原価計算

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原価計算とは、製品やサービスの原価を計算し、紙幣価値に換算する作業である。一般には工業簿記上のルールにのっとり、製品原価を分類・測定・集計・分析する一連の手続きを指す。なお、サービス原価の算定においては工業簿記に基づかない原価計算法も存在する。
日本においては1962年に大蔵省(当時)企業会計審議会が示した会計基準である「原価計算基準」が原価計算の基準となっている。

原価計算の目的

なぜ原価計算が必要かというと、当該製品の原価を知ることによって当該生産活動によって会社にどれだけの利益をもたらしたかを明確にするためである。また後述する標準原価計算と実際原価計算とを比較することにより、コストダウンや工程の効率化など、より高い生産性を追求することにも役立つ。また、財務諸表を作成するためにも原価計算は欠かすことができない。
このように原価計算は製造業における利益性の向上、適正販売価格の決定、経営上の意思決定、財務諸表作成といった複合的な目的に基づいて行われる。

原価計算の種類

原価計算はその目的に応じて次の3種類に分類できる。
1. 標準原価計算・・・製品の標準原価(理想的な状況で当該製品が生産されたときにかかる理論上の原価)を求める。標準原価は「目標原価」ともいわれる。
2. 実際原価計算・・・製品の製造にあたり、実際にかかったコストを集計する。「全部原価計算」ともいう。
3. 直接原価計算・・・製品の製造コストを固定費と変動費に振り分け、変動費に重点をおいて原価計算を行う方法。
なお、実際原価計算においては、製品ひとつまたは一単位ごとに原価を集計する「個別原価計算」と、原価計算期間ごとに発生した製造原価を生産量で割って製品の単位原価を求める「総合原価計算」がある。
個別原価計算は特注機械など個別に製造される製品の原価を求める場合に採用され、総合原価計算は標準化された製品を継続的に大量生産する工場などで用いられる。



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