- 更新日 : 2020年6月9日
売上総利益とは
売上総利益とは、損益計算書(P/L)において、売上高から売上原価を差し引いた後の利益のことを指す。一般的には粗利と呼ばれる。
「売上原価=売上につながった分の原価」を示しているように、売上総利益も同様に売上に対応した利益を示す。
また、収益性分析のための指標の1つである売上総利益率は、売上総利益の売上に対する構成比を表す指標であり、粗利率とも呼ばれる。
売上総利益率=売上総利益÷売上高×100
で求めることが可能であり、この指標により企業が提供する商品やサービスの競争力、販売力などを測ることができる。
なお、一般的に製造業などモノを扱う業種の売上総利益率は低くなる傾向がある。
その中で売上総利益率が高い企業の特徴としては以下の様なものがある。
・製品の差別化による高価格政策を取れる
・規制により保護されている
・流通における独占的な強みがある
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