• 更新日 : 2023年10月23日

古着屋経営の基礎知識!年収・失敗を避けるポイントも紹介

古着屋経営の基礎知識!年収・失敗を避けるポイントも紹介

古着屋経営で得られる年収は、規模や客単価はもちろん、オンラインで対応するかなどによっても異なります。また、開業にあたって、仕入先を探すことや古物商許可を取得することなどが必要です。

大学生でも、勉強すれば古着屋経営はできます。本記事で、基礎知識や失敗を避けるためのポイントを確認しておきましょう。

古着屋経営はどれくらい儲かる?理論年収は?

古着屋経営でどれくらい儲かるかを示した公的なデータは、ありません。理論年収も、エリアや扱う商品などによって異なるでしょう。

たとえば個人経営で客単価6千円、1日平均5人来店、原価率40%、月25日営業するケースを考えます。この場合、月の売上は75万円(6千円×5人×25日)で、粗利は45万円(75万円−75万円×40%)です。

賃料・宣伝費・光熱費・人件費などの経費が25万円かかると仮定すると、月に自分が得られる収入は20万円です。よって、年収は240万円になります(20万円 × 12か月)。

もちろん、個人の古着屋経営で1千万円の年収を得ることも可能ですが、そのためには客単価や集客力を上げることなどが欠かせません。

オンライン・ネットショップ古着屋は儲かる?

オンライン・ネットショップ古着屋は初期費用を抑えられるため、方法次第で儲かることもあります。一般的に、オンライン・ネットショップ古着屋とは実店舗ではなくオンライン上で古着を販売する形態のことです。

オンライン・ネットショップ古着屋のメリットとして、24時間365日古着を購入してもらえる可能性がある点が挙げられます。その一方で、特定商取引法の規制対象となるため、法律に基づく表示が必要な点などに注意が必要です。

参考:特定商取引法ガイド 通信販売

大学生でも古着屋経営はできる?

環境さえ整えば、大学生でも古着屋経営を始められます。2022年4月1日より、成年年齢が18歳に引き下げられ、古着屋経営に必要な古物商許可を18歳からでも取得可能になりました。つまり、大学1年生でも古着屋経営を始められるでしょう。

実際に、大学生が経営している古着屋もいくつか存在します。ただし、古着屋経営には仕入などのノウハウが必要なため、開店したからといってすぐに儲けられるとは限らない点に注意が必要です。

古着屋経営に必要な費用

古着屋経営に必要な費用を、初期費用とランニングコストに分けて解説します。

初期費用

店舗によって異なりますが、古着屋経営に必要な初期費用は500万円前後が目安です。最初の段階で、主に以下の資金を用意しなければなりません。

  • 店舗取得費
  • 最初の古着仕入費用
  • 備品調達費

テナントで古着屋を経営する場合、賃借料と保証料をあわせると100万円以上かかる可能性があります。また、在庫を切らさないために、最初からある程度の量の古着の仕入が必要です。

ランニングコスト

初期費用を用意して古着屋を開店した後も、ランニングコストがかかります。主なランニングコストは、以下のとおりです。

  • 定期的な仕入費用
  • 人件費

仕入費用や人件費の具体的な金額は、店舗の規模によってさまざまです。

そのほか、最初はすぐに人が集まらないため、求人募集に費用がかかることがあります。また、集客には広告宣伝費にもお金をかけなければなりません。

ランニングコストがかさむ場合は、自社でウェブサイトを立ち上げたり、SNSを駆使したりすることも検討しましょう。

古着屋経営を始める流れ

古着屋経営を始める流れは、以下のとおりです。

  • 店舗のコンセプトや古着のジャンルを決める
  • 仕入先を探す
  • 店舗物件を探す
  • 内装・外装の工事、備品の準備をする
  • 古物商許可を取得する
  • 開業届を提出する

それぞれの概要を詳しく解説します。

店舗のコンセプトや古着のジャンルを決める

最初に、店舗のコンセプトや古着のジャンルを決めましょう。古着には、以下のようにさまざまなジャンルが存在します。

  • インポート
  • ヴィンテージ
  • ミリタリー
  • アウトドア
  • ユーズド
  • ハイブランド

知らないジャンルに手を出すと、適切な価格を判断できず損失を抱える可能性があります。また、顧客に聞かれた際も上手に説明できないでしょう。

まずは、知識を持っている分野から始めることがポイントです。

仕入先を探す

店舗のコンセプトや取り扱う古着のジャンルに応じて、仕入先を探します。主な仕入先は、以下のとおりです。

  • フリマサイト・フリマアプリ
  • 大手リサイクルショップ
  • 卸業者

フリマサイト・フリマアプリは効率的に利用できる点がメリットです。直接手に取って吟味するのであれば、大手リサイクルショップでの仕入を検討しましょう。

また、卸業者からの仕入は、大量に古着を調達できる点、売れ筋を見つけやすい点などがメリットです。

店舗物件を探す

古着屋で稼ぐためには、店舗探しも大切です。店舗の場所や規模によって、売上や費用が大きく変わります。

集客するには、近隣に競合店が集まるエリアを選択することがポイントです。古着に興味がある人が集うエリアのため、自分の店にも関心を持ってもらえる可能性があります。

ただし、人が集うエリアは賃料も高くなりやすいため注意が必要です。

内装・外装の工事、備品の準備をする

店舗物件が見つかりオーナーと契約を締結したら、内装・外装の工事を進めましょう。内装・外装工事は、注目を集めたり、リピーターを増やしたりするために重要な作業です。

最初に決めた店のコンセプトや古着のジャンルにあわせて、壁・看板・天井・カウンターなどの工事を実施します。ただし、テナントはあくまで場所を借りている立場のため、事前にオーナーの承諾が必要である点に注意しましょう。

古物商許可を取得する

古着屋を経営するためには、古物商許可を取得しなければなりません。古物商許可とは、古物の「売買」「交換」「委託を受けて売買」「委託を受けて交換」の営業を始めるために必要な申請のことです。

古物商許可申請は、主たる営業所の所在地を管轄する警察署の生活安全課保安係に提出します。申請しても、許可を得るまで古物商としての営業活動はできない点に注意しましょう。申請からおよそ40日以内に、申請した警察署から許可・不許可の連絡があります。

参考:大阪府警察 古物商許可申請

開業届を提出する

個人事業で古着屋を経営する場合、開業届の提出が必要です。開業届は、事業開始日から1か月以内に納税地を所轄する税務署へ提出しなければなりません。

また、青色申告の承認を受ける際は、所得税の青色申告承認申請の手続きも必要です。青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(1月16日以降に開業した場合は、事業開始日から2か月以内)に、納税地を所轄する税務署に提出しましょう。

参考:国税庁[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続
参考:国税庁[手続名]所得税の青色申告承認申請手続

古着屋経営で失敗する原因と対策法

過剰在庫を抱えることが、古着屋経営で失敗する原因のひとつです。顧客のニーズを捉えきれなかったり、販売価格の設定がうまくいかなかったりすると在庫維持費用がかさみ、収益も悪化します。

古着屋経営で成功するためには、できるだけ早く売却して回転率をよくすることが必要です。回転率を上げる対策法として、マーケティングを徹底して売れる品を見極めることが挙げられます。

また、古着をうまく仕入れできないことも、古着屋経営で失敗する原因です。いつも同じ品物が店頭に並んでいると店舗の魅力が半減し、集客できません。安定的な仕入先をあらかじめ確保し、継続的に目新しい商品を並べるように心がけましょう。

古着屋経営の勉強は何をしたらいい?

商品に適切な価格をつけ、顧客に販売して稼ぐためには、ヴィンテージ古着の知識が必要です。ヴィンテージ古着に関する知識は、書籍やウェブサイトなどで得られます。

また、古着屋で実際に商品を見て、勉強していくことも大切です。仕入先など古着に詳しい人の話も聞くようにしましょう。

古着屋に限らず、店舗を経営する際は、現金不足に陥らないために資金繰りを学ぶことも重要です。資金繰りや資金調達などに関する基礎知識を、書籍などで学びましょう。

古着屋経営には古物商許可申請が必要

工夫次第で、誰でも古着屋経営で儲けるチャンスはあります。ただし、古着屋を経営する際に古物商許可申請が必要な点に注意が必要です。

また、古着に関する知識がなければ、過剰在庫を抱えて古着屋経営に失敗しかねません。古着屋経営を始めるなら、書籍で学んだり実際に古着を見たりしてあらかじめ十分な知識を蓄えておきましょう。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事