- 更新日 : 2024年8月8日
社内連絡から会計まで!中小企業の業務効率化クラウドサービス6選
最近では様々なクラウドサービスが登場しています。ファイル保管、データ共有、社内の情報共有、スケジュールの共有をはじめ、財務会計、業務支援といった企業内部の業務効率化ができるサービスもあります。
また、クラウドサービスのほとんどは利用料が安かったり、一部の機能は無料で利用できたりします。そのため導入障壁が低く、費用対効果が高いサービスが多くあります。資金的余裕が大きくない中小企業こそ、クラウドサービスを利用することで、多大なメリットを得ることができるのです。
そこで今回、クラウドサービスの中でも特におすすめな6種類のサービスを紹介します。まだ利用していないサービスがあったらぜひ利用を検討してみてください。
目次
1.社内コミュニケーションをスムーズにするチャットワーク
チャットワークのできること
・メンバーやグループ向けのチャットの送受信
・チャット情報の引用やタスク化がワンクリックでできる
チャットワークのメリット
話し合いをしたいのに会議室が足りない、そんな悩みを解決するのがオンライン上の会議室サービスであるチャットワークです。
プロジェクトごとにグループを作ってチャットをすることができ、会話の履歴を追うことはもちろん、WordやExcelなどの資料を共有することもできます。次の紹介するGoogleドライブのファイルもURLを使えば簡単に共有できます。
また、タスク管理機能を使えば、会議の中で決まった役割も忘れずにいることができるようになります。メールよりも素早く情報を共有できるのがチャットワークを導入するメリットになります。
▼参考
チャットワーク
国際会議でも使われるセキュリティが魅力の IMAGE WORKS
IMAGE WORKSでできること
・1ファイルあたり10GBまで対応可能
・高いセキュリティ性能
・1ファイル最大50回まで版管理が可能
IMAGE WORKSのメリット
2010年に開催された国際会議APEC JAPAN 2010でも公式写真提供用のクラウドストレージとして採用されたのがこのIMAGE WORKSです。料金は他のクラウドストレージと比較すると割高ですが、そのセキュリティ性能が魅力です。特に企業で扱う情報には漏洩すると広範囲に影響を与えてしまうようなものもあるので、SSL128bit暗号化がされている本サービスは魅力的です。
サーバデータも日次で本体とは異なる媒体に保存していたり、全てのデータが多重バックアップされていること、DBサーバーとストレージサーバーではネットワークセグメントが切り離されているので外部から直接アクセスできないなど他と比較すると非常に高い安全性を持っています。
3.高性能なクラウドお絵かきソフト!クラウドアルパカ
クラウドアルパカでできること
・画像を共同編集できる
・画像をプロジェクトとして整理できる
・様々なテンプレートが使える
5.クラウドアルパカのメリット
クラウドアルパカは本来、漫画を制作するためのツールです。しかし、漫画が描けるということは絵が描けるということでもあります。例えば、サービスのイメージラフやポスターのデザインのアイディアなどを簡単に共有、編集することができます。
先ほど紹介したGoogleドライブでは、資料系の情報の共有に強みがありますが、こちらはアイディア段階であったり、ラフイメージの段階での共有に優れています。新しいアプリのスケッチや、サイトのUIなど、言葉にしにくい情報を絵で共有することができます。
▼参考
クラウドアルパカ
4.スケジュールの調整までできるカレンダーCu-hacker
Cu-hackerでできること
・スケジュールの管理
・スケジュールの調整
・スケジュールの共有
Cu-hackerのメリット
ビジネスは多くの場合、複数人で協力して行います。そんな時に重要になってくるスケジュールもクラウド化して共有することができます。Cu-hackerではスケジュールの管理だけでなく、調整も非常にスムーズにできます。
使い方は非常に簡単で、自分のスケジュールの中で空いている時間をクリックするだけで定型メッセージが作成されます。そのため、毎回文章を考える必要がなく、メール以外のチャットワークなどに貼り付けて利用することができます。
送られたメッセージは予定の提案という形式で相手に届き、提案を受け取った側はメッセージのURLから都合が良い日時を選ぶだけでスケジュール調整が完了します。3人以上のグループ単位でもスケジュールの調整が可能なので日程調整にかかる手間を減らすことができます。
※2020年8月現在、利用不可
5.得意なことに特化しよう!ランサーズ
ランサーズでできること
・仕事を依頼できる
・仕事を受注できる
ランサーズのメリット
アイディアはあるけれど、実現するために必要な技術を持っている人が社内にいない、そんな悩みを小規模な会社は抱えがちです。そんな時にはクラウドソージング大手のランサーズを活用してみてはいかがでしょうか。
ランサーズではウェブサイトの構築や、外国語の翻訳、コンサルティングまで幅広い分野の仕事を依頼することができます。さらに、こういった取引で起こりがちなお金を持ち逃げされたり、受け取れなかったといった事態を防ぐために、ランサーズでは仮入金システムを採用しています。これは、ランサーズが間に入り、一時的に報酬金を預かることで、依頼が完了した段階でお金が支払われるシステムです。
こうしたクラウドソージングを活用することで、今まで以上に本来すべき業務に集中することができるようになります。
▼参考
ランサーズ
6.安全と安心のクラウド会計ソフトマネーフォワード クラウド
マネーフォワード クラウドでできること
・確定申告に必要な書類が作れる
・財務状況がグラフ化されたレポートが読める
・金融機関などと提携しているため自動で入力してくれる
マネーフォワード クラウドのメリット
財務会計をクラウド化することのメリットは、財務会計情報を安全に保管できることです。マネーフォワード クラウドではもちろん情報の暗号化に加え、データのバックアップも取ることができます。そのため、端末の破損や災害などで情報が失われるのを防ぐことができます。
また、消費税の税率の変更に伴う計算式の更新など、法律の改正に伴う変更も無料で更新することができます。さらに、1,700社以上の金融機関やカード会社に対応しており、取引明細などを自動で入力してくれる機能もあります。業務支援的な側面ですが、会計ソフトをクラウド化することで多くの時間が節約できるようになります。
▼参考
マネーフォワード クラウド
まとめ
今回は社内SNS系、ファイル保管、共同編集できるドローソフト、スケジュール共有、業務支援、財務会計と、6種類のクラウドサービスを紹介しました。
どれも非常に便利なサービスでありつつ、導入コストが低いのでぜひ導入を検討してみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
会計の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
経理・会計業務を効率化するおすすめ会計ソフト・サービス比較
「効率化」を推進するには「人になるべく作業させない」と考えることがポイントです。この記事では、人が行う作業量をなるべく減らせるように経理・会計業務を効率化できる会計ソフトやサービスについて説明していきます。 経理の効率化は難しい? 「経理を…
詳しくみる使用権資産とは?概要、会計処理、適用される取引を解説
昨今のビジネス環境において企業が持つ資産の種類は多岐にわたり、無形資産も重要な役割を果たしています。そしてその中でも、使用権資産は企業にとって重要な財産の一つです。使用権資産は特にリース契約に関する会計処理で用いられる勘定科目です。 本記事…
詳しくみる創業期の事業を「早く」「大きく」する『財務』のチカラ 6.資金調達力の育て方
起業家は、「財務」を知ることで、もっと事業を発展させることができます。この連載では、起業家が創業からもつべき「財務」の視点・考え方について、シリーズでお伝えしていきます。 第4回、第5回で、事業投資の大切さ、事業投資をすることで事業が「早く…
詳しくみる金種表とは?書き方や無料テンプレートを紹介
金種表とは、現金残高や申請する金額を紙幣・硬貨の種類別に記入する表のことです。小口現金管理や、銀行預金の入出金などさまざまな場面で使う機会があります。 金種表をかんたんに作成するには、ひな形やテンプレートを活用すると良いでしょう。本記事では…
詳しくみる標準原価とは?実際原価との違いや計算の流れを解説
標準原価とは、製品の製造に伴う材料費、労務費、間接経費について、科学的・統計的に算定する原価のことです。標準原価を実際にかかった費用と比較することで、製造の問題を把握し、解決につなげられます。 今回は、標準原価の種類やそれぞれの違い、標準原…
詳しくみる固定資産管理について業務内容や管理手順などを解説
企業が所有する固定資産の管理は、効率的な経営を実現する上で極めて重要です。 ただし固定資産にはさまざまな種類があり、またそれぞれを異なる部署が所有していることも少なくありません。その結果、固定資産管理の業務内容は複雑化し、難易度も高まる傾向…
詳しくみる