年金資産

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年金資産は、企業年金制度を背景に、退職給付のための原資にすることを目的に積み立てている資産のことを指す。

厚生年金基金制度、適格退職年金制度に基づき保有している資産などが含まれる。

年金資産となる要件として以下の様なものがあげられる。

・退職給付以外の目的での使用は不可
・事業主、事業主の債権者より法的に分離されている
・積立の超過分以外による事業主へ対しての返還、事業主による解約、目的外の支払いへの利用など、事業主による受給者などの権利の侵害に当たるような行為が禁じられている
・資産と事業主の資産との交換が不可

なお、年金資産は、その金額が企業年金制度による退職給付債務、当該企業の年金制度による未認識過去勤務債務や未認識数理計算上の差異を計算後の金額を超えた場合には、前払年金費用で処理を行う。

また、退職一時金制度と企業年金制度のように複数の企業年金制度を持つ場合、企業年金制度で積立超過になる前払年金費用が発生したとしても、退職一時金制度での退職給付引当金との相殺は不可となる。

このケースでは、貸借対照表(B/S)上で前払年金費用、退職給付引当金の両方が計上される。

【関連用語】
退職給付債務
退職一時金制度
前払年金費用



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