• 更新日 : 2022年9月14日

新規事業に必要なビジネスアイデア の実例や探し方を解説!

新規事業に必要なビジネスアイデア の実例や探し方を解説!

ビジネスアイデアは事業の未来を決める重要なものです。ビジネスアイデア1つで夢やビジョンが実現し、会社やご自身が大きく飛躍を遂げられる可能性もあります。しかし、ビジネスアイデアを考えるのは簡単ではありません。アイデアを現実的なビジネスプランになるまで昇華させることが必要です。

この記事ではビジネスアイデアの見つけ方やブラッシュアップの仕方を、実例を交えながら紹介します。ぜひ参考にしていただき、起業家への第1歩を踏み出しましょう。

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ビジネスアイデアとは

ビジネスアイデアとは「新しい商品やサービス・事業のもとになる着想」のことです。アートやエンターテイメントの世界ではひらめきや他者にはない大胆な発想が大切といえます。ビジネスも同じで、思い浮かんだアイデアを形にしていきます。

ただし、どんなアイデアでもうまくいくとは限りません。ビジネスで大切なのは「収益性」「社会性」「持続性」です。

大前提として事業は儲かるものでなければいけません。「顧客に選ばれる商品・サービスを提供できるか」「しっかりと利益は上げられるか」という「収益性」をしっかりと考える必要があります。

「人の悩みや欲求を満たす商品・サービスを提供する」「社会のためになる事業をする」という「社会性」を満たしていれば、顧客に商品・サービスが選ばれて儲けることができるようになります。

最初だけ物珍しさで選ばれる、いわゆる「一発屋」では事業は成功したとはいえません。「廃れる事業ではないか」「無理なく続けられそうか」という「継続性」も重要です。前述の収益性と社会性が備わっていれば、自ずと継続性も高くなります。

以上の3点も考慮してビジネスアイデアを考えてみましょう。

新規事業におけるビジネスアイデアの必要性

ビジネスアイデアが思い浮かばなかったとしても、起業すること自体は可能です。例えば、「流行っているから」「儲かりそうだから」とラーメン店を開業したとしましょう。最初は物珍しさで流行るかもしれません。しかし、飲食業界、とりわけラーメンは競合がかなり多く、大手も参入している、いわゆるレッドオーシャンな市場です。

他店よりも価格が高い、味付けに特徴がないというお店はすぐにお客さんが離れていってしまいます。特に個人経営のラーメン店は大手と比較すると知名度が低く、新規のお客さんがなかなか来ません。仕入れに関しても大手は独自のルートや大量仕入れによるスケールメリットなどで仕入れ値を抑えることで価格を安くできますが、個人店ではそれもなかなか難しいです。

このように、資本も顧客も信頼もない状態で、ただやみくもに開業をしても、あっという間に窮地に陥ってしまいます。

ここで武器となるのがビジネスアイデアです。他店で食べられないラーメンがあれば、少々高くてもお客さんは来てくれます。素材にこだわればその想いに共感した人が選んでくれるかもしれません。斬新なコンセプトを打ち出したり、お店の内外装をユニークなものにしたりすれば、SNSで話題になってお客さんが殺到する可能性があります。顧客を獲得できるだけではなく、優秀な人材や出資者も集まるかもしれません。

ビジネスアイデアがしっかりしていれば、大手を含めたライバルとの競争に巻き込まれることなく多くの顧客を獲得でき、一緒にビジネスをする仲間を増やすこともできるでしょう。

ビジネスアイデアとビジネスプランの関係性

ビジネスアイデアは非常に重要ではありますが、それだけでは新規事業を立ち上げることはできません。前述のとおり、「収益性」「社会性」「持続性」を具体的にして、ビジネスプランに昇華させる必要があります。

ビジネスモデルを考える際には「ヒト・モノ・カネ・情報の動き」を把握することが大切です。

「誰が買って、誰が売って、誰が作るのか=ヒト」「どんな商品やサービスを提供するのか、どんな価値をヒトに提供できるのか=モノ」「買う代金はいくらにするのか、モノを売ったり作ったりする費用はいくらになるのか、売上や利益はどれくらいになるのか=カネ」「情報発信や営業をどのようにしていくのか=情報」を突き詰めていく必要があります。

さらに市場の動向やライバルの分析などを行い、実際にビジネスが循環するサイクルを想定したものがビジネスプランです。

納得いくプランを作って事業を成功させるためには、何度も推敲を重ね、中身をブラッシュアップさせることが大切です。ラーメンの味付け一つにしても「この味付けは他店がやっているかどうか」「この素材は他で使っていないけど仕入れ価格はどうか」「この味ならいけるかもしれない」というように、何度も何度も検討を繰り返します。

さらにビジネスプランを具体的なアクションや数値に落とし込んだものが「事業計画書」となり、創業時の融資や補助金の申請、クラウドファンディングでの資金集めにも使えます。

儲けのタネがビジネスアイデア。そこから芽が出て、苗となり、花や実がなるまでのビジョンを描くのがビジネスプランや事業計画なのです。

しっかりとしたビジネスプランや事業計画を構築するためにも、ビジネスアイデアは非常に重要です。

ビジネスアイデアの探し方

それでは具体的にビジネスアイデアのタネを探して作っていく方法を順番に解説します。まず頭を柔らかくしてアイデア体質になってから、ビジネスの視点を加え、現実に即したビジネスアイデアになるよう磨きをかけていきましょう。

ビジネスアイデアの作成に必要な考え方

意外に思われるかもしれませんが、ビジネスアイデアを見つける際には「お客さんが来るか」「儲かるか」というように、最初から商売になるかどうかを考える必要はありません。

アイデアのもとは「これ面白い!」「これってなんでこうなっているんだろう?」といった「気付き」や「違和感」です。

ポジティブなものなくても構いません。「なんでこんなに不便なの?」「この商品、もっとこうだったらいいのに」といった、世の中にあるイライラや不満を解決できれば、たちまちビジネスアイデアに変身します。

できるだけ思い込みを排除し、好奇心を全開にしてアンテナに引っかかったものを、心に留めておきましょう。

新しいアイデアを探すときによく使われる手法として「ブレインストーミング」というものがあります。複数の人が集まって、各々アイデアを出し合い、人の意見を絶対に否定せず良いものを採用していくという方法です。

このブレインストーミングを一人で行うイメージです。ひらめいたものはどんどんアウトプットしていきます。アウトプットというと難しそうですが、メモするだけで大丈夫です。
小さな手書きのメモ帳やパソコン・スマホのメモ機能に気付いたことをメモして書き貯めていきます。

メモしたまま忘れても構いません。たくさんの気付きの中から、頭の中に残ったモノだけがビジネスアイデアとして昇華されます。

ビジネスアイデアはどのように生まれる?

ビジネスアイデアのタネが貯まったら、今度はそれを組み合わせていきましょう。アイデアは単独では成立せず、複数のものを組み合わせて成立することがほとんどであり、算数に近いです。以下の6つの視点で考えてみましょう。

  • 足し算 
    既存のものに何かを付け加える
  • 引き算 
    既存のものから何かを削る
  • かけ算 
    既存のものと別の何かをかけ合わせる
  • 割り算 
    既存のものを小分けにしてみる。長さを半分にする
  • 展開 
    既存のものを逆転、または転用する
  • アイデアの連想 
    既存のものから自由に発想してみる

ここに「お客さんが来るか」「儲かるか」「継続できるか」「自分の強みが活かせるか」といった要素を加えて検討することで、ビジネスに使えるアイデアにつながります。

ビジネスアイデアが思いつかない場合はどうすればいい?

ここまでビジネスアイデアの作り方をご紹介してきました。とはいえ、「いいアイデアがなかなか思い浮かばない」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときには、「既存のビジネスモデルを模倣する」という方法もあります。もちろん、まるまる真似するのはよくありません。ここで、前章でご説明した考え方が活きてきます。例えば、既存のビジネスモデルに新しい要素を付け加える「足し算」や、不要なものを削ってシンプルにする「引き算」、既存のビジネスモデルになにか新しい要素をかけ合わせて別のビジネスモデルを生み出す「かけ算」……というように既存のものに手を加えることで、オリジナルのビジネスアイデアとなります。

また、特定の地域で流行っているものを別の地域で展開する、既存のお店のシステムを違うものに置き換えるといった手法もあります。

全く新しいアイデアが思い浮かばなかったとしても、既存のビジネスモデルをベースに新しいビジネスアイデアを創り出すことは十分に可能です。

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ビジネスアイデアの実例一覧

ここからは具体的なビジネスアイデアをご紹介します。儲かるビジネスの条件として「小資本で始められる」「在庫をできるだけ持たない」「利益率が高い」「定期的な収入が見込める」という4点がよく挙げられます。こうした観点で考えると、まずは在宅でできる副業から始めるのがおすすめです。

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副業としてやりやすいビジネスのアイデアの実例

副業ビジネスは取り組む時間が限られていますが、元々ご自身が持っている技術や知見を活かすことで仕事を獲得しやすく、定期的に利益を得られるようになる可能性もあります。いきなり会社を辞めて独立してお店や事務所を構えるよりは、まずはリスクが少ない副業から取り組み、軌道に乗ったら本業にするという流れのほうが安全です。

例えば、ITに詳しい方ならプログラミング、デザインが好きな方ならWebデザイン、写真が趣味なら写真撮影、文章を書くことが好きならライターというように、自分の趣味や得意なことをビジネスに活かすことができます。

クラウドソーシング(仕事を発注したい人と受注したい人をマッチングするサービス)に登録すれば、さまざまなジャンルの仕事を請け負うことが可能です。例えば、ライターとして独立したいという方は、まずはクラウドソーシングで副業としてライティング案件を請け負い、経験と実績を積んでいくのがおすすめです。

また、特技や好きな分野をかけ合わせることで、競合との差別化を図ることができます。例えば、転職の経験や転職業界で働いた経験があれば、転職サイトのライターとして自身の強みを活かすことができるかもしれません。医療従事者の方でブログやSNSなどを趣味にされている方なら、医療系の記事の執筆や監修で高収入が得られる可能性があります。

また、習い事の講師などもおすすめです。例えば、珍しい楽器が演奏できる、あまり普及していないスポーツをしているという方なら、それを人に教えることでビジネスになり得ます。以前はマイナーな習い事教室は集客が難しい傾向にありましたが、今はオンライン講座も普及しています。ネットを使えば全国の生徒(顧客)にサービスを提供できるので、マイナーな趣味や特技を活かせるチャンスが広がりました。

自宅で出来るビジネスのアイデアの実例

自宅でできるビジネスとして人気があるのがアフィリエイトです。アフィリエイトは自分のサイトに広告を貼り、そこからクライアントのサイトへのアクセスや成約につながったら報酬がもらえるという仕組みです。

例えば、ダイエットをした経験があれば、ダイエットの方法やコツを紹介するブログを作成し、おすすめのダイエットグッズや食品の広告を掲載することで成約につながり、報酬が得られる可能性があります。映画鑑賞が趣味なら、映画に関する記事を作って動画配信サイトやブルーレイ、DVD、グッズなどの商品の広告を掲載することで、収入につながるかもしれません。

また、代行サービスも需要が高いです。例えば、犬の散歩が挙げられます。毎日散歩に行くのはなかなか大変なことです。飼い主が体調不良や仕事の都合で散歩に連れて行けないこともあるかもしれません。犬の散歩代行サービスは意外と需要があります。ワンちゃんが好きな方、ドッグトレーナーの経験がある方は、楽しみながら仕事ができて、収益を得ることが可能です。

他にも、地元にいる親の見守り代行、お墓参り代行、買い物代行など、さまざまな代行サービスがあります。このように、視野を広げて人々が困っていることや悩みに着目することで、新しいビジネスアイデアが思い浮かぶようになります。

成功するビジネスアイデアと失敗するビジネスアイデアの特徴

失敗するビジネスアイデアと成功するビジネスアイデアにはどんな違いがあるのでしょうか?ポイントはやはり、「社会性」「収益性」「持続性」にあるようです。それぞれ見ていきましょう。

成功するビジネスアイデアの特徴

多くの人が潜在的に思っている「こうだったらいいな」という願望を具現化する、あるいは「もっとこうだったらいいのに」という困りごとや悩みごとを解決できる要素があれば、成功するビジネスアイデアになります。

その解決方法が革新的であれば顧客から注目されて売上や利益が上がり、悩みごとが普遍的なものであれば継続的なビジネスとして成り立ちやすくなります。

たとえいいアイデアであっても、最初から「社会性」「収益性」「持続性」すべての面において完璧なアイデアは少ないものです。それぞれに課題があり、それを解決するためにアレンジする発想の柔軟さが必要になります。

そのためにもアイデア体質になり、さまざまな角度から物事を考えてみましょう。「ビジネスアイデアは一夜にしてならず」です。今成功しているビジネスアイデアは、世の中にリリースされる前に入念な思考と準備が施されています。

失敗するビジネスアイデアの特徴

斬新さだけが一人歩きしてしまい、人々のニーズに応えられていないビジネスアイデアは一時的には注目されても、失敗する可能性があります。アイデアに酔ってしまい、空回りしている状態では、なかなかビジネスはうまくいきません。

また、事業には「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」というライフサイクルがあり、導入期の時期に新しいビジネスアイデアを投入したとしても、ほとんど反応がみられない場合があります。いわゆる「時代が早かった」という状態になり、波が来る前に事業自体が立ち行かなくなる状態になります。

さらに地域性も重要です。ある地域では需要がないビジネスも、場所が変われば成功する場合もあります。

とはいえ、創業期のビジネスアイデアは事業の命です。「アイデアはよかったけど、お金にならなかった」では意味がありません。小さなテストを繰り返し、欠けている部分を修正して「成功するアイデア」まで引き上げるか、場合によっては当初のアイデアを捨てて成功する他のアイデアに切り替えることも必要です。

起業や副業などを始める際は、ビジネスアイデアを研ぎ澄ましましょう!

ビジネスアイデアを作るためには発想の柔軟さが大切であるのと同時に、冷静に自分のアイデアや市場の状況を俯瞰できる客観性も必要です。

実際のビジネスの現場は甘い見通しが一切通用しないシビアな世界です。市場の荒波を乗り越えるためにも、事業の核となるビジネスアイデアを発想する訓練は不可欠といえます。今回の記事を参考にして、ぜひビジネスアイデアを考えてみましょう。

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よくある質問

アイデア以外の成功方法は?ビジネスアイデアって何?

新しい商品やサービス・事業のもとになる着想のことです。ビジネスプランや事業計画のベースとなる、非常に重要な要素です。どうしてもアイデアが思い浮かばない場合は、成功している事業を参考にしてみましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

ビジネスアイデアを考えるうえで大切なことは?

「収益性」「社会性」「持続性」を具体化させることです。「ヒト・モノ・カネ・情報の動き」を考え、顧客に選ばれ、儲かって、長く続けられるプランを考えることが大切です。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

監修:萱谷 有香(税理士)

叶税理士法人 東京事務所代表。不動産投資に特化した税理士事務所で働きながら収益物件について税務と投資面で多くの知識を得られたことを活かし、自らも不動産投資を手掛ける。
大手管理会社、ハウスメーカーや賃貸フェアなどで講演実績があり、記事執筆も行う。
不動産投資の規模を拡大していくために、なくてはならない金融機関からの融資についても積極的に紹介やアドバイスを行う。
金融機関から融資を引きやすい、または金利交渉しやすい決算書の作成を得意とする。
物件購入前、物件保有中、物件売却時、相続時、どの時点で相談を受けても必ず投資家にプラスになるアドバイスを心掛けている。
著書に『減価償却節税バイブル』(技術評論社)がある。

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