• 作成日 : 2023年4月21日

プログラマーが起業におすすめの理由は?プログラミングスキルを活かそう!

プログラマーの起業は、初期費用が抑えられるなど多くのメリットがあります。プログラマーとして創業し、成功している起業家は少なくありません。

本記事ではプログラマーが起業におすすめな理由やビジネスモデル、必要なスキル・経験などをご紹介します。

プログラマーが起業におすすめの理由は?

プログラマーは初期費用がかからず、ビジネスチャンスが多いなどのメリットがあり、起業におすすめです。

ここでは、プログラマーが起業におすすめの理由についてご紹介します。

初期費用やランニングコストが抑えられる

般的にビジネスを起業する際は初期費用がかかりますが、プログラマーの場合はほとんどかからないのがメリットです。仕事をする上でパソコンやインターネット環境、作業場所は必要ですが、すでにある環境のまま稼働できることも多いでしょう。

また、人を雇う場合は人件費等が発生しますが、1人で事業を始める場合に必要なものは家賃や光熱費、インターネット代などで、ランニングコストはそれほど多くかかりません。

ビジネスチャンスが多く高収入を得やすい

日本企業の多くはデジタル化が進んでいない状況があり、IT領域の市場はビジネスチャンスが多いという事情があります。そのため、プログラマーとして起業した場合も需要が高いといえるでしょう。

また、プログラマーは自分自身で報酬単価を設定できるため、需要に応じて高い単価を設定し、高収入につながりやすいのもメリットです。

プログラマー出身の起業家は?

Microsoft創業のビル・ゲイツをはじめ、プログラマー出身で成功している起業家は少なくありません。

プログラマー出身の有名な起業家をみてみましょう。

ビル・ゲイツ(Microsoft創業)

Microsoftの創業者であるビル・ゲイツは、プログラマー出身の実業家です。13歳でプログラミングに興味を覚え、高校時代にはコンピューターシステムを作るアルバイトをしていたとされています。

ハーバード大学に進学後、中退して幼なじみのポール・アレンとともにMicrosoft社を設立しました。1985年にパソコン用OSのWindowsを発売し、1990年にはWindows向けのソフトであるMicrosoft Officeを販売しています。

ケヴィン・シストロム(Instagram創業)

Instagramの創業者であるケヴィン・シストロムは、早くも2歳のころにプログラミングへの興味を持ったとされています。スタンフォード大学ではコンピュータサイエンスや経営を学びました。在学中にTwitterの前身であるOdeoのインターンに参加し、プログラマーとしてのスキルを高めたということです。卒業後にはカメラを学ぶためにイタリア留学もしています。

その後、Burbn(バーブン)という位置情報アプリを開発し、さらに改良して写真機能に限定したInstagramをリリースしました。Instagramは2012年にFacebook社によって10億ドルで買収され、今日のような成長を遂げています。

ジャック・ドーシー(Twitter創業)

Twitterの共同創始者であるジャック・ドーシーは13歳ですでにプログラマーとしての才能を発揮していたとされています。ミズーリ工科大学の在学中には企業のシステムにバグを見つけ、そのまま雇われることになりました。

大学卒業後は、web上で宅配便やタクシーの手配などを行う会社を立ち上げています。リアルタイムでの情報発信を重視したサービスで、Twitterの原型となったとされています。

マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業)

Facebook創業のマーク・ザッカーバーグは12歳からプログラミングを学び、ハーバード大学在籍中にFacebookの前身である「Facemash.com(フェイスマシュ.com)」というサイトを開設しました。画像格付けサイトであるFacemash.comは学内で問題視され、わずか4時間ほどで終了します。

その後、学内で学生が交流できるサービス「Thefacebook」を立ち上げ、アメリカ全土の学生へと開放されていきました。

プログラマーが起業できるビジネスモデルは?

プログラマーの起業には、主に以下のような3つのビジネスモデルがあります。

  • プログラミングを受託する
  • 自社サービス・アプリを開発する
  • Webサイトで情報を発信する

それぞれの内容をみていきましょう。

プログラミングを受託する方法

最も一般的なのが、個人事業主としてプログラミングを受託する方法です。これまでは企業で行っていたWebサービスの開発作業を、自らの事業で受託します。

リモートワークで受託する方法と、企業に出向いて行う方法があります。作業内容は基本的に企業で行ってきたものと変わらず、始めやすい方法といえるでしょう。

仕事を請け負うには高いプログラミング能力が必要で、実務経験3年以上のスキルが求められます。

受託では認識のすり合わせやスケジュールの調整など、プログラミング以外の作業も必要になることは把握しておきましょう。

自社サービスやアプリを開発する方法

特定領域で自社サービスを立ち上げ、サービスやアプリを開発する方法もあります。需要の高いコンテンツを作成できるかが成功のポイントです。

まずは顧客に価値を提供できる最小限のプロダクト・MVP(Minimum Viable Product)を作ることから始めましょう。

自社サービスに必要なのは企画力であり、ユーザがどのような場面でサービスを使い、どのような体験を得られるのかを考える能力が要求されます。

Webサイトで情報発信をする方法

ブログ・アフィリエイトサイトなどのWebサイトを運営し、情報を発信する起業も可能です。発信媒体はSNSやYouTube、ブログなどがあげられます。

利用するツールは機能が充実しているため、高いプログラミングスキルは要求されません。ただし、サイトのオリジナリティを出すためにカスタマイズできる技術があれば、他者と差別化できるでしょう。

プログラマーが起業するために必要なスキル・経験は?

プログラマーで起業するには、プログラミングスキルはもちろん、コミュニケーション力やマーケティングなど、さまざまなスキルが求められます。

ここでは、プログラマーの起業に必要なスキル・経験をご紹介します。

プログラミングスキル

プログラマーとして起業するには、当然ながらプログラミングスキルが必要です。レベルはビジネスモデルにもよりますが、実務経験3年程度は必要とされるでしょう。

プログラミングを受託する仕事の場合、プロフィールの作成がおすすめです。過去に携わってきた仕事やこれまで制作したアプリ・サービス、どのような内容のプログラミングを作れるかなどを記載し、スキルが伝わるようにしておくとよいでしょう。

コミュニケーション力

プログラマーはプログラミングができればいいというわけではなく、コミュニケーション力も必要です。仕事を発注する顧客とのやり取りや、エンジニア仲間との交流、仕事を紹介してくれる人脈を広げるなど、コミュニケーション力が求められる場面は多々あります。

いかにうまくコミュニケーションしていくかが、起業を成功させるポイントともいえるでしょう。

マーケティングスキル

プログラマーの起業では、世間のニーズを調べるリサーチ力や、顧客に認知されるためのマーケティングスキルも必要です。

どれだけ高いプログラミングスキルがあっても、顧客に認知されなければ「発注依頼がない」「売れない」という事態になってしまいます。

勤めていたころのように「プログラミングだけしていればよい」わけではないことを理解しておきましょう。

自己管理能力

プログラマーの起業は自由な環境で働ける反面、自己管理能力が必要になります。会社のように決まった勤務時間はなく、自分でスケジュールを立て、管理しなければなりません。

自己管理がうまくできないと仕事がスムーズに進まなくなり、信用を失うことにもなります。会社勤務と同様にきちんと始業・終業時間を決め、それを守るようにしましょう。

プログラマーが起業するときの注意点は?

プログラマーが起業する際は、いくつか注意したい点があります。起業によりエンジニア以外の作業も必要になることや、収入が不安定になりやすいといった点です。

ここでは、プログラマーが起業するときに注意したいことを解説します。

エンジニアの仕事だけではない

会社勤務のときは分業によりエンジニアの仕事だけをしていた場合でも、起業したあとは経理や税務、営業といった業務を自分で行わなければなりません。収支を管理して帳簿をつけ、年末には確定申告が必要です。仕事を受注するための営業も欠かせません。

どの業務もエンジニアの仕事と同じく、しっかり取り組む必要があります。

フリーランスになると収入が不安定

起業してフリーランスになると会社員のように毎月決まった給与が入ることはなく、売上の保証はありません。特に開業してから当面は顧客の獲得に時間が必要で、収入の安定には時間がかかるでしょう。

収入が安定するまでの生活を賄うため、ある程度の資金を用意しておく必要があります。資金と顧客の確保は独立前に準備しておくなど、対策を考えておくとよいでしょう。

退職した会社との関係を継続しておく

退職した会社の上司や同僚との関係は継続するようにしましょう。起業してからの良好な顧客になる可能性があります。顧客の獲得には信用が大切ですが、一緒に働いていた仲間であれば信頼性に問題はなく、安心して依頼してもらえるでしょう。

そのためにも社内での人間関係は良好に保ち、円満な退職をすることが必要です。起業することや、どのような事業を行っていくかも説明しておくとよいでしょう。

プログラマーのスキルを起業に活かそう

プログラマーは初期費用やランニングコストが抑えられるため起業しやすく、ビジネスチャンスも少なくありません。仕事の進め方次第で、高収入も期待できるでしょう。

起業ではエンジニアとしてのスキルだけでなく、コミュニケーション力などさまざまな能力が必要になります。収入が不安定になる要素も考慮しつつ、プログラマーのスキルを活かして起業を成功させましょう。

よくある質問

プログラマーが起業におすすめの理由は?

初期費用がかからず、高収入を得やすいためです。詳しくはこちらをご覧ください。

プログラマーが起業できるビジネスモデルは?

主に、プログラミングを受託する・自社サービスやアプリを開発する・Webサイトで情報を発信するという3種類があります。詳しくはこちらをご覧ください。


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