- 更新日 : 2026年1月27日
従業員が立て替えた経費の仕訳方法は?立替経費精算の手順や注意点も解説
企業で発生する費用は企業が負担します。しかし、一定の場合従業員が立て替えるといったことも生じます。この場合、立て替えられた経費の精算や仕訳が必要になるため、正しい経費の仕訳方法を確認しておくと安心です。この記事では、従業員が立て替えた経費の仕訳方法や立替経費精算の手順や注意点、ミスを防ぐために効率化する方法を解説します。
目次
従業員が立て替えた経費の仕訳方法
従業員が経費を立て替えた場合は「立替経費」と言い、これらの費用は会社から後日支払います。まず、従業員が経費精算書を作成し、精算の申請を行います。続いて上長による申請の「承認」か「差し戻し」の判断が必要です。その後、承認されれば立替金の精算をして、従業員にその分を支払う流れになります。
仕訳は、経費精算を承認したタイミングと、精算を行って従業員にお金を支払ったタイミングで必要です。それぞれのタイミングでの仕訳について解説します。
立替経費を精算するときの仕訳方法
従業員が立替経費精算の申請を行い、それが承認された際に仕訳が必要です。内容に応じて旅費交通費や消耗品費、交際費といった勘定科目を使って借方に記入します。経費精算が承認され、仕訳を行う段階では、従業員に対して支払いがまだされていないため、貸方を未払金として記入します。具体的な処理の例は、以下のとおりです。
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 3,000円 | 未払金 | 3,000円 |
精算金を支払うときの仕訳方法
従業員が立て替えていた分の経費を従業員に支払った際にも、仕訳が必要です。精算した際に未払金として処理していたため支払った際には、借方に未払金を記入します。貸方は、支払った方法によって変わり、大体の場合は「現金」や「普通預金」といった勘定科目になるでしょう。以下で、処理の具体例を紹介します。
| 借方 | 貸方 | ||
|---|---|---|---|
| 未払金 | 3,000円 | 普通預金 | 3,000円 |
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
電子帳簿保存法 徹底解説
電子帳簿保存法は、1998年の制定以降、これまでに何度も改正を重ねてきました。特に直近数年は大きな改正が続いた上に、現在も国税庁による一問一答の追加・改定が続いており、常に最新情報の把握が必要です。
70P以上にわたるボリュームであることから、ダウンロードいただいた方から大好評をいただいている1冊です。
経費精算・債務支払システムの最新潮流
業務を効率化するためには、自社に適した経費精算・債務支払システムの導入が不可欠です。
このホワイトペーパーでは、最新の経費精算・債務支払システムの特徴や機能、選び方について詳しく紹介しています。
経費精算システム導入の投資対効果とは
経費精算システムの効果を社内で具体的に説明するためには、どのような整理を行えばよいのでしょうか。
そこで本資料では、経費精算システムの投資対効果算出方法に悩まれている方に向けて、経費精算システム導入によって得られる効果など基本的な概念を解説しつつ、投資対効果の算出方法やシミュレーション例、効果を高めるためのポイント、具体的な事例などをご紹介します。
経費精算の問い合わせを自動化!【生成AI活用ガイド】
「タクシー代の申請方法は?」「交際費の上限は?」 マニュアルはあるのに、なぜか経理への問い合わせや申請不備が減らない……。そんな悩みをお持ちではありませんか?
本資料では、生成AIを活用して、誰でも簡単につくれる「経費精算 質問チャットボット」の構築方法を解説します。
プログラミング知識は一切不要。「たった3つのステップ」で、あなたの代わりに24時間365日回答してくれるAIアシスタントを作る方法を、分かりやすくご紹介します。
立替経費を精算する手順
立替経費における、一般的な精算の手順を解説します。大まかな流れは同じですが、会社によっては独自のルールがある場合もあります。
従業員が立替経費を申請する
従業員が業務を行うにあたって、必要な移動費や物品費を従業員自身のお金で立て替えて支払います。その際は、購入したものやお金の使い方を明確にするために、領収書や明細書などの支払内容がわかる証憑が必要です。
その後従業員は、経費精算書といった申請書類に必要な情報を記載して、領収書や明細書を添付し会社が決める期日までに立替軽費精算の申請を行います。
上司や管理者が立替経費を承認する
提出された経費精算書や領収書を上長が確認し、承認や差し戻しを行います。経費の内容が不適切だったり、記載に不備があったりした場合には従業員に差し戻しを行います。承認された場合は経理部門の担当者がその経費の内容に応じて仕訳作業を行います。
従業員へ精算金を支払う
従業員に精算金を支払います。その後、未払金や普通預金といった勘定科目で仕訳を適切に行うことで立替経費精算の完了です。精算のタイミングや支払方法などは、企業ごとに異なるルールに基づいて行われるため、自社のルールと照らし合わせて処理しましょう。
立替経費を精算するときの注意点
ここからは、立替経費を精算する際の注意点について解説します。
立替経費を申請できる期間を決めておく
立替経費を申請できる期間を決めておくとよいでしょう。あまりにも期間が開いてしまうと、どのような理由でその経費が掛かったのか、思い出せなくなる可能性があるためです。会社の事情によっても異なりますが、一般的には立替経費発生から1〜2ヶ月以内までに申請するようにルールを定めていることが多いです。
立替金額の上限を決めておく
立替金の上限も決めておきましょう。立替金が高額になると、従業員の負担になってしまうためです。また、立替経費があるからといって、不必要な出費をしてしまう可能性もあります。適切な立替経費の運用を行うためには、立替経費に関するルールや利用可能な経費の種類をあらかじめ明確にすることが重要です。
立替金や仮払金との違いに注意する
立替金と仮払金は、どちらも一時的にお金を支払った際に使用する勘定科目です。立替金は、本来支払うべき人に代わって支払をした際に使用される勘定科目です。仮払金は、細かく使用内容や金額が決まっていない場合に使用される勘定科目です。
また、仮払金は会社の経費となることが見込まれる費用を仮払いした際に使用され、立替金は従業員の私的な費用や取引先が負担するべき配送料を負担した際などに使用されます。
立替経費の精算方法を就業規則に記載する
立替経費の精算方法やルールについて、就業規則に記載することも大切です。就業規則に明記することで、経理上の対応がスムーズに進められるため、経費精算におけるトラブルの発生を予防できます。具体的には、経費として認められる条件や上限金額、申請期限といったルールを定めることが一般的です。
立替経費の精算を効率化する方法
ここからは立替経費の精算作業を効率化する方法を解説します。
現金ではなくクレジットカードを利用する
法人クレジットカードを用意して、経費を支払う際に利用することで効率化できます。クレジットカードを利用すると、そもそも立替を行う必要がなくなります。立替経費精算も必要なくなるため、精算にかかる時間を軽減可能です。
また、明細などを会計システムに同期することができるため、通常の経理作業も軽減できるメリットがあります。
経費精算システムを導入する
経費精算システムを導入するのも、立替経費精算の効率化に役立ちます。書類の作成から申請や承認、仕訳作業といった処理が経費精算システムで完結するため効率化につながります。またインターネットの通信環境があれば、どこでも申請や承認といった作業も行えるため、柔軟な対応が可能です。
クレジットカードや経費精算システムで効率化しよう
立替経費の精算は、非常に重要な作業です。しかし処理する件数が増えると、処理ミスが発生したり、1件あたりの精査にかけられる時間が短くなったりして、処理の精度が落ちてしまいます。法人クレジットカードや経費精算システムを活用して、精算を効率化して負担を軽減しましょう。
【期間限定】会計ソフト移行で最大70万円ポイント還元!
オンプレミス型・インストール型をご利用の企業様へ。 移行作業をプロに任せる「導入支援サービス(サクセスプラン)」の費用相当額が、最大70万円分ポイント還元されるお得なキャンペーンを実施中です。
経費精算・小口現金担当者や経理担当者の方向けに、マネーフォワードでは「Excel関数集35選まとめブック」をご用意しています。
Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しているので、ぜひ無料ダウンロードしてご活用ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
会計の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
経費精算の関連記事
新着記事
- # 会計・経理業務
請求書支払いの効率化はどう進める?手順と自動化のポイントを解説
請求書支払いの効率化はどう進める? 請求書支払いの効率化は、業務フローの標準化とシステムによる自動化の組み合わせで実現できます。 受領形式をPDF等の電子データに統一 AI-OCR…
詳しくみる - # 会計・経理業務
請求書を一括で振込できる?マナーや手数料の負担、効率化の手順を解説
請求書を一括で振込できる? 同一取引先への複数請求書は、事前に合意があれば合算して一括で振り込めます。 内訳を明記した支払通知書の送付がマナー 振込先口座が異なる場合は個別対応が原…
詳しくみる - # 会計・経理業務
振込代行サービスとは?比較ポイントや手数料を安く抑える方法を解説
振込代行サービスとは? 企業の送金業務を外部へ委託し、手数料削減と経理業務の効率化を同時に実現する仕組みです。 大口契約の活用により手数料を半額以下に CSV連携で入力業務をなくし…
詳しくみる - # 会計・経理業務
振込代行サービスのセキュリティは安全?仕組みや管理方法を解説
振込代行のセキュリティは安全? 銀行同等の暗号化と法的な保全措置により極めて安全です。 全通信をSSL暗号化し盗聴・改ざんを防止 倒産時も信託保全で預かり金を全額保護 社内でも権限…
詳しくみる - # 会計・経理業務
振込手数料を削減するには?法人のコスト対策と見直し術を解説
振込手数料を削減するには? 振込手数料の削減には、ネット銀行への移行や振込代行サービスの活用が最も効果的です。 ネット銀行活用で窓口より約30〜50%のコスト削減が可能 同行宛口座…
詳しくみる - # 会計・経理業務
振込作業を効率化するには?経理の支払い業務をラクにする方法
振込作業を効率化するには? 銀行APIや全銀データを活用し、会計ソフトと銀行口座をシステム接続することで実現します。 API連携で手入力とログインの手間を削減 AI-OCRで請求書…
詳しくみる
会計の注目テーマ
- 損益分岐点
- 勘定科目 消耗品費
- 国際会計基準(IFRS)
- 会計帳簿
- キャッシュフロー計算書
- 予実管理
- 損益計算書
- 減価償却
- 決算報告書
- 財務分析
- 総勘定元帳
- 資金繰り表
- 連結決算
- 支払調書
- 経理の仕事
- 会計ソフト
- 貸借対照表
- 外注費
- 勘定科目 交際費
- 法人の節税
- 法人税 節税
- 給付金
- 手形
- 損金
- 決算書
- 勘定科目 福利厚生
- 法人税申告書
- 原価計算 棚卸資産評価
- 勘定科目 引当金
- 財務諸表
- 勘定科目 修繕費
- 仕訳 仮勘定
- 仕訳 のれん
- 一括償却資産
- 工具器具備品
- 勘定科目 地代家賃
- リース取引
- 中小企業 業務課題
- 税理士
- 原価計算
- 軽減税率
- 簡易課税
- 法人税申告
- 税務調査
- 貸倒引当金
- 売掛金 会計処理
- 電子帳簿保存法
- 粉飾決算
- 勘定科目
- 勘定科目 固定資産
- 勘定科目 税務
- 勘定科目 業種別
- 勘定科目 収益
- 勘定科目 車両費
- 簿記
- 勘定科目 水道光熱費
- 資産除去債務
- 圧縮記帳
- 会計ソフト 運用
- 利益
- 経理 効率化
- 前受金
- 固定資産
- 勘定科目 営業外収益
- 月次決算
- 勘定科目 広告宣伝費
- 益金
- 資産
- 勘定科目 人件費
- 勘定科目 負債
- 予算管理
- 勘定科目 流動資産
- 棚卸
- 資金繰り
- 会計システム
- 原価計算 売上原価
- 未払金
- 労働分配率
- 飲食店 経理
- 電子帳簿保存法 保存要件
- 売上台帳
- 勘定科目 前払い
- 収支計算書
- 収支報告書
- 勘定科目 荷造運賃
- 勘定科目 支払手数料
- 仕訳 固定資産
- 消費税
- 借地権
- 役員報酬
- 中小企業
- 勘定科目 損害
- 勘定科目 被服費
- 仕訳
- 仕訳 金融商品
- 決算
- 預金
- 会計の基本
- 勘定科目 仕入れ
- 仕訳 仕入
- 経費精算
- 経費精算 領収書
- 勘定科目 資産
- 原価計算 原価率
- 電子帳簿保存法 対応
- 電子帳簿保存法 対応 ケース別
- 減価償却 機械 設備
- 勘定科目 旅費交通費
- 旅費交通費
- 減価償却 少額資産
- 勘定科目 資本
- 小口現金
- 電子取引
- 勘定科目 固定資産 車両
- 個人事業主 経費 固定資産
- 勘定科目 固定資産 PC
- 勘定科目 固定資産 建物
- 勘定科目 通信費
- 法人税
- 連結納税
- 勘定科目 保険料
- 督促状
- 請求管理
- 勘定科目 諸会費
- 入金
- 消込
- 債権管理
- M&A 資本政策
- 決算公告
- 決算業務
- スキャナ保存
- 仕訳 経費
- 経費精算 効率化
- 債権
- 電子記録債権
- 売掛金回収
- 口座振替
- 確定申告 法人
- 入出金管理
- 与信管理
- 請求代行
- 決済代行
- 財務会計
- 小切手
- オペレーティングリース
- 新リース会計
- 購買申請
- 消費税 会計処理
- ファクタリング
- 償却資産
- 会計基準
- 法人税 関連税
.png)




