• 作成日 : 2024年6月27日

マツエクサロンの事業計画書の書き方とは?ひな形を基に成功のコツを解説

お客さまにまつげエクステンションやまつげパーマを施術する通称「マツエク」。需要の高まりとともに、マツエクを専門とするサロンも増えてきました。この記事ではマツエクサロンの事業計画書の書き方や経営で成功するためのポイントについてご紹介します。

マツエクサロンの事業計画書とは?

現在国内にはマツエクサロンが約2万店舗あります。マツエクサロンの利用者はおよそ260万人であり、1回につき4,400円、年21回利用すると仮定した結果、市場規模は2,400億円以上という試算が出ています。2020年は900億程度とされているため、2年間で倍以上増えたことになります。近年では女性だけでなく男性もマツエクをするようになり、さらにアフターコロナで人出が多くなったこと、インバウンド需要が高まっていることもあり、今後もマツエク市場は伸びていくと考えられています。

事業の見通しを立てる

マツエクサロンを開業するためには、初期投資として多額の資金が必要です。行き当たりばったりの経営をしていると思ったよりも集客ができなかったり経費がかかり過ぎてしまったりしたときに適切な対応ができず、経営が行き詰まってしまうリスクが高くなります。

しっかりと売り上げやかかる費用を試算して見通しを立てておくことで、経営が順調かどうかリアルタイムにわかり、想定外の事態が発生したとしても早めに対策が打てるようになります。

金融機関からの融資を受ける

開業資金が自己資金でまかないきれない場合は銀行や信金などから融資を受けることになります。その際には審査を受けなければならず、事業計画書を提出して事業の見通しについて説明する必要があります。特に融資を受ける際には事業計画書の作成は必須です。

マツエクサロンの事業計画書のひな形、テンプレート

マツエクサロンの事業計画書の書き方とは?ひな形を基に成功のコツを解説
事業計画書を作成するのは非常に大変です。特に初めてだと、どのように書けばいいかわからないと戸惑われるかと思います。そこで、当サイトではすぐに使えるマツエクサロンの事業計画書のテンプレートをご用意しました。

マツエクサロンの事業計画書の書き方・記入例

ここからはマツエクサロンの事業計画書の書き方について見ていきましょう。テンプレートに従って解説を進めていきますので、ダウンロードすることをおすすめします。

創業の動機・目的

まずは「なぜマツエクサロンを開業したいのか」という動機を書きましょう。マツエクサロン開業への思いを伝える重要な項目です。どのような経験や気づきがあって、なぜマツエクサロンを開業しようと思ったのかという経緯を記載すると説得力が増します。

職歴・事業実績

これまでの学歴や職歴、経験などを記載します。履歴書の要領で、年次と学校名・勤務先名を書きます。マツエクサロンの経営に活かせる経験や実績があれば一行くらいで簡潔に記載するとアピールになります。

取扱商品・サービス

マツエクサロンで取り扱う商品やサービス、経営戦略、競合や市場の状況について記載します。取扱商品・サービスに関しては「まつげエクステ」「まつげパーマ」というように名称と料金を明記します。

経営戦略についてはサロンのセールスポイントやターゲットとなる顧客層、宣伝の方法などについて記載します。

競合や市場の状況については、近隣の競合となるマツエクサロンの出店状況や出店候補地の市場状況(どんな人が多いのか、どのようなニーズがありそうかなど)を調査し、その結果を記載します。

取引先・取引関係

販売先、仕入先、外注先の名称と取引シェア、掛取引の割合、締め日と回収・支払い日について記載します。マツエクサロンの顧客は一般人になりますので「一般個人」と記載すれば問題ありませんが、現金払いとクレジット支払いなど、複数の決済方法を導入する場合は、その割合も書きましょう。仕入先や外注先は具体的な名称を記載します。

従業員

常勤役員、従業員(3カ月以上雇用している継続雇用者)の人数を記載します。また、家族従業員やパート従業員がいれば、その人数も記載しましょう。

借り入れの状況

代表者にすでに借り入れがある場合は、借入先名と借り入れの種類、借入残高、年間返済額を記載します。事業に関わるものだけでなく、プライベートに関わる借り入れももれなく明らかにしましょう。特に融資の審査を受ける場合は包み隠さず正直に申告することが大切です。

必要な資金と調達方法

マツエクサロンの開業に必要な資金と運営していくために必要な資金について、それぞれ内訳と金額を記載します。また、資金調達の方法別に金額を記載しましょう。必要資金の合計と調達する資金の合計は一致するよう試算する必要があります。特に融資を受ける際には必要資金についてシビアに見られる傾向があるため、しっかりと見積もりを取った上で試算することが大切です。

事業の見通し(月平均)

マツエクサロンを開業して見込まれる売上高、売上原価、経費、利益(売上高から売上原価、経費を差し引いたもの)を、創業当初と1年後もしくは軌道に乗ったときの金額を記載します。また、それぞれの金額について計算式などを用いて根拠を示しましょう。事業の見通しについても融資の審査の際に詳細を聞かれるので、説得力を持って説明できるようにしておくことが重要です。

マツエクサロンの事業計画書成功のポイント

せっかくマツエクサロンを開業するのであれば成功して多くの利益を得て、お客さまにも貢献できるようなサロンを目指しましょう。最後に、マツエクサロンの経営で成功するための事業計画書作成のポイントについてご紹介します。

コンセプト・ターゲットを明確にする

まずは「どんなサロンにしたいのか」というコンセプトや、「誰に施術を提供したいのか」というターゲットを明確にしましょう。ここが明確になっていないと後から経営の軸がブレてしまいます。その結果、品質が低下して客足が遠のいてしまうという結果にもなりかねません。

立地調査を行い商圏や競合を把握する

店舗ビジネスは立地も非常に重要です。特にマツエクサロンの場合は女性客がメインとなるので、女性が集まりやすいエリアに出店しましょう。ただし、駅近や繁華街などは賃料も高く、競合も多い傾向があります。それらも考慮して物件を選ぶことが重要です。

客観的な売上予測・価格設定をする

売上に関しては「だいたい1日に●人くらい来るだろう」ではなく、シビアに予測することが重要です。特に開業したてのころは知名度が低いため、全くお客さまが来ないというケースも想定されます。また価格設定も重要な戦略となりますので、原価や利益率、周辺の相場などを考慮して決めましょう。

独自のサービスや技術をアピールする

マツエクサロンを開業する際には差別化を意識してサービスや施術の内容を考えましょう。例えば他のサロンにはない施術を行う、技術を磨く、従業員の技術研修を行ってサロン全体の品質を担保する、衛生管理を徹底する、相場よりも安い価格でサービスや施術を提供するなどの方法があります。サロンの売りを作ってそれを打ち出すことで、多くのお客さまが集まるようになります。

顧客ニーズを理解する

例えば若年層が多いエリアであれば、「格安で施術を受けたい」「初めてだから不安」と思っている方が多いかもしれません。価格設定を低めにして、入りやすい雰囲気づくりを心がけることで、そうしたニーズを持っている見込み客を取り込める可能性があります。

富裕層が多い地域であれば「お金はかかっても安心できるサロンを利用したい」「技術力が高いサロンを選びたい」と思っている方が多いと予想できます。資格や実績などをアピールする、チラシや広告だけでなくSNSなども活用する、ネットで予約ができるシステムを導入するなど工夫することで集客につながる可能性があります。

このように、ターゲットとなる見込み客のニーズを満たすようなサロンづくりも重要です。

マツエクサロンを開業するなら、まずは事業計画書作りから始めましょう

マツエクサロンは需要が非常に高く、開業して高収入を目指すことも可能です。一方で競合も非常に多く、しっかりと計画を立て特色があるサロンづくりをしないと、失敗するリスクも高くなります。

特に融資を受ける場合は事業計画書を必ず作成しなければなりません。事業計画書を作ることでご自身の考えも整理でき、良いアイディアが思い浮かぶ可能性もあります。マツエクサロンの開業を考えられている方は、まずは事業計画書の作成から始めてみましょう。

税理士コメント

工夫次第で開業費用を低くおさえることも可能なマツエクサロンは、技術習得も比較的短期間のものも多いため、開業しやすいと言えます。
また、顧客単価も高く、予約が可能であり、リピーターを狙いやすいこともあります。
店舗のコンセプトに共感する顧客をある程度集めれば、運営しやすい業種となるでしょう。


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