- 更新日 : 2024年8月8日
中小企業の経営者・経理担当が求めるビジネスカードのポイントとは
法人の経理作業にはビジネスカードの活用が便利ですが、実際に導入、利用する際にはどのようなポイントが意識されているのでしょうか?
30名以下の企業の法人経営者・経理担当の方に、ビジネスカードに関するアンケートを実施しました。
目次
ビジネスカードを契約してる企業はおよそ55%
そもそもビジネスカードを利用している企業はどれだけあるのでしょうか。今回調査を行った中小企業のうち54.5%の企業がビジネスカードを導入していました。
半数を超える企業が導入していることから、ビジネスカードの導入は一般的であることが分かります。その一方、今後の利用拡大の余地が大きな領域であることも伺えます。
またカードでの支払いが必要となる高額支払いがあるか否か、頻繁な交通費の清算があるか否かなど、ビジネスの形態によっても導入傾向の違いがありそうです。
半数近い企業が開業後3ヶ月以内に導入
ビジネスカードを導入している企業は、どういったタイミングで契約をしているのでしょうか。
今回の調査から、ビジネスカードの導入時期は大きく二つのパターンに分かれていると考えられます。一つ目は「開業後3ヶ月以内」の開業後すぐに導入するパターン、もう一つは「開業から一年よりも後」と必要になるまでは作成しないパターンです。
ビジネスカードという特性上、導入時期が早いほど経費精算等における業務効率化の恩恵を受けやすいため、多くの企業が開業間もなく作成しているのではないかと考えられます。
決済上限金額は100万円以下が過半数
ビジネスカードの重要な事項の一つとして、決済上限金額があります。現在ビジネスカードを導入している企業は、上限金額をいくらに設定しているのでしょうか。
決済上限金額のボリュームゾーンとなったのは月額50万円~300万円という範囲でした。一方で、100万円以下の決済上限金額に設定している企業がおよそ52.2%と過半数を超えていることから、日常的な支払の用途で導入している企業が多い傾向にあることが伺えます。
ビジネスカードで支払業務の効率化を狙う
ビジネスカード導入の目的は1位「業務効率化」、2位「経費精算簡略化」、3位「キャッシュフローの改善」という結果になりました。
多くの企業が決済データの可視化や支払元の一元化をすることで、経理回りの業務効率化を図ろうとしていることが伺えます。
ビジネスカード契約の決め手は初期費用・年会費
ビジネスカード契約の決め手は「初期費用・年会費の安さ」が1位、「ブランドイメージが良い」が2位、「ポイント還元率の高さ」が3位という結果になりました。
ビジネスカードは一度契約すれば一定の期間継続して使用するため、その費用を気にする企業が多いようです。
また金融機関への信頼度や一般的なイメージとして「ブラックカードはかっこいい」といったような使用するカードへのイメージが存在することから、ブランドイメージを重要視する声も多いのではないでしょうか。
3割以上の企業が従業員に6枚以上ビジネスカードを配布している
本記事ではおよそ55%の中小企業がビジネスカードを導入していると先述しましたが、その企業の中で企業あたり何枚のビジネスカードを従業員に配布しているかのグラフが以下の通りになります。
最も多く選ばれているのは「1企業当たり1枚」という枚数でした。一枚のカードを使いまわしながら、支払元を集約させて効率化できることが中小企業の良い部分でもあるように感じます。
一方で、今回の調査によって「6枚以上配布する」企業が30.2%もあるという現状も分かりました。従業員数が比較的多い企業や、出張など社員の流動性が高い企業では複数枚導入されているケースが多いのかもしれません。
大多数が消耗品費・接待交際費の決済に利用
主要な決済内容をまとめたところ、以下のような結果になりました。
この結果からわかることは消耗品費や交通費という日常的な支払に利用していることや、接待交際費というスムーズな交渉を行うために利用していること、通信費・水道光熱費といった固定費に利用していることが多いということです。
一般的なクレジットカードよりも、より日常的な決済においてビジネスカードを利用していることがわかります。
調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象ユーザー:22-60歳・開業10年以内・30名以下の企業の法人経営者、経理担当
サンプル数:625
調査実施期間:2021年7月
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よくある質問
ビジネスカードを契約している企業はどれくらいありますか?
およそ55%あります。詳しくはこちらをご覧ください。
おすすめのビジネスカードは?
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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