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  • 作成日 : 2020年10月2日

自己資本とは?他人資本との違いをわかりやすく解説

貸借対照表 自己資本

自己資本とは、企業が安定した経営をするために必要な資金のうち、返済する必要がない資金の調達源泉を指します。自己資本を増やすことは、安定した会社経営を行なう上では欠かせない要素となります。貸借対照表の右半分は負債と純資産に分けられており、負債は他人資本、純資産は自己資本と呼ばれています。

自己資本とは

自己資本とは、企業が安定した経営をするために必要な資金のうち、返済する必要がない資金の調達源泉を指します。

貸借対照表


運用形態      

調達源泉(債権者から)
調達源泉(株主から)

自己資本を増やすことは、安定した会社経営を行なう上では欠かせない要素となります。貸借対照表の右半分は負債と純資産に分けられており、負債は他人資本、純資産は自己資本と呼ばれています。
この負債と純資産を合わせて総資本と呼びます。総資本は会社の経営に必要な資金源です。
一般に、自己資本を多く調達することは、返済する必要のない資金が増えることになるため、より安定した経営を行なう企業として信用獲得につながります。

企業の経営により獲得した利益から、配当金等を引いた後に残る剰余金を自己資本として蓄積することにより、将来に向けてより安定した経営を続けることができます。
なお、利益を多く出す以外に自己資本を増やすには、新株を発行して株主から増資を受ける、などの方法が考えられます。

経営状態が良好で安定して利益を得ている企業であれば、自然と自己資本が増えていくというわけです。

自己資本の項目とは?

貸借対照表は、企業の財政状態を表しており、資金の運用形態をあらわす資産の部と資金の調達源泉をあらわす負債の部及び純資産の部から構成されます。

負債の部

負債の部は他人資本と呼ばれ、外部から借り入れした資本であり、1年以内に支払う必要のある流動負債と、支払期限が1年以降となる固定負債に分かれます。

純資産の部

純資産の部は自己資本と呼ばれ、資本金の他、株主から集めた資金等のうち資本金とされなかったものを資本剰余金資本金や資本剰余金等を利用して事業を展開し、獲得した利益を蓄積したものを利益剰余金として表示します。
そして、その他利益剰余金は任意積立金と繰越利益剰余金に分かれ、損益計算書末尾の当期純利益は最終的には繰越利益剰余金となって、貸借対照表に連動します。
なお、ここでは純資産の部に株主資本のみを記載していますが、株主資本以外に、その他有価証券の評価差額新株予約権(新株の交付を受けることができる権利)なども純資産の項目として計上されます。

自己資本と他人資本との違い

上の図のとおり貸借対照表上、自己資本と他人資本は分かれて表示されます。
ここで改めてこの両者の違いを、他人資本の性格を中心に確認しておきましょう。

自己資本が返済する必要がない資金であるのに対し、負債は返済・支払等をする必要があることから「他人資本」と呼ばれます。
他人資本には、借入金買掛金未払金支払手形などがあります。中でも借入金は、銀行などの金融機関や取引先などから借り入れた金銭債務です。また、借入金と同じような効果を発揮するものに社債があります。社債とは、投資家から資金調達をする場合に、金銭の払込と引き換えに企業が発行する借用証のようなものです。
企業から見た社債発行と株式発行(資本金)の違いは、社債は投資家からの借入金なので返済義務があり、返済時には社債の発行条件にしたがって利息を支払わなければなりません。
しかしながら、企業が投資家から集めた株式への払込額については、企業には返済義務はありません。投資家は投資額を取り戻したければ、株式を第三者に売却する等で換金するしかありません。

したがって、貸借対照表で他人資本である負債の占める割合が多い企業は、返済の必要がある資金が多いということになり、注意が必要となります。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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