• 作成日 : 2022年9月16日

一人起業のメリットとは?おすすめのビジネスモデルや成功へのポイントを解説!

一人起業のメリットとは?おすすめのビジネスモデルや成功へのポイントを解説!

起業は一人でも可能です。一人起業には、比較的少ない資金で始められることや、自由に事業を進めやすいなどのメリットがあります。一方、資金や相談相手の確保が難しいなどのデメリットもあります。コンサルや物販事業など、一人起業しやすいビジネスアイデアを選択することや、フランチャイズ経営からスタートする方法もおすすめです。

本記事では、一人起業のメリット・デメリットやおすすめのビジネスモデル、成功のポイントを紹介します。一人起業で自由に仕事をしたい方は必見です。

そもそも起業は一人でもできる?

そもそも、一人でも起業は可能です。起業には以下の2パターンがあります。

個人事業主として開業する場合は、フリーランスとして個人で活動することになります。また、従業員が一人の会社を設立することも可能です。一人であらゆる仕事をこなす必要がありますが、その分自由度高く働けます。さらに、事業に関わるあらゆる経験が得られます。このように、一人で起業することは簡単なことではありませんが、決して不可能ではないのです。

一人起業のメリットは?

一人起業には以下のようなメリットがあります。

  • 少ない資金で始めやすい
  • 経営や事業に裁量権を持てる
  • 幅広いスキルを得られる

スモールビジネスとして始められる点や自由度高く働ける点、さまざまな経験・スキルが得られる点は、一人起業ならではのメリットです。以下では、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

少ない資金で始めやすい

起業には資金が必要ですが、一人起業なら自宅でも開業でき、人件費も抑えられるため少ない資金で始められます。特に、パソコンがあればできるWeb系の仕事や、自身のスキルを商材とするコンサルティングのような仕事の場合、設備費用が少なく済むため、必要資金を抑えて起業が可能です。また、スモールスタートできるため、無理なく取り組め、失敗した時のリスクを軽減できるというメリットもあります。

経営や事業に裁量権を持てる

一人起業では、経営に関するあらゆる決定は自分一人で行い、経営における裁量権を持てます。自分のペースで働け、やりたい事業を好きなように進められるのがメリットです。その分全責任を負う必要はありますが、一人だからこそ、社員や共同創業者のことを考慮せず、自由な時間・働き方で仕事に取り組めるのは大きなメリットと言えます。

幅広いスキルを得られる

一人起業では、財務・ファイナンスのスキルを使う経営分析といった仕事はもちろん、営業やマーケティング、その業種ならではの実務など、一人であらゆる仕事を行います。もちろん作業を外注することも可能ですが、あらゆる経験から幅広いスキルを得られるのがメリットです。業務に必要なさまざまな業務を経験し、業務内容を熟知することで、経営者として必要な資質を身につけられます。

一人起業のデメリットは?

前述のとおり、一人起業にはさまざまなメリットがありますが、以下のようなデメリットも存在します。

  • 資金調達が難しい
  • 自己管理が大変
  • 相談相手の確保が難しい

特に一人で事業を進めなければならないため自己管理が難しい点や、相談に乗ってくれる相手を見つけにくいのはデメリットです。ここでは、一人起業のデメリットについて解説します。

資金調達が難しい

一人起業は、開業にあたって必要な資金が比較的少ないのは魅力です。しかし、まとまった金額が必要な事業を行う場合、開業資金の調達に苦労することが多いというデメリットがあります。自己資金から賄える場合、資金調達は不要ですが、そうでない場合は金融機関や投資家など、外部から資金調達を行うことが必要です。

資金調達の際は、事業計画で将来性をアピールしたり、返済能力があることをアピールしたりして信頼してもらう必要があります。また金融機関から融資を受ける場合、審査で自己資金に要件が設けられていることも多く、共同経営者がいたほうが有利なことも多いです。このように、一人起業では資金調達が難しい、という難点があります。

自己管理が必要

一人で起業するとなると、厳しい自己管理が必要です。自身の働きが収入に直結するため、モチベーションを保ち、健康に気を配りながら仕事をする必要があります。生産性を上げるためには、一人でも集中して効率よく働くことが重要です。

また働けなくなった場合代わりの人がいるわけではなく、会社から休業手当がもらえるわけでもありません。そのため、長く働き続けるためには自己管理が必要です。

相談相手の確保が難しい

困難にぶつかった時、相談できる相手が見つけにくいのもデメリットです。一人起業だと同じ目線で相談できる人が少なく、目標や困難を共有できる相手がいないため、孤独を感じることも少なくありません。起業の先輩に相談することもできますが、同じ目線で相談できる人にしか話せないこともあります。このように、相談相手の確保に苦労することも多いです。

一人起業におすすめのビジネスモデルは?

一人起業におすすめのビジネスモデルは、以下のとおりです。

  • コンサルタント
  • 物販事業
  • サロン経営
  • 自身のスキルを活かした仕事


一人起業では、ビジネスモデルが明快なものや、起業にあたって必要な資金が少ないもの、スキルを十分に活かせるものを選ぶことがおすすめです。以下では、一人起業におすすめのビジネスモデルについて解説します。

コンサルタント

自身の知識やスキルを活かし、会社や個人にコンサルティングサービスを提供する仕事です。弁護士や公認会計士・税理士といった専門性の高い資格や、ファイナンシャルプランナーや中小企業診断士など、さまざまな資格を活かして各種コンサルティングサービスを展開できます。必要な経費の多くが自身への人件費なので、低コストで始めやすいのが特徴です。

物販事業

物販事業は、商材を安く仕入れて高く売る、というわかりやすいビジネスモデルです。販売形態は、オフラインとオンラインの2種類があります。最近では、ECサイトの発展でオンラインの物販事業に取り組みやすくなっているため、まずはオンラインでの物販事業に挑戦することがおすすめです。

はじめに、メルカリやヤフオクといった大手のプラットフォームでユーザーのニーズを検証し、その後扱う商品の幅や販売数を拡大したり、販売形式を工夫したりしましょう。

サロン経営

女性が自宅で開業しやすいのが、美容や健康などに関するサロン経営事業です。ネイルサロンやエステサロン、マッサージやリラクゼーションサロンなどが挙げられます。機械や器具などの設備費用がかかり、資格が必要なものも存在するため開業ハードルは高いです。自宅で開業できて、美容や健康分野に興味がある女性に向いています。

自身のスキルを活かした仕事

ライターやWebデザイナー、プログラマーや翻訳など、自身のスキルを活かした事業を行うこともおすすめです。クラウドソーシングサービスの発展により、特別な費用をかけずに​​案件を探し、仕事を受注しやすい環境が整っています。特別な資格が必要ない仕事であれば、自宅で気軽にスタート可能です。こうした仕事は、リモートワークで好きな時間に働きやすいため、自由な働き方を重視する方にも適しています。

フランチャイズも一人起業のひとつ!

自分一人での起業に不安がある場合、フランチャイズに加盟するという方法もあります。企業によっては月会費や研修費が必要になる場合もありますが、初期費用の融資やサポートを受けながら起業できることが多いです。またすでに知名度があるため、集客にかかるコストを軽減できます。自身で開業するより自由度は下がりますが、起業のスタートとしてはおすすめの方法です。

一人起業で成功するためのポイントは?

一人起業で成功するためのポイントは以下のとおりです。

  • 十分な資金を確保する
  • 収益が得やすい起業アイデアを見つける

一人起業では必要資金がそこまでかからない場合が多いですが、生活費も含めて事前に十分な資金を確保しましょう。また収益につながるビジネスモデルを検討することも重要です。ここでは、一人起業で成功するためのポイントについて解説します。

十分な資金を確保する

一人起業にあたって、開業に必要な資金を整理し、事前に十分な額を確保することが大切です。必要資金は、事業の規模や形態、ターゲットなどによって異なります。事業計画をもとに、必要な金額を算出しましょう。

また一人起業ははじめからうまくいくとは限りません。事業が軌道に乗るまで収入が入らない可能性もあるため、3〜4ヶ月分は生活資金を用意したうえで始めるのが現実的です。

収益が得やすい起業アイデアを見つける

起業アイデアを見つける際は、「できること」「やりたいこと」「求められていること」の3つを検討することが大切です。特にニーズがあるか事前に入念にチェックする必要があります。いくらやりたいことであっても、売上が立たなければ事業として成り立ちません。自分の興味や得意なことだけでなく、世間から求められていて収益が得られるかを重視して事業を選びましょう。

また、アイデアが見つかったら事業計画を立て、売上や収益の立て方など、今後の見通しを整理することも大切です。特に未経験の分野で起業する際は、講習や交流会に参加したり、その分野の起業で成功している方に話を聞いたりするなど、積極的に情報収集を行いましょう。

マネタイズしやすい方法で一人起業をはじめましょう

本記事では、一人起業のメリット・デメリットや一人起業におすすめのビジネスモデル、成功するためのポイントなどについて解説しました。一人でも起業は十分可能で、自由度や得られるスキルの幅広さなど、一人起業ならではのメリットが多く存在します。

一人起業の際は、特にマネタイズしやすいビジネスモデルを選択することが大切です。この記事を参考に、自身のやりたいことを実現し、スキルを活かせる起業に挑戦してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

一人起業のメリットは?

少ない資金で始めやすいこと、経営や事業に裁量権を持てること、幅広いスキルを得られることです。特に、一人なので小回りが効きやすく、自分の好きなように働けるのは大きなメリットです。詳しくはこちらをご覧ください。

一人起業におすすめのビジネスモデルは?

コンサルタントやライター、Webデザイナーなど専門性を活かした仕事は、自身のスキルを活用でき、必要なコストも少ないのでおすすめです。始めやすいのは物販事業で、特に女性の場合サロン経営もおすすめです。詳しくはこちらをご覧ください。

一人起業で成功するためのポイントは?

事業に必要な資金を計算し、生活資金も含めて十分な資金を準備することです。またニーズがあり、収益を得やすいアイデアを選択するのも大切です。起業アイデアを見つけたら事業計画を立て、見通しを整理しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談していただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事