- 更新日 : 2025年12月23日
古着屋経営の基礎知識!年収・失敗を避けるポイントも紹介
古着屋経営で得られる年収は、規模や客単価はもちろん、オンラインで対応するかなどによっても異なります。また、開業にあたって、仕入先を探すことや古物商許可を取得することなどが必要です。
大学生でも、勉強すれば古着屋経営はできます。本記事で、基礎知識や失敗を避けるためのポイントを確認しておきましょう。
目次
古着屋経営はどれくらい儲かる?理論年収は?
古着屋経営でどれくらい儲かるかを示した公的統計は、少なくとも現時点では公表されていません。理論年収も、エリアや扱う商品、店舗規模、運営方法などによって異なるでしょう。
たとえば個人経営で客単価6千円、1日平均5人来店、原価率40%、月25日営業するケースを考えます。この場合、月の売上は75万円(6千円×5人×25日)で、粗利は45万円(75万円−75万円×40%)です。
賃料・宣伝費・光熱費・人件費などの経費が25万円かかると仮定すると、月に自分が得られる利益は20万円、年間では240万円というシミュレーションになります(20万円 × 12か月)。
もちろん、条件がそろえば個人の古着屋経営で1千万円の利益を得ることも可能ですが、そのためには客単価や集客力を高めることに加え、仕入れや在庫管理、EC運営など、複数の要素を戦略的に改善していくことが欠かせません。
オンライン・ネットショップ古着屋は儲かる?
オンライン・ネットショップ古着屋は初期費用を抑えられるため、方法次第で儲かることもあります。一般的に、オンライン・ネットショップ古着屋とは実店舗ではなくオンライン上で古着を販売する形態のことです。
オンライン・ネットショップ古着屋のメリットとして、24時間365日古着を購入してもらえる可能性がある点が挙げられます。その一方で、事業として継続的に販売する場合は特定商取引法上の「通信販売」に該当し、事業者名や住所、電話番号などの表示義務をはじめとする各種ルールに従う必要がある点に注意が必要です。
大学生でも古着屋経営はできる?
環境さえ整えば、大学生でも古着屋経営を始められます。2022年4月1日から民法改正により、成年年齢が18歳に引き下げられ、古着屋経営に必要な古物商許可は18歳以上であれば申請・取得が可能になりました。したがって、18歳以上であれば、多くの大学1年生も含めて古着屋経営を始められるでしょう。
実際に、大学生が経営している古着屋もいくつか存在します。ただし、古着屋経営には仕入などのノウハウが必要なため、開店したからといってすぐに儲けられるとは限らない点に注意が必要です。
古着屋経営に必要な費用
古着屋経営に必要な費用を、初期費用とランニングコストに分けて解説します。
初期費用
店舗の立地や規模、内装のレベルなどによって異なりますが、実店舗で古着屋を開業する場合、初期費用はおおむね数百万円規模といわれます。目安として300〜500万円程度とされることが多いです。
もっと抑えられるケースもあれば、人気エリアやこだわりの内装にすると1,000万円近くかかることもあります。最初の段階で、主に以下の資金を用意することが一般的です。
- 店舗取得費
- 最初の古着仕入費用
- 備品調達費
テナントで古着屋を経営する場合、敷金・保証金・前払い賃料などを含めると、初期の賃貸関連費用だけで100万円以上かかるケースも少なくありません。また、在庫を切らさないために、最初からある程度の量の古着の仕入が必要です。
ランニングコスト
初期費用を用意して古着屋を開店した後も、ランニングコストがかかります。主なランニングコストは、以下のとおりです。
- 定期的な仕入費用
- 人件費
仕入費用や人件費の具体的な金額は、店舗の規模によってさまざまです。
そのほか、開業初期はすぐにスタッフが集まらず、求人広告費が発生することもあります。また、集客のための広告宣伝費も一定程度は必要になります。
ランニングコストを抑えつつ集客したい場合は、自社サイトの整備やSNSを活用した情報発信など、低コストの集客手段も組み合わせるとよいでしょう。
古着屋経営を始める流れ
古着屋経営を始める流れは、以下のとおりです。
- 店舗のコンセプトや古着のジャンルを決める
- 仕入先を探す
- 店舗物件を探す
- 内装・外装の工事、備品の準備をする
- 古物商許可を取得する
- 開業届を提出する
それぞれの概要を詳しく解説します。
店舗のコンセプトや古着のジャンルを決める
最初に、店舗のコンセプトや古着のジャンルを決めましょう。古着には、以下のようにさまざまなジャンルが存在します。
- インポート
- ヴィンテージ
- ミリタリー
- アウトドア
- ユーズド
- ハイブランド
知らないジャンルに手を出すと、適切な価格を判断できず損失を抱える可能性があります。また、顧客に聞かれた際も上手に説明できないでしょう。
まずは、知識を持っている分野から始めることがポイントです。
仕入先を探す
店舗のコンセプトや取り扱う古着のジャンルに応じて、仕入先を探します。主な仕入先は、以下のとおりです。
- フリマサイト・フリマアプリ
- 大手リサイクルショップ
- 卸業者
フリマサイト・フリマアプリは効率的に利用できる点がメリットです。直接手に取って吟味するのであれば、大手リサイクルショップでの仕入を検討しましょう。
また、卸業者からの仕入は、大量に古着を調達できる点、売れ筋を見つけやすい点などがメリットです。
店舗物件を探す
古着屋で稼ぐためには、店舗探しも大切です。店舗の場所や規模によって、売上や費用が大きく変わります。
集客するには、近隣に競合店が集まるエリアを選択することがポイントです。古着に興味がある人が集うエリアのため、自分の店にも関心を持ってもらえる可能性があります。
ただし、人が集うエリアは賃料も高くなりやすいため注意が必要です。
内装・外装の工事、備品の準備をする
店舗物件が見つかりオーナーと契約を締結したら、内装・外装の工事を進めましょう。内装・外装工事は、注目を集めたり、リピーターを増やしたりするために重要な作業です。
最初に決めた店のコンセプトや古着のジャンルにあわせて、壁・看板・天井・カウンターなどの工事を実施します。ただし、テナントはあくまで場所を借りている立場のため、事前にオーナーの承諾が必要である点に注意しましょう。
古物商許可を取得する
中古の衣料品を仕入れて販売する一般的な古着屋を事業として営む場合は、古物営業法上の「古物商」に該当し、古物商許可を取得しなければなりません。古物商許可とは、古物の「売買」「交換」「委託を受けて売買」「委託を受けて交換」の営業を始めるために必要な申請のことです。
古物商許可申請は、主たる営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課保安係に提出します。申請しても、許可を得るまで古物商としての営業活動はできない点に注意しましょう。申請からおよそ40日以内に、申請した警察署から許可・不許可の連絡があります。
開業届を提出する
個人事業で古着屋を経営する場合は、税務署への開業届の提出が必要です。開業届は、原則として事業開始日から1か月以内に納税地を所轄する税務署へ提出することとされています。
また、青色申告の承認を受ける際は、所得税の青色申告承認申請の手続きも必要です。青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(1月16日以降に開業した場合は、事業開始日から2か月以内)に、納税地を所轄する税務署に提出しましょう。
参考:国税庁[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続
参考:国税庁[手続名]所得税の青色申告承認申請手続
儲かる古着屋を作るポイントは?
古着屋は、実店舗ビジネスの中では比較的小資本で始めやすい一方、利益を安定させるには仕入れルートの確保、ブランド選定、オンライン販売との併用など、戦略的な運営が欠かせません。トレンドの変化も早いため、感覚だけで進めると売上が伸び悩むことがあります。ここでは、利益を出しやすい古着屋づくりのポイントを解説します。
儲かる仕入れルートを確保する
古着屋の利益は仕入れ段階でほぼ決まります。 海外の古着倉庫(アメリカ・ヨーロッパ)との直接取引、国内リサイクルショップの卸仕入れ、個人からの買取強化など、複数のルートを持つことが重要です。「大量に安く仕入れられるルート」を確保できれば、価格競争に強くなり利益率が上がります。
また、ブランド物やヴィンテージなど単価が高いジャンルを扱う場合は、「鑑定の知識」と「相場の把握」が欠かせません。相場を見誤ると大きな損失につながるため、トレンドと価格推移を常にチェックしましょう。
コンセプトと強みを明確にする
儲かっている古着屋には必ず“テーマ”があります。メンズ中心、ストリート、ヴィンテージ、レディース韓国系、子ども服など、明確なコンセプトを打ち出すことでファンがつきやすくなります。「何でも売っている店」より、「好きなジャンルが必ず見つかる店」のほうがリピートにつながるため、ターゲット層を絞って商品構成を作ることがポイントです。
ブランド・価格帯・陳列方法もターゲットに合わせて最適化すると、売れ行きが大きく改善します。
EC販売・SNS運用を徹底する
古着屋は店舗だけでは利益が伸びにくいケースが多いため、オンライン販売との併用を検討することが非常に重要です。
BASE・Shopify・メルカリ・Instagramショップなどを活用すれば、店舗がなくても全国から顧客を獲得できます。特にInstagramは古着と相性が良く、コーデ投稿・入荷速報・リール動画などでファンづくりがしやすい媒体です。また、ECは在庫回転率を高める効果があるため、古着屋の利益を安定させる重要な施策です。
古着屋の利益率を上げる方法は?
古着屋の利益率は、主に仕入れ価格・在庫回転・販売単価・運営効率といった要素で左右されます。同じ在庫を扱っていても、仕入れ方法や商品管理の工夫次第で利益が変わるのが古着屋の特徴です。ここでは、利益率を最大化するためのポイントを解説します。
仕入れ単価を下げ、回転率の高いアイテムを扱う
最も利益率に直結するのが「適正な価格で仕入れて、できるだけ早く売る」ことです。海外倉庫のバルク仕入れ、卸業者との直接取引、個人買取の活用など、複数の仕入れルートを確保することで安定した仕入れが可能になります。また、季節・トレンドを意識した商品を優先し、売れ行きが鈍いジャンルには早めに見切りをつけることも重要です。仕入れの効率化こそが利益率向上の土台になります。
商品の価値を高めて販売単価を上げる
古着は“一点もの”だからこそ、メンテナンスや見せ方で価値が大きく変わります。洗濯・アイロン・リペアなどを丁寧に行うことで、同じ商品でも見た目の印象が向上し、高値でも売れやすくなります。
また、コーディネート提案、魅力的な撮影、ストーリー性のある説明文などは顧客の購買意欲を高め、単価アップにつながります。ヴィンテージやブランド古着は特に、訴求の工夫が利益率を大きく押し上げます。
在庫管理を最適化し、ロスを減らす
古着屋の利益を圧迫する大きな要因の一つが「売れ残り在庫」です。在庫が増えるほど商品という形で資金が店内や倉庫に眠ってしまい、仕入れや運転資金の余裕がなくなります。 そこで、以下のような在庫管理の最適化が効果的です。
- 売れ行きデータを記録し、仕入れ量を最適化する
- 回転率の低い商品は早めに値下げ・セット販売で処分する
- トレンドの変化が早いジャンルは仕入れすぎない
- EC販売と店舗販売で動きの異なる商品を分析する
在庫を持ちすぎないことが、結果的に資金効率と利益率を向上させます。
古着屋経営で失敗する原因と対策法は?
古着屋は小資本で始められる一方、仕入れ・在庫管理・集客の戦略が不十分だと赤字になりやすいビジネスです。特に参入者が増えている今、感覚や趣味だけに頼った運営では利益が伸びにくく、数年以内に撤退してしまうケースもあります。ここでは、古着屋が陥りやすい失敗原因と、効果的な対策法を解説します。
仕入れの失敗(相場を知らない・売れない商品を集める)
古着屋経営で最も多い失敗が仕入れのミスです。相場を知らないまま買い付けてしまう、ブランド価値や需要を十分にを理解せずに大量仕入れしてしまうと、値段を下げても売れ残りやすく結果として利益が出にくくなります。
対策としては、常に市場価格をチェックする、競合店の価格帯を把握する、売れ筋と不動品の分析を毎月行うことが必要です。最初から大量仕入れをせず、小ロットで回転の速い商材を優先的に扱うことで在庫リスクを抑えられます。
コンセプトが曖昧でターゲットが定まっていない
「何でも置いている店」はブランドとしての印象が弱く、固定客がつきにくい傾向があります。メンズ・レディース・ヴィンテージ・ストリートなど、ジャンルが散らばるとお客様は“何のお店なのか”理解できず、結果としてリピート率が下がります。
対策として、ターゲット層(年代・性別・スタイル)を明確にし、扱うブランド・価格帯・陳列方法をできるだけ一貫させることが重要です。世界観を作れた店はSNSでもファンが増えやすく、「この店らしい古着が欲しい」という指名買いにつながりやすくなります。
集客不足(SNS・ECを活用しない)
店舗だけで集客しようとすると、多くの古着屋は売上が伸び悩みます。SNS更新をほとんどしない、オンライン販売を導入しないなど、顧客との接点が少ないことが結果的に集客不足の原因です。
対策法として、Instagram・TikTokでの入荷情報やコーデ投稿、BASEやメルカリでのEC販売を併用することで、来店数・売上ともに大きく改善します。特にInstagramは“古着と最も相性が良い媒体”で、リール動画は効率的な集客手段になります。
古着屋経営の勉強は何をしたらいい?
古着屋を成功させるには、ヴィンテージ知識だけでなく、仕入れの判断力、価格設定、資金繰り、マーケティングなど幅広いスキルが必要です。ここでは、古着屋経営に必要な勉強内容を紹介します。
ヴィンテージ古着の知識を学ぶ
まず最も重要なのが、古着そのものへの理解です。古着は年代・素材・ブランド・状態によって価値が大きく変わるため、基礎知識がなければ価格を正しくつけることができません。書籍や専門サイトで「年代判別」「ブランド史」「タグの見方」「状態評価」などを学ぶと、商品の価値判断ができるようになります。
また、実際に古着店に足を運び、陳列方法・価格帯・人気アイテムの傾向を観察することも大切です。買い付け経験が豊富なバイヤーや卸業者の話を聞くことで、仕入れのコツやトレンド感覚など、より実践的な知識が身につきます。
店舗経営の基礎(資金繰り・利益管理)を学ぶ
古着屋に限らず、小売・サービス業の店舗経営でもっとも多い失敗が「資金繰り」です。利益が出ていても、仕入れに資金を使いすぎると現金不足に陥り、仕入れができなくなるケースも少なくありません。 そのため、以下の運営知識は必須です。
- キャッシュフロー管理
- 粗利計算・在庫回転率の把握
- 仕入れ予算の配分
- 資金調達の基礎(日本政策金融公庫の制度など)
これらは書籍やオンライン講座で学べるため、開業前に基礎を固めておくと安心です。
販売・集客のスキル(SNS・EC)も勉強しておく
現代の古着屋は、店舗だけの集客では売上が頭打ちになりやすく、オンラインでの発信や販売が重要な役割を担うケースが増えています。Instagram・TikTokを活用した発信方法や、ECサイト(BASE・Shopify・メルカリなど)の運営方法を学ぶことで、売上アップにつながります。古着はビジュアル訴求が重要なため、撮影・コーデ提案・リール動画制作なども勉強しておくと効果的です。
古着は「見た目の印象」や「世界観」で選ばれることが多いため、ビジュアルで魅力を伝えるスキルは特に効果的です。はじめから完璧を目指す必要はなく、少しずつ試しながら、自分の店に合った発信スタイルを見つけていくことが大切です。
古着屋経営には古物商許可申請が必要
工夫次第で、誰にでも古着屋経営で利益を上げるチャンスはあります。ただし、中古の古着を仕入れて販売する場合には古物商許可申請が必要になるなど、法律上のルールを守ることにも注意が必要です。
また、古着に関する知識がなければ、過剰在庫を抱えて古着屋経営に失敗しかねません。古着屋経営を始めるなら、書籍で学んだり実際に古着を見たりしてあらかじめ十分な知識を蓄えておきましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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