の移転に伴い倉庫を一時的にレンタルし、賃借料として現金3万円を支払った

借方
貸方
摘要
支払賃借料
30,000円
現金
30,000円
倉庫レンタル代
◯月分

【例】棚卸しのために一時的にレンタルスペースを契約し、賃貸料として7万円を現金で支払った。
借方
貸方
摘要
支払賃借料
70,000円
現金
70,000円
トランクルーム代
◯月分

倉庫代やトランクルーム代を保管料で仕訳する

倉庫やトランクルームの使用料を仕訳する勘定科目として「保管料」も使用できます。保管料はその名の通り、商品や製品の保管にかかる料金のことです。

具体的には一時的に自社製品の保管をしたり、保管を委託業者に頼んだりする際に支払う費用を指します。また、保管場所を確保するために支払う料金も含まれるため、倉庫代やトランクルーム代も対象となります。

ただし、商品の保管が一時的なものではなく、長期保管を前提とする場合は「棚卸資産」として取得価額に含まれるため注意しましょう。保管料の仕訳例は、以下の通りです。

【例】商品保管を外部委託している倉庫業者に倉庫料として10万円を銀行振込で支払った。

借方
貸方
摘要
保管料
100,000円
普通預金
100,000円
倉庫料
◯月分

倉庫代の会計処理は勘定科目の使い分けが重要

倉庫代を会計処理するための勘定科目は「地代家賃」「支払賃借料」「保管料」といったように複数あります。

勘定科目は必ずこれでなければならないという縛りはありません。今回のように複数の仕訳例がある場合には、曖昧な定義になっていることがほとんどです。

しかし、法人内で決めた勘定科目は毎年変えられるわけではなく、そのまま使い続けて会計処理をする必要があります。自分たちで管理するなかで混乱がないよう、分かりやすい使い分けが重要です。

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よくある質問

倉庫代を地代家賃で仕訳するポイントは?

地代家賃は倉庫などを借りるために支払った経費に使用する勘定科目です。一時的にリースなどで借りる場合には、支払賃借料を使用する必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。

倉庫代を保管料で仕訳するポイントは?

商品や製品などの保管を倉庫業者などに委託した場合に発生する費用は、保管料として仕訳します。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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