- 更新日 : 2025年2月20日
海外での販路開拓や拠点設立の強い味方!海外ビジネス戦略推進支援事業とは
はじめに
海外展開をしたいけれど「資金に余裕がない」や「どう展開していけばいいかわからない」などの悩みを抱えている中小企業の経営者の方は多いのではないでしょうか?そんな悩みや課題を解決する制度が存在します。
海外ビジネス戦略推進支援事業の目的
本事業は、海外での販路開拓や海外拠点設立を行おうとする中小企業に対し、海外ビジネスの専門家が支援して一緒に海外戦略を検討するとともに、経費補助により海外調査や外国語WEBサイトの作成等を支援することにより、中小企業の国際化を促進することを目的としています。
事業の概要
本事業では、製品等の輸出(直接輸出又は国内商社などを通した間接輸出)又は海外の拠点設立(工場や営業所などの拠点設立等)を計画している中小企業に対し、専門家のアドバイスにより、海外展開のための戦略の策定又はブラッシュアップを支援するとともに、経費の一部補助により適切な市場調査、海外調査、外国語WEBサイト作成・改修を実施することにより、海外販路開拓または海外拠点の設立の実現を促すものです。既存の海外拠点の移設または増設を検討する企業には、既存の海外拠点との関係の整理を含めてアドバイスを行います。
応募要件
下記を全て満たすこと。
1)日本登記法人の企業であって、個人または個人事業主でないこと。
2)中小企業基本法上の中小企業者であること。
3)「みなし大企業」でないこと(次にいずれにも該当しないこと)。
・発行済株式の総数又は出資金額の総額の2分の1以上を同一の大企業が所有している中小企業
・発行済株式の総数又は出資金額の総額の3分の2以上を大企業が所有している中小企業
・大企業の役員又は職員を兼ねている者が、役員総数の2分の1以上を占めている中小企業
4)中小機構反社会的勢力対応規程(規程22第37号)第2条に規定する反社会的勢力に該当する者でないこと(参照:中小機構/独立行政法人中小企業基盤整備機構反社会的勢力対応規程)
5)海外への投資(工場設立・販売会社設立等)又は製品等の輸出(直接および間接)を計画していること。
6)国の補助金による同様又は類似の趣旨の事業で採択されていないこと。(過年度の海外ビジネス戦略推進支援事業など。詳しくはお問い合わせください。)
7)支援終了後3ヵ年にわたりアンケートやヒアリングに協力していただけること。
8)原則として、3期連続赤字(税引前利益ベース)または直前期債務超過でないこと。
受付期間
受付開始:平成30年3月26日(月)
締 切 :平成30年5月7日(月)17時(必着)
※詳細については、中小企業基盤整備機構のサイトを参照下さい。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
会計の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
給与振込申請書とは?書き方や口座変更の注意点(テンプレート付き)
給与の支給は手渡しが原則です(労働基準法第24条)が、一般的には振り込みによって給与が支払われることが多いです。 振り込みによる給与支給には労働者側の同意が前提となるため、給与振込届出書や給与振込申請書、給与振込口座届などの書類が必要です。…
詳しくみる中小企業の課題とは?課題解決のための支援策を解説
中小企業は、どのような会社であっても何かしらの経営課題を抱えています。実際に中小企業を経営している方は、自社の課題に対して対応することが精一杯であり、ほかの中小企業の現状について見ることができているという方は少ないのではないでしょうか。 中…
詳しくみる配賦率とは?間接費における計算方法や配賦基準の決め方などをわかりやすく解説
配賦率とは、複数の部門や製品に共通してかかる間接費を、合理的な基準に基づいて割り振る際に用いられる比率のことです。原価計算や管理会計をはじめ、簿記の学習や実務においても頻繁に登場する重要な考え方です。この記事では、配賦率の基本的な意味から、…
詳しくみる原価配賦とは?基準の決め方や計算方法、会計処理をわかりやすく解説
原価の配賦は、複数の製品や部門にまたがる間接費を、一定の基準で合理的に割り振る会計処理です。この手続きによって、製品やサービスごとの正確な原価が明らかになり、適切な価格設定や事業の採算性評価といった、的確な経営判断につながります。この記事で…
詳しくみるものづくりを行う中小企業が抱える課題とは?ものづくり企業への支援策を紹介
戦後の混乱期以降から現在に至るまで日本経済の基盤を支え続けてきたのが、自社の技術を突き詰めて新しい製品を開発、製造している「ものづくり企業」です。ものづくり企業には大企業も存在していますが、多くは町工場のようなところを含めた中小企業であり、…
詳しくみる年商と年収の違いとは?中小企業が信頼できる取引先を見分けるために
メディアで企業の規模を表す際によく用いられる「年商」ですが、これが何を意味するかはご存知でしょうか。 年商が1億円を超えているからといって、必ずしもその企業がそれだけの利益をあげているとは限りません。今回は、「年商」の意味と「年収」との違い…
詳しくみる