• 作成日 : 2024年6月28日

合同会社・株式会社の設立におすすめの本12選【まとめ】

会社設立について概要を把握したい場合や、合同会社について理解を深めたい場合は、書籍から情報を取得するのもおすすめです。今回は、会社設立全般や合同会社の設立に役立つ本を12冊紹介します。

会社設立全般におすすめの本7選

会社を設立しようと考えているものの、道筋がうまく見えないと不安を感じてはいませんか。会社設立について理解を深めたいのであれば、設立に関して体系的に学べる本や会社設立に役立つ本を読むのもおすすめです。会社設立全般でおすすめの7冊を紹介します。

『いちばんわかりやすい 会社のつくり方がよくわかる本』

会社のつくり方だけでなく、起業を考えたときに検討することも多い、「会社と個人事業主のどちらがよいのか」「そもそもビジネスを会社形態にすべきか」という疑問にも回答している本です。図解もはさんだ解説があるため、視覚的に理解できます。

また、会社設立前に知っておきたいことや事例にもとづいた税金についても解説されているため、会社設立について全体的な流れをつかみたい方や税金についての基本的な知識を会社設立前にインプットしておきたい方にもおすすめです。

出典:『改訂2版 最新 いちばんわかりやすい 会社のつくり方がよくわかる本』、著・原 尚美|ソーテック社

『カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営』

漫画や図解が随所に取り入られており、初心者でも読み進めやすい会社設立を解説している本です。会社の基本、資金調達、会社の基本事項などの決定、設立登記の手続き、従業員の雇用、経理や決算、税務まで、会社設立から設立後の運営に必要な事項が網羅されています。

会社設立を考えている方、法人成りを考えている方におすすめの本です。会社設立に必要な事項と設立までの流れを整理できます。

出典:『カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営』、監修・荒川一磨|西東社

『図解まるわかり いちばんやさしい会社の作り方』

会社法のことから、会社設立前の事前準備、資金調達の方法、定款の作成や登記、届け出、会社運営まで、会社設立に関連した内容をひと通り確認できる本です。

資本金はいくらから会社を設立できるのか」「取締役は何人必要か」など、会社設立にあたり疑問としてあがりやすい内容も図解付きで解説されています。著者が、登記の申請代行などを独占業務とする専門家、司法書士であるのも本書の特徴です。

出典:『図解まるわかり いちばんやさしい会社の作り方』(改訂版)、監修・山田猛司|新星出版社

『はじめて社長になるときに読む本』

Q&A方式で、会社設立に関する疑問を解消できる本です。例えば、資本金の決め方、持ち株構成の決め方、役員構成の決め方など、疑問に感じやすい部分や失敗例をもとに解説があります。

会社設立だけでなく、会社設立直後の届け出や設立後の運営についてもボリュームがあるのがポイントです。特に、著者が公認会計士および税理士のため、会計処理や給与計算、税金関係、資金調達、税務調査の内容が充実しています。会社設立にあたり、会計や税務の知見を深めたい方におすすめです。

出典:『はじめて社長になるときに読む本』(七訂版)、著・中村健一郎|ASC

『ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 起業と会社経営の実務がよくわかる本』

税理士と社会保険労務士がタッグを組んだ本で、会社設立の実務を体系的に学べる本です。起業前に知っておきたい株式会社と合同会社の違い、法人になるメリットやデメリット、さらにはバーチャルオフィスについても解説があります。

実務的な内容としては、経理や税理士の選び方、雇用にともなう手続き、助成金の活用、決算まで解説があります。会社の経理や従業員の雇用をメインに知見を深めたい方におすすめです。

出典:『ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 起業と会社経営の実務がよくわかる本』、著・古田真由美、平真理|ソーテック社

『ここだけ押さえる!会社法のきほん』

会社とは何か、ビジネスマン向けに会社法について解説した本です。起業や倒産、株主の権利、取締役会、M&A、TOB、コーポレートガバナンスなど、会社法に関する基本的な知識を得られます。

漫画や図も交えて解説されているため、会社法についてまったく知らない初学者にもおすすめです。会社設立は会社法に基づき行われるため、会社の意義や会社の構造、会社運営などへの理解にも役立ちます。

出典:『ここだけ押さえる!会社法のきほん』(第2版)、監修・神田秀樹|ナツメ社

『ストーリーでわかる起業家のためのリスク&法律入門』

経験豊富なベンチャーキャピタルと弁護士によりまとめられた、600ページを超えるボリューム満点の本です。26のストーリー仕立てで、起業家が陥りがちな失敗が紹介されています。

内容は、創業やビジネスモデルの作成から始まり、契約や個人情報、知的財産、労務、資金調達、IPOなどまで幅広く網羅されています。よくある失敗を軸に起業家として知っておきたいことを学べるため、リスクマネジメントを重視したい方や起業後の致命的な失敗を知って対策を打っておきたい方におすすめです。

出典:『ストーリーでわかる 起業家のためのリスク&法律入門』、著・下平将人・尾西祥平|ダイヤモンド社

合同会社設立におすすめの本5選

会社設立に役立つ本のうち、合同会社に特化したおすすめの本を5冊紹介します。

『図解 いちばんやさしく丁寧に書いた合同会社設立・運営の本』

合同会社設立の準備から定款の作成、登記の申請、設立後の届け出、合同会社の運営のポイントまで、合同会社の設立全般を網羅した本です。

初心者向けに、合同会社にはどのような特徴があるか、どのようなビジネスに向いているかも記載されています。合同会社のメリットやデメリットについての内容もあり、合同会社で設立すべきか迷っている方にもおすすめです。合同会社の基本的な理解が深まることで、ほかの会社形態での設立とも比較検討できます。

出典:『図解 いちばんやさしく丁寧に書いた合同会社設立・運営の本』、著・中島吉央|成美堂出版

『合同会社設立・登記・運営がまるごとわかる本』

合同会社に関するノウハウを持つ、司法書士、中小企業診断士、税理士、社会保険労務士の24名がチームとなって製作された本です。メンバーの中には合同会社を立ち上げた人もいて、実務経験に基づいて解説されています。

合同会社設立の前にすべきこと、設立までの計画、基本事項の策定、設立登記、会社設立にともなう届け出、設立から1年後まで、体系的に設立の流れを学べます。時系列でまとまっているため、会社設立までのフローがつかみやすく、必要書類のサンプルや作成方法なども充実しているのがポイントです。

出典:『合同会社設立・登記・運営がまるごとわかる本』(第2版)、著・『合同会社まるごとわかる本』プロジェクトチーム|日本法令

『5つの定款モデルで自由自在 「合同会社」設立・運営のすべて』

合同会社の概要や活用法、設立手続きの流れ、運営、変更に関する手続き、合同会社の先例などで構成された本です。タイトルにもあるように、特に定款作成について理解を深められます。5つの定款モデルについて解説があるため、合同会社の定款作成に悩んでいる方、自分で定款を作成したい方におすすめです。

出典:『5つの定款モデルで自由自在「合同会社」設立・運営のすべて』(第2版)、著・神﨑満治郎|中央経済社

『事例解説 合同会社の登記』

合同会社の特徴や基本構造、合同会社の設立や登記、変更、解散や清算などについて網羅された本です。

会社設立については、定款作成で必要な記載事項、出資の履行、設立登記の事例についての説明があります。さらに、設立時のみにとどまらず、登記事項の変更について個別の事項ごとに説明があるのがポイントです。

合同会社の設立時だけでなく、設立後の登記事項の変更について確認したいときにも活用できます。

出典:『事例解説 合同会社の登記』、著・泉水悟|日本加除出版

『合同会社の法務・税務と活用事例 』

合同会社についてより深く理解したい場合におすすめの本です。合同会社とほかの会社類型との比較や海外制度との比較にはじまり、法務、会計、税務について解説があります。

合同会社の活用事例について紹介されているのもポイントです。典型的な事例から資産管理会社としての活用など、合同会社設立のヒントとなる事例も紹介されています。

出典:『合同会社の法務・税務と活用事例』(改訂版)、著・太田達也|税務研究会出版局

会社設立について学ぶなら本もおすすめ

初心者向けに会社設立についてわかりやすく説明している本、ビジネスパーソン向けに法的側面から解説が加えられている本など、会社設立に関する本にもさまざまなタイプがあります。合同会社設立について全体の流れを把握したいのであれば、あるいは書類作成など特定の情報を収集したいのであれば、書籍から情報を集めるのもおすすめです。


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