約束手形

Pocket

約束手形とは、手形の振出人が名宛人(名を指定されている手形の受取人)に対し、約定の満期時に手形に記された金額を支払うことを約束した証券のことである。約束手形の振り出しにより、振出人は手形債務を負い、名宛人は手形債権者となる。約束手形は一般に商品仕入代金や買掛金の支払いのために利用され、これらは「商業手形」とも呼ばれる。

約束手形の考え方

同じく資金調達に用いられる小切手に比べ、約束手形は後日の特定の期日を決済日としている点に特徴がある。手形を振り出すことで支払いを将来の特定の日まで延期することができるため、それまでに支払資金を調達すればよいことになる。
しかし、手形に記載されている期日に手形が決済できなかった場合は「不渡り」となる。6ヶ月間に2度の不渡りを起こした会社は、手形交換所によって「銀行取引停止処分」という制裁を受け、当座取引と貸出取引が2年間禁止され、事実上の倒産に追い込まれる。
なお、手形は期日前に現金化すること(割引手形)や、他人に譲渡すること(裏書譲渡)も可能である。

手形サイト

手形の振出日から支払期日までの期間を「手形サイト」という。通常は1ヶ月から120日以内(もしくは4ヶ月以内)のものが多く、30日、60日、90日、120日と1ヶ月単位を目安にすることが一般的。なお、下請法では下請事業者に対し割引困難な手形を振り出すことを禁止しており、サイトの基準は120日以内となっている。

約束手形の勘定科目

・受取手形・・・回収先から受け取った手形のこと。期限までに現金化できなかった先日付小切手も受取手形勘定に計上する。

・支払手形・・・支払先に払った手形のこと。通常の事業上の取引で手形を振り出したり、為替手形を引き受けたときに金額を計上する。

・不渡手形・・・期日までに現金化することができなかった手形のこと。代金を回収できない場合は「貸倒損失」として計上する。



法人会計をラクにするクラウド会計ソフト
会計ソフト「MFクラウド会計」

中小企業の経理業務はサポート充実の会計ソフト「MFクラウド会計」を是非ご利用下さい。