• 作成日 : 2023年6月2日

起業準備の知識は本から得よう!読むべき&人気のビジネス書の探し方

起業準備の知識は本から得よう!読むべき&人気のビジネス書の探し方

起業する際には情報収集を行い、事業のこと、起業の流れや経営のノウハウ、税務などを勉強しなければなりません。

ネットで検索する、動画を見る、音声を聴く、セミナーや研修に参加するなど、数多くの方法がありますが、特におすすめなのが読書です。

今回は起業準備をする方向けに、読むべき本のジャンルやビジネス書の探し方をご紹介します。

起業したい人は本を読んだ方がよい?

冒頭の通り、情報収集には多様な手段があります。今日、インターネットが全盛であり、書籍はアナログな媒体といえますが、なぜ読書が情報収集や勉強に効果的なのでしょうか?その理由を考えてみましょう。

思わぬところで本の知識は役立つ

インターネットを使えばさまざまなサイトやブログ、動画や音声などで情報を得られます。早く、かつピンポイントで自分が欲しい情報を探す場合には非常に有効な手段です。しかしながら、ネット上の情報は断片的なものになってしまう傾向があります。なぜなら、多くのネット記事や動画、音声は読者や視聴者がスピーディーに、必要最低限の情報を収集できるようコンテンツが設計されていることが多いからです。

情報が端的にまとめられているものの、どうしても記事の文字数や動画・音声の再生時間の長さを考えると、取捨選択せざるを得ません。一つの事柄については深掘りされているものの、その事柄にひもづく情報について知るためには、別のコンテンツを探す必要があります。

本は執筆者が何カ月もかけて書いているので、さまざまな事柄が網羅されており、深い知識が書かれています。

また、読書という行為自体が脳に与える影響も大きいでしょう。本を集中して読みながら頭のなかで想像を働かせることで、脳が活性化され、知識が定着しやすくなります。ネット記事や動画と比較して情報量も格段に多く、深掘りもされているため、多くの知識を得られます。知識が点と線ではなく、網状に増えていくことで、ビジネスのさまざまな場面でそれらを役立てることができるのです。

起業家にも読書好きは多い

ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェット氏など、多くの名だたる起業家・資産家は読書好きだといわれています。

「年収が高い人ほど本を読む」という話も有名です。一般財団法人出版文化産業振興財団が実施した『現代人の読書実態調査』によると、「1カ月に3冊以上の本を読む」と回答した人の割合は世帯年収300万~500万円の人では22.6%、一方で世帯年収1,500万円以上の人は40.5%という結果となりました。年収が高い人ほど、3冊以上読む人の割合が多くなります。

逆に「1カ月本を全く読まない」と回答した人の割合は年収1,500万円以上の人が最も少なく9.5%、300万~500万円の人は28.2%でした。

もちろん、年収1,500万円の人全員が起業家とは限りませんが、年収の高さと読書量は何らかの関係があるかもしれません。

参考:一般財団法人出版文化産業振興財団『現代人の読書実態調査』

起業の基礎知識を学べる本

ここからは具体的に起業家はどのような本を読むとよいのか、具体的な本のジャンルについて見ていきましょう。

起業する場合は、まずは起業の基礎知識を学べる本を読むことをおすすめします。

起業のベストセラー

起業のハウツーが書かれたベストセラー書を読むことで、起業の流れや準備すべき事柄、起業のメリット・デメリットがわかるようになります。起業する際には法人設立の手続きや事業計画の作成など、いくつもの難解な課題が立ちはだかります。リスクに対してさまざまな備えもしなければなりません。起業のハウツー本にはこうした事柄に関してもわかりやすく書かれているものがあります。

「起業をしたいけどどうしたらいいのかわからない」「起業の流れを知りたい」という方にはおすすめです。

企業経営の指南書・入門書

具体的に起業準備を進めている方、すでに起業している方であれば、企業経営の指南書や入門書がおすすめです。企業経営の基本的なマインド、数字の考え方、経営ノウハウなどを学べます。会社員であれば上司や先輩、教育担当者が仕事の流れを教えてくれますが、経営者となると誰も教えてはくれません。そういった意味でも、自分で本を読んで学ぶことが大切です。

また、将来的に起業を考えている方、会社員で働きながら副業している方でも、こうした指南書や入門書を読んで経営的な考え方を身につけることで、それが今の仕事に活きるはずです。

小さなビジネスの始め方がわかる本

会社を設立して何人も従業員を雇って事業を行う企業経営と、一人もしくは数人で行う、いわゆるスモールビジネスは、同じ起業でも経営内容は似て非なるものです。フリーランスや個人事業主として独立される方、ベンチャーを立ち上げる方は、スモールビジネスの始め方について書かれている本がおすすめです。

特に規模が小さいビジネス、これまで世の中になかったような斬新なビジネスは収入が不安定になりやすい傾向があります。事業者自らが実務を行わなければならないため、スケジュール管理も大変です。本を読むことで、スモールビジネスならではの課題解決につながるヒントが得られるでしょう。

起業に必要なものがわかる本

起業するためにはビジネスのノウハウはもちろん、税金や資金調達のことなど、さまざまな知識や情報を身につける必要があります。以下のような本を読むことをおすすめします。

税金や法律についての入門書・専門書

起業をすると自分で税務申告を行い、納税しなければなりません。税理士や経理担当者に記帳や手続きを任せるにしても、正しい経営判断や節税対策を行うためには税金の知識は必須です。

また、会社は会社法に基づいて運営する必要があります。従業員を雇ったり、下請けに外注したりする場合は、労働基準法や下請法を遵守しなければなりません。それ以外にも、建築業であれば建築基準法や宅地建物取引業法、運送業であれば道路交通法や道路運送車両法、貨物自動車運送事業法、飲食店であれば食品衛生法など、業種ごとに関連法規に従って事業を運営する必要があります。

税金や法律に関する知識についても、しっかりと本を読んで身につけておくことが大切です。

お金の流れや資金の集め方についての解説本

会社経営で必須となるのが資金です。起業をする際に融資や出資を受ける場合は、その流れや具体的な方法について知っておく必要があります。また、お金の流れ(どのように会社にお金が入り、どのように出ていくか)を把握して適切に経営判断をしていかないと、キャッシュフローが悪化して経営が頓挫しかねません。

特にお金の話はわかりにくいのではないでしょうか。資金調達やお金の流れ、あるいは利益や資産を増やすノウハウについてわかりやすく解説されている本を読めば、スムーズな資金調達やキャッシュフローの改善につながります。

ネットショップなどの具体的なビジネスを学べる本

ビジネスを行う上で一番重要となるのが、やはり具体的な手法やノウハウを学ぶことです。事業の立ち上げ方や業務の流れがわからないと始まりません。例えば、ネットショップを立ち上げるためには商品の選定や仕入れ、出店方法の選定、決済方法や配送方法などのルール作り、サイト制作など、さまざまな準備が必要です。また、Webサイトのデザインやマーケティング、価格設定などの戦略が成否を左右します。

業種に特化した具体的な手法やノウハウが書かれたハウツー本を読み、情報と知識を身につけることで、開業準備がスムーズになり、成功する可能性も高まります。

起業の成功例が学べる本

起業で重要なのはすでに成功している事例をまねすることです。商品やサービスを全て模倣するのは良くないですが、やり方や考え方をまねするのは大変効果的といえます。

最新の起業の成功例や社長の紹介本

「どのようなビジネスで起業するか迷っている」「なかなかいいアイデアが思い浮かばない」という方は、起業の成功例や成功している経営者を紹介する本を読むことでヒントが得られるでしょう。さまざまなビジネスモデルや最新のトレンドがわかり、これまで思い浮かばなかったようなアイデアが生まれる可能性もあります。

有名企業の創業者のインタビュー集

有名な創業者のインタビューも非常に参考になります。まさに先人の知恵です。小さい会社から誰もが知る有名企業や大企業に成長するまでの過程や経営者のマインド、事業にかける思い、仕事のやり方、社員や顧客とのコミュニケーションの方法なども参考になります。苦労話や開発秘話なども含まれているので、読み物としても面白いでしょう。また、有名起業家が身をもって体験した苦労やピンチから得られた教訓こそが後進となる起業家にとっては役に立ちます。

こうしたインタビュー記事は、これから起業される方はもちろん、今経営をされている方、壁に当たって悩んでいる方にもおすすめです。

実際の起業家や理想像についての本

成功を収める人には仕事の進め方やマインド、生活スタイルなど、何らかの共通点があります。こうした共通点を本から学び、取り入れていくことでも、成功に近づけるようになるはずです。

成功する人の行動や考え方をまとめた本

心理学者や経営コンサルタントなどが複数の成功者の行動パターンや考え方を分析したものをまとめた本も多く世に出ています。先ほどの創業者インタビューと同様、成功者の思考や行動を学ぶことができます。

こうした本の特徴は一人の経営者ではなく、複数の経営者のパターンを分析し、「成功する人は●●をする人」「こんな考え方をすれば成功する可能性が高まる」というように著者が解説するため、より自分の日頃の行動や思考に落とし込みやすくなっていることです。

主婦が起業した成功事例を紹介する本

しばしば斬新なビジネスを立ち上げた「主婦起業家」、家事に関する悩みごとの解決につながる商品を発明した「発明主婦」という特集をテレビなどで見かけます。これらはいわゆる普通の人が成功した典型的なサクセスストーリーです。こうした主婦起業家の成功事例を紹介した本、あるいは起業家自身の著書も多く見かけます。

女性視点あるいは家事や子育てを行う主婦視点で新しい商品を開発したり、サービスを立ち上げたりして成功を収めるまでの過程は、特に起業を志望する女性の方、起業未経験者の方にとっては非常に参考になるものです。立場が近いため共感できる部分も多く、読み物としても楽しめるでしょう。

ビジネス書のベストセラー

「どのような本を読んでいいかわからない」と迷った場合は、ビジネス書のベストセラーの中から、興味があるもの、ご自身のビジネスに活かせそうなものを選んでみましょう。

ベストセラーとして多くの人に選ばれるのには役に立つ、わかりやすい、面白いなど、何らかの理由があります。読書習慣がない方の入り口としてもおすすめです。

事前に知識をつけて起業を目指そう

起業するためにはビジネスのノウハウ、会社の運営・経営のしかた、税金や法律、お金のこと、従業員や顧客とのコミュニケーションの方法など、幅広い事柄を学ばなければなりません。また、社会情勢や業界ごとのトレンドなどの情報も常に収集しておくことが大切です。

本を読むことで、さまざまな知識や情報を身につけることができ、それらは起業や会社経営に必ず役に立つはずです。冒頭でもご紹介したように、多くの起業家や富裕層は本を読んでいます。

ぜひ、起業する際には本を読んで必要な知識と情報を武器にして、成功を目指してみましょう。

よくある質問

漫画で読んでも効果ありますか?

はい。ポイントのみを漫画で補足的に、わかりやすく説明してくれるビジネス書であれば、イメージがしやすくなり知識の定着につながります。詳しくはこちらをご覧ください。

ベストセラーの本では内容が古いのでは?

確かに発行から年月が経っているものもありますが、考え方や行動など参考になる点は数多くあります。 詳しくはこちらをご覧ください。


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