• 作成日 : 2022年6月24日

起業するならどの業種がおすすめ?独立開業したい人も必見!

起業するならどの業種がおすすめ?独立開業したい人も必見!

個人の起業熱の高まりから、「起業してみたい」「独立開業したい」という声をよく聞きます。では、おすすめの業種はあるのでしょうか?

この記事では、起業する人が多い業種、インターネット上で人気のある成功しやすい例の一覧、起業するならおすすめの業界といった情報を盛り込んでいます。起業するにはどうすればよいか考えている方の参考になれば幸いです。

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起業する人が多い人気の業種とは?

日本政策金融公庫が行ったアンケート「2021年起業と起業意識に関する調査」(18歳から69歳までの2,460人が対象)をもとに、起業の傾向を見ていきましょう。日本政策金融公庫とは、国が100%出資する金融機関で、一般の金融機関が行う金融を補完しつつ、起業者などへの融資などを支援する会社です。

ここでの起業家は、勤務や家事の隙間時間などにインターネットを使って小規模に起業する人を含んでいます。ここでは「パートタイム起業家」と位置づけられています。

一番多かったのは、個人向けサービス業で、起業家の16.4%、パートタイム起業家の18.7%を占めていました。下の表に上位5位まで示しました。

【起業家・パートタイム起業家の業種構成 一部】

業種
起業家
パートタイム
起業家
個人向けサービス業
16.4%
18.7%
事業所向けサービス業
16.1%
11.5%
情報通信業
12.4%
10.7%
小売業
12.3%
11.5%
医療・福祉
9.1%
7.1%

出典:新規開業に関する調査|日本政策金融公庫総合研究所
2021年度起業と起業意識に関する調査」より筆者作成

これらのうち、商品をメインとしている小売業以外はサービスを主体とした業種であることが分かります。

起業家の約半数、パートタイム起業家の約8割が月商50万円未満という規模ではあるものの、全体の約7割が「黒字基調」であると採算の良さを挙げています。では、個人向けまたは事業所向けのサービスとはどのようなものでしょうか?

一般にサービス業というと範囲が広く、第三次産業である商業、運輸・通信業、金融業なども含まれますので、個人の起業にフォーカスするため「2022年版の小規模企業白書」から開業率の高いサービス業を見ていきましょう。

業界別の開廃業率

出典:2022年版 小規模企業白書|中小企業庁
2022年版小規模企業白書全体版」より筆者作成

サービス業の開業率については、宿泊業、 飲食サービス業が最も高く、次に生活関連サービス業や娯楽業、情報通信業などと続きます。

そして、開業率と廃業率の両方が高く、店の入れ替わりが激しい業種も、宿泊業、飲食サービス業や生活関連サービス業、娯楽業とされますので、起業の厳しさが垣間見られます。

一般に個人向けサービスとされるのは、一部ですが次のようなサービスが挙げられます。新たな起業とも言えるYouTuberなどのカテゴリーや、いくつもの「複業」による起業なども見受けられます。

【個人向けサービス一例】

生活衛生関連サービス
理容・美容業、クリーニング業、美容サービスなど
宿泊・飲食サービス関連
飲食店、旅館・ホテル、旅行業、娯楽スポーツ施設など
生活関連サービス
家事代行、ベビーシッター、介護関連業など

起業するならこれ!成功しやすいおすすめの業種一覧

では、個人が起業に成功しやすいおすすめの業種はあるのでしょうか?

個人事業主が融資を受けやすい業種

まずは、個人事業主として融資が受けやすい業種は、起業しやすい業種と言えるでしょう。起業の際によく利用される先述の日本政策金融公庫においては、事業資金であれば運転資金や設備資金に幅広く利用できるとしつつも、業種や営業内容によっては利用できないことがあります。

たとえば、東京信用保証協会では、信用保証対象外の業種として一定の農林業、狩猟業、金融・保険業などを挙げています。

参考:
ご利用いただける中小企業とは|東京信用保証協会
信用保証対象外業種|東京信用保証協会

初期投資の少ないインターネットを利用する業種

次に、初期投資があまりかからない業種が起業しやすいと言えます。インターネットを利用した個人や事業者向けサービス、情報通信業などにおいて得意な知識や技術があれば、スマホやパソコンと組み合わせて起業することも可能です。インターネット上の仮想空間(メタバース)における取引など大きな期待が寄せられている分野もあります。

なお、個人のスキルや技術などによりますが、インターネット利用サービス事業の立ち上げに費やす時間はかなりかかると言えるでしょう。

【インターネットを利用した人気サービス一例】

分野
考えられる業種
アプリ販売
Webアプリやスマホアプリの開発
広告収入
アフィリエイト、ブログ、YouTuber
ライター
専属ライター、クラウドソーシングなど
デザイナー
Webデザイナー、イラストレーター
オークションなど
せどり、転売、オークション
その他
オンラインサロン主宰、スキル販売、動画編集などコンテンツ作成、ECサイトなど

体力的に続く業種

そして、事業を継続させることを考えると、体力的に継続可能な起業でなければなりません。

ある一定の売上高に達したら人を雇うなどの目標を持っていても、目標売上に達しない場合には、作業に時間がとられることによる、体力的なことも考慮しないと継続できません。

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業種・業界に関係なく起業に成功するには何が大切?

業種や業界に関係なく、事業を継続させていくために必要なことは、その業界を知っているということでしょう。あこがれだけで事業が続く確率は低いと言えます。経験が長いだけではなく、人脈や業界の慣習など、少しでも他と差別化できる要素があることが重要です。

事業承継とは、資産や資金の承継だけではなく、理念や経営ノウハウや顧客も含めたトータルなものです。子どもが親の仕事の後継者となる例が根強くあるのは、そういった業界に馴染みがある=スタートの垣根が低いということではないでしょうか?

新しい事業であっても、その要素には既存のものの組み合わせが必ずあるはずです。業界ごとの受発注の流れや顧客開拓のルールなど、基本的なことを踏まえているのとそうでないのとでは差が生じてもしかたがないでしょう。

また、起業するための準備が大変な「許認可事業」は一般に、すぐには廃業とはならないものです。一定の要件を満たすことで、警察署、市区町村や都道府県、各省庁、保健所などの許認可を受ける事業では、開業のための資格取得や許認可のために費やした努力を簡単に放棄することは難しいものです。

最後に、どの業種でも言えることとして、相互支援、相互扶助の考えに則った事業は継続する社会的意義が見出しやすいと言えます。介護や育児関連など以外においても、ニーズを掘り起こし事業することで、ニッチな需要が見込めたり、補助金を得られやすかったりして、存続しやすいと言えます。そのためには、絶えずターゲットとしたい市場環境に敏感である必要があります。

起業・独立・開業したいなら業種選びがカギ!

起業や独立開業で多いのは、個人または事業者向けサービス業や情報通信業と言えます。

その業種選びについては、業界をよく知ること、許認可を得ること、相互扶助の考えに則っているなどのうち、できるだけ多くの要素を満たしていることが事業継続につながると言えます。業種選びのためのリサーチには十分に時間をかけましょう。

環境の変化が大きい昨今、せっかく起業しても続かないことは十分にあり得ます。起業するまでの道のりが険しければ険しいほど、事業を辞めたくない気持ちも大きくなりますが、経営者として「見極め」も大切です。起業の際には、どのようになったら撤退するかというシミュレーションも含めて考えることも肝要です。

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よくある質問

起業する人が多い業種はなんですか?

開業率が高いのは、個人向けサービス業、事業所向けサービス業、情報通信業などです。詳しくはこちらをご覧ください。

起業におすすめ業種の傾向とは?

融資が受けやすい業種、初期投資があまりかからない業種、そして体力的に継続が可能な業種です。詳しくはこちらをご覧ください。

起業に成功するには何が大切?

業種選びの際、その業界をよく知ること、許認可のある業種であること、相互扶助の考えに則っているなどのうち、できるだけ多くの要素を満たしていることがおすすめです。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

監修:岡 和恵 (税理士 / CFP)

大学卒業後、2年間の教職を経て専業主婦に。システム会社に転職。 システム開発部門と経理部門を経験する中で税理士資格とフィナンシャルプランナー資格を取得。 2019年より税理士事務所を開業し、税務や相続に関するライティング業務も開始。

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