- 作成日 : 2025年2月5日
請求業務を効率化する方法とは?業務の流れや課題を理解しよう!
請求業務には、請求書発行、送付、入金消込、場合によっては督促などの多くの業務が含まれます。業務の流れを紹介し、どのような課題があるかについてまとめました。請求業務の課題を解決する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
請求業務の内容
請求業務とは、サービスや商品を提供した相手に対して代金の請求を行うことです。主に次の業務が含まれます。
- 請求書の発行
- 代金の回収
- 入金の確認・消込
- 未入金の案件に関しては督促の実施
いずれも正当な代金を受け取り、会社を円滑に運営していくために必要な業務です。特に請求書の発行は取引があったことを証明することにもなるため、間違いのないように丁寧に実施する必要があります。
請求業務の流れ
請求業務は以下の流れで実施します。
- 請求額の計算
- 請求書の発行
- 請求書の送付、入金確認
- 消込処理、督促業務
それぞれの業務について、詳しく見ていきましょう。
1. 請求額の計算
請求業務は、正確に請求額を計算することから始まります。取引の内容や単価、数量などを確認し、請求額を決定します。請求額を記載するときは、根拠となる単価を提示することと計算ミスがないことが重要です。少しでも間違いがあると取引先から信用を失う恐れもあるため、慎重に記載・計算しましょう。
2. 請求書の発行
請求額を計算した後で、請求書を発行します。請求書の発行にはオンラインと紙の2つの方法がありますが、いずれも次の情報を含めていることが必要です。
- 請求書の発行元の名称、住所など
- 請求書の受取先の名称、住所など
- 請求が発生した取引の内容
- 請求額
- 支払い期限
- 振込みによる支払いと決まっている場合は振込み先
抜け漏れがないように確認してから発行しましょう。
3. 請求書の送付、入金確認
請求書の送付は、オンラインか郵送のいずれかを用いることが一般的です。オンラインの場合であれば、メールに添付する形で送付します。
送付後、支払い期限までに入金されているか確認しておきましょう。入金されている金額が請求額と一致しているか、入金手数料を請求書発行元が負担する場合は差し引いた形で入金しているかも確認します。もし正しく入金されていない場合は、入金者に連絡し、追加入金を依頼する、もしくは返金処理を行うことも必要です。
4. 消込処理、督促業務
正しく入金されていることを確認してから、消込処理(けしこみしょり)を行います。消込処理とは帳簿に計上した売掛金に関するデータを削除し、請求と入金が対になるように整理することです。売掛金のままでは収益として扱うことができないため、消込処理を実施して、決算業務を進めていきます。
また、万が一取引先から入金されていないときは、督促が必要です。まずはメールなどで連絡し、それでも入金されないときは電話、手紙(督促状)などの手段も使い、入金を促します。
請求業務の種類
請求する方法としては、主に次の2つを利用します。
- 都度請求
- 締め請求
それぞれ取引先との関係やメリット、注意点が異なります。詳しく見ていきましょう。
都度請求
都度請求とは、取引が発生するたびに請求する方法を指します。取引を開始して間もないときや、継続的に利用するかどうかがわからないときなど、取引先との信頼関係を築くまでは都度請求により請求することが一般的です。
都度請求を行うことで、売り手側は未回収リスクを減らすことができます。また料金を回収するまで次の取引を制限すれば、万が一、回収するまでに時間がかかるときでも損害は抑えやすいでしょう。
その一方で、買い手側にとっては支払う回数が増えることになり、手間が増えます。また入金手数料を買い手側が負担する場合には、手数料がかさみ、利用しづらく感じるかもしれません。
締め請求
締め請求とは、締め日を決めて、期間内に発生した取引に関してまとめて請求する方法を指します。取引先と信頼関係を築いた後で利用することが一般的です。
締め請求にすると、買い手側は取引の度に入金せずに済むため、手間や手数料を削減できます。売り手側も取引ごとに入金を確認しなくてよくなりますが、取引発生から入金までの時間が長くなり、資金繰りに影響を与えたり、未回収リスクが高まったりする可能性があるため、注意が必要です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
請求業務50倍でも1名で対応!売上増加を支える経理効率化の秘訣
債権管理・請求業務効率化が必要と言われも日常業務に追われていて、なかなか改善に向けて動けないというご担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本ガイドでは、請求業務の効率化が必要なのか・効率化することで本業に集中することで得られるメリットを詳しくご紹介しています。
経理担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選
債権管理担当者や経理担当者がChat GPTをどのように活用できるか、主なアイデアを12選まとめた人気のガイドです。
プロンプトと出力内容も掲載しており、コピペで簡単に試すことも可能です。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
経理担当者向け!Excel関数集 まとめブック
経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。
新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。
会計士監修!簿記の教科書
簿記のキホンについて最低限知っておきたい情報をギュッとまとめた保存版のガイドです。
仕訳例や勘定科目がついており、はじめての方でもイメージをつけながら読むことができるようになっています。
請求業務の課題
請求業務は、会社経営の中でも収入に関わる重要な業務です。よくある課題を理解しておくことで、請求業務がよりスムーズに進むでしょう。主に次の4つが請求業務の課題になります。
- 請求額の算定に時間や工数がかかる
- 請求書の発行、入金消込に手間がかかる
- 未入金時にはフォローが必要
- 書類管理が必要
それぞれの課題について解説します。
請求額の算定に時間や工数がかかる
請求額に間違いがあると、取引先からの信用を失う恐れがあります。取引先によって単価が異なることや、取引額が毎月変わることもあるため、丁寧に確認する必要があります。
また、消費税の計算も必要です。請求書の作成が自動化されていないときは、計算に時間がかかるだけでなく、計算ミスのリスクが高くなるでしょう。自動化システムを導入する、請求業務を外部に委託するなどの方法で、これらの課題を解決することができます。
請求書の発行、入金消込に手間がかかる
請求書には請求額だけでなく、発行者と受取先の情報や取引内容、単価などのさまざまな情報を記載します。すべての情報を一から入力するのはミスを招く元となるため、ある程度は自動化しておくことが不可欠です。
また、入金消込に手間がかかることも請求業務の課題といえます。入金後、一つひとつ売掛金が発生したときの取引を確認し、請求と入金以外のデータについては消込しなくてはいけません。取引先が増え、取引も増えると、入金消込業務の手間はさらに増えます。
未入金時にはフォローが必要
入金されていないときには、取引先に連絡し、入金を促す必要もあります。1回のフォローで入金してくれれば良いのですが、場合によっては数回督促が必要になることもあるでしょう。こういった業務は精神的な負担にもなり、他の業務を圧迫してしまう可能性もあります。
書類管理が必要
請求業務では、請求書や取引明細書などさまざまな書類が必要になります。管理に手間がかかるだけでなく、紙書類が増える点も課題です。紙の書類には紛失リスクもあり、また過去の取引を調べる際にもデータ化していないと検索しづらいのも課題といえるでしょう。
なお、改正電子帳簿保存法により、今後、帳簿をデータとして保存するときは検索性などの保存要件を満たすことも求められます。そのため、正しく管理するためのシステム導入も検討が必要です。
請求業務効率化の方法
請求業務には請求書発行から入金確認、督促までの幅広い業務が含まれるだけでなく、課題も多く、なおかつ正確性も求められます。業務のスムーズな遂行と効率性向上を実現するためにも、次の3つの方法を検討してみましょう。
- 業務フローの見直し
- システム導入
- 代行サービスの利用
それぞれの方法でどのように効率化を実現できるのか、詳しく解説します。
業務フローの見直し
請求業務において何度か繰り返しミスが発生している場合には、業務フローに問題があると考えられます。どの部分でミスが生じているのか、工程を一つひとつ洗い出してみましょう。また業務フローを見直すことで、作業が重複している部分やミスの原因となっている部分に気付くこともできます。
システム導入
計算ミスが生じることが多いときは、請求書の自動発行を可能にするシステムの導入も検討してみましょう。帳簿のデータ化も実現できるため、紙の書類が増えにくく、過去の取引を検索しやすいというメリットがあります。
ただし、導入時にはまとまったコストがかかる点に注意が必要です。費用対効果を確認してから、導入するようにしましょう。
また、システムを導入しても、実際に請求書を作成・発行・送付する社員が慣れるまでに時間がかかることもあります。場合によっては、システムを利用するためのセミナーを受けるなどして理解を深める必要があるかもしれません。
請求代行サービスの利用
請求業務の代行サービスに依頼する方法も検討できます。サービスの利用費用はかかりますが、請求書の発行・発送、代金回収、入金消込、督促など負担の多い請求業務をまるごとお任せすることができます。
また、中には入金保証つきのサービスもあるため、代金の回収率アップが期待でき、経営が安定しやすくなる点も特徴です。
請求代行サービス「マネーフォワード 掛け払い」は、東証プライム上場 株式会社マネーフォワードグループのマネーフォワードケッサイ株式会社が提供するサービスです。入金保証にも対応(※)していますので、より健全かつ安定した経営を目指す企業様に選ばれています。
※当社所定の条件を満たした場合に限ります。
まとめ
毎月の請求業務には時間と手間がかかります。取引先が多く、取引案件も多い場合であれば、さらに工数がさかれているでしょう。解消すべき課題を明確にし、自社にあった改善策を導入することが必要です。
請求書発行から入金確認、未入金の回収までに起こりうる課題に対して解決策をご検討の方は、マネーフォワード 掛け払いにぜひご相談ください。
マネーフォワード 掛け払いは請求書の作成業務から未入金の回収まで請け負うだけでなく、2023年10月に施行されるインボイス制度にも対応予定の請求代行サービスです。
マネーフォワード 掛け払いについて詳しくはこちら
マネーフォワード 掛け払いの料金:プランはこちら
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
最後までこの記事をお読みの方に人気のガイド4選
最後に、ここまでこの記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料を紹介します。こちらもすべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
インボイス制度 徹底解説(2024/10最新版)
インボイス制度は施行後もさまざまな実務論点が浮上し、国税庁によるQ&Aの追加・改訂が続いています。これを受けて、「結局どうすればいいのか、わからなくなってしまった」という疑問の声も多く聞かれるようになりました。
そこで、インボイス制度を改めて整理し、実務上の落とし穴や対応のヒントまで網羅的に解説した最新資料を作成しました。問題なく制度対応できているかの確認や、新人社員向けの教育用など、様々な用途にご活用いただける充実の資料です。
電子帳簿保存法 徹底解説(2025年10月 最新版)
電子帳簿保存法は、1998年の制定以降、これまでに何度も改正を重ねてきました。特に直近数年は大きな改正が続いた上に、現在も国税庁による一問一答の追加・改定が続いており、常に最新情報の把握が必要です。
70P以上にわたるボリュームであることから、ダウンロードいただいた方から大好評をいただいている1冊です。
マネーフォワード クラウド請求書Plus サービス資料
マネーフォワード クラウド請求書Plusは、営業事務・経理担当者の請求業務をラクにするクラウド型請求書発行システムです。
作成した請求書はワンクリックで申請・承認・送付できます。一括操作も完備し、工数を削減できます。
マネーフォワード クラウド債権管理 サービス資料
マネーフォワード クラウド債権管理は、入金消込・債権残高管理から滞留督促管理まで、 広くカバーする特定業務特化型のクラウドサービスです。
他社の販売管理システムと連携して、消込部分のみでのご利用ももちろん可能です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
会計の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
請求書の関連記事
新着記事
資金繰り管理が上手くできない企業の3つの特徴
「今の従業員はモノを売ってそれで終わりと思っている。」これは私が社長から聞いた言葉です。 実際このような従業員の方が多いのが実情ではないでしょうか?売りっぱなしではだめ。 きっちり…
詳しくみる法人にかかる税金の種類一覧!税率や計算シミュレーション、赤字でも発生する税金などを解説
会社設立や決算において、経営者が頭を悩ませるのが税金です。法人税は、国に納めるものや地方自治体に納めるものなど、複数の種類で構成されています。 この記事では、法人が納めるべき税金の…
詳しくみる法人税の税率は何パーセント?最高税率や中小企業の特例、実効税率、具体的な計算まで解説
法人税の税率は原則として23.2%で、資本金1億円以下の中小企業には15%の軽減税率が適用されます。しかし、経営において重要なのは、法人税だけでなく地方税などをすべて含めた実効税率…
詳しくみる購入選択権付リースとは?仕組みやメリット・デメリット、会計処理まで徹底解説
購入選択権付リース(購入オプション付リース)は、リース期間満了後に設備や車両などの資産を、あらかじめ定められた価格で購入できる権利が付いたリース契約です。多額の初期投資を抑えながら…
詳しくみる会計基準とは?種類一覧や調べ方、選ぶポイント、近年の改正内容をわかりやすく解説
企業が財務諸表(決算書)を作成するには、会計基準という統一されたルールが不可欠です。この記事では、会計基準の必要性や種類の一覧、そして自社がどの基準を選ぶべきかまでわかりやすく解説…
詳しくみる2027年に適用開始の新リース会計基準とは?改正内容や影響をわかりやすく解説
2027年4月1日以後開始する事業年度から、日本のリース会計に関するルールが大きく変わります。今回のリース会計基準改正における最大のポイントは、これまでオフバランス処理が可能だった…
詳しくみる会計の注目テーマ
- 勘定科目 消耗品費
- 国際会計基準(IFRS)
- 会計帳簿
- キャッシュフロー計算書
- 予実管理
- 損益計算書
- 減価償却
- 総勘定元帳
- 資金繰り表
- 連結決算
- 支払調書
- 経理
- 会計ソフト
- 貸借対照表
- 外注費
- 法人の節税
- 手形
- 損金
- 決算書
- 勘定科目 福利厚生
- 法人税申告書
- 財務諸表
- 勘定科目 修繕費
- 一括償却資産
- 勘定科目 地代家賃
- 原価計算
- 税理士
- 簡易課税
- 税務調査
- 売掛金
- 電子帳簿保存法
- 勘定科目
- 勘定科目 固定資産
- 勘定科目 交際費
- 勘定科目 税務
- 勘定科目 流動資産
- 勘定科目 業種別
- 勘定科目 収益
- 勘定科目 車両費
- 簿記
- 勘定科目 水道光熱費
- 資産除去債務
- 圧縮記帳
- 利益
- 前受金
- 固定資産
- 勘定科目 営業外収益
- 月次決算
- 勘定科目 広告宣伝費
- 益金
- 資産
- 勘定科目 人件費
- 予算管理
- 小口現金
- 資金繰り
- 会計システム
- 決算
- 未払金
- 労働分配率
- 飲食店
- 売上台帳
- 勘定科目 前払い
- 収支報告書
- 勘定科目 荷造運賃
- 勘定科目 支払手数料
- 消費税
- 借地権
- 中小企業
- 勘定科目 被服費
- 仕訳
- 会計の基本
- 勘定科目 仕入れ
- 経費精算
- 交通費
- 勘定科目 旅費交通費
- 電子取引
- 勘定科目 通信費
- 法人税
- 請求管理
- 勘定科目 諸会費
- 入金
- 消込
- 債権管理
- スキャナ保存
- 電子記録債権
- 入出金管理
- 与信管理
- 請求代行
- 財務会計
- オペレーティングリース
- 新リース会計
- 購買申請
- ファクタリング
- 償却資産
- リース取引





.png)

