- 更新日 : 2026年2月5日
複合機・コピー機を経費にするときの仕訳と勘定科目まとめ
複合機・コピー機を経費計上する際の仕訳は、購入かリース、もしくはレンタルかで勘定科目が異なります。購入した場合は金額によって減価償却が必要です。またリース契約ではリース物件の取得時とリース料金の支払い時に計上するほか、減価償却の仕訳が必要になります。
本記事では複合機・コピー機の仕訳と勘定科目をケースごとに紹介し、トナー代など付属品の仕訳・勘定科目についても解説します。
目次
複合機・コピー機の仕訳に使える勘定科目
複合機・コピー機の仕訳は、購入とリース、レンタルで勘定科目が異なります。購入の場合、取得価額が10万円未満の場合は購入時に一括して経費計上できますが、取得価額が10万円以上の場合は資産に計上して減価償却しなければなりません。
ここでは、購入とリース・レンタルごとの勘定科目を紹介します。
購入の場合
複合機・コピー機を一括で経費に計上する場合の勘定科目は、「消耗品費」です。一方で資産に計上する場合、複合機の耐用年数5年をかけて減価償却します。勘定科目は「工具器具備品」です。
なお、10万円以上20万円未満の場合は、一括償却資産として取得金額の1/3を3年で計上することもできます。
また中小企業の場合は特例があり、取得金額が30万円未満(事業年度における取得価額の合計額が300万円)であれば、一括計上が可能です。
リース・レンタルの場合
複合機・コピー機をリースした場合、ファイナンシャルリースかオペレーティングリースかで勘定科目が異なります。
ファイナンシャルリースとはリース会社が購入した物件を一定のリース料で賃貸する取引で、勘定科目は「リース料」です。
ファイナンシャルリースの場合、取得時に「リース資産」、支払い時に「リース債務」を計上します。「リース資産定額法」により減価償却する必要があり、リース資産総額をリース期間で分割し、事業年度の分を「減価償却費」として計上しなければなりません。
オペレーティングリースとは、レンタルにあたるものです。リース期間満了時の残存価額を査定し、元本部分から残価を差し引いてリース料を算出する仕組みになります。勘定科目は「賃借料」です。
リース契約でも、中小企業の場合は「消耗品費」として計上できるケースがあります。期間が1年以内、1件あたりのリース総額が300万円以下の場合です。
複合機・コピー機を購入した場合の仕訳と勘定科目
10万円未満(中小企業は30万円未満)の複合機を購入した場合は、消耗品費としてその事業年度で一括計上できます。その仕訳について、具体例で見ていきましょう。
7万円の複合機を購入した場合の仕訳は、以下のとおりです。
12万円の複合機を購入した場合、一括償却資産を選択した際の仕訳は購入時と決算時の2回行います。
購入時は、以下のように仕訳しましょう。
一括償却資産は取得金額の1/3を3年で計上するため、決算時の仕訳は以下のとおりです。
30万円の複合機を購入した場合は、資産計上して減価償却を行います。購入時の仕訳は以下のとおりです。
複合機の耐用年数5年をかけて減価償却するため、決算では以下のように仕訳します。
複合機・コピー機をリース契約した場合の仕訳と勘定科目
次に複合機・コピー機をリース契約した場合の仕訳と勘定科目を見ていきましょう。リース契約は、リース時と毎月のリース料を支払ったとき、決算時のそれぞれで仕訳します。
200万円を5年契約で所有権移転外ファイナンスリースした場合を例に、仕訳してみましょう。
リース時の仕訳は以下のとおりです。
毎月のリース料1万円、支払い利息2,000円を支払った場合、以下のように仕訳します。
決算時はリース資産総額200万円をリース契約期間(5年)の月数で割り、事業年度ごとにその年度の契約月数分の金額を減価償却費として処理します。
リース資産・リース債務については以下の記事でくわしく解説しています。あわせて参考にしてください。
複合機・コピー機をレンタルした場合の仕訳と勘定科目
複合機・コピー機をレンタルした場合の仕訳と勘定科目を紹介します。
2万円のレンタル料で1ヵ月間レンタルした場合、仕訳は以下のとおりです。カウンター料金やインク代、メンテナンス費用などがすべて込みのレンタルサービスであればこれだけの仕訳で済み、非常にシンプルです。
請求が別になる場合は、消耗品費、修繕費などの勘定科目で別途仕訳します。付属品を別に計上する場合の仕訳は、次の項目で説明しましょう。
付属品の仕訳
カウンター料金やトナー代・用紙代を計上する場合、勘定科目は「消耗品費」で処理します。メンテナンスに費用がかかった場合は、「修繕費」の勘定科目を使いましょう。
カウンター料金とは、複合機・コピー機で印刷した枚数をその都度カウントし、毎月の印刷枚数に応じて発生する料金のことです。カウンター料金にはトナー代や用紙代も含まれますが、これも消耗品費に該当します。
カウンター料金に5,000円を支出した場合の仕訳は、以下のとおりです。
複合機が故障したため、修理して2万円支払った場合の仕訳は、次のように行います。
複合機の勘定科目は購入かリースかで使い分けよう
複合機・コピー機の勘定科目は、購入かリース・レンタルかによって異なります。購入した場合は金額によって一括計上できない場合もあるため、注意しましょう。中小企業の場合は、30万円未満までであれば全額経費に計上できます。リース契約の場合は、取得時・支払い時・決算時に仕訳が必要です。複合機の仕訳は契約や金額に注意し、正しく仕訳しましょう。
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よくある質問
複合機・コピー機の仕訳に使う勘定科目は?
購入した場合とリースした場合で異なり、購入は金額によっても勘定科目が異なります。詳しくはこちらをご覧ください。
複合機・コピー機をリースした場合の仕訳のポイントは?
リース時とリース料支払い時、決算時のそれぞれに仕訳が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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