- 作成日 : 2023年2月22日
起業家はSNS運用やブログが必須!ビジネス情報発信の方法・ノウハウを解説
近年、起業家がSNSやブログを活かして情報発信やマーケティングを行う事例が増えています。
SNS運用を効果的に実施することには、ターゲットへ的確に情報を届けられる、ブランディングできるといったメリットがあります。
とはいえ、SNS運用を実施したいと思っていても「どうやって運用すればよいかわからない」という人もいるでしょう。
本記事では、起業家がSNSやブログで情報発信するべき理由やSNS運用のメリット・デメリット、コツ、ノウハウについて解説します。
SNSやブログで情報発信を始めたいと考えている起業家に役立つ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
起業家はSNS運用やブログでの情報発信が必須
起業家は、SNS運用やブログでの情報発信が不可欠です。
ビジネスを成功させるためには効果的に集客を行い、事業を顧客に周知することが重要だからです。
2022年に総務省が全国の6歳以上の男女を対象に実施した調査によると、インターネット利用率は約83%、SNSの利用率は約79%と非常に高い数値になっています。
インターネットやSNSが普及している今だからこそ、SNS運用やブログによる効率的な情報発信や集客ができるのです。
SNSやブログでの情報発信は、事業やブランドの認知拡大にも必要です。
投稿やそれに対するコメント、DMによって顧客と直接コミュニケーションを取れるので、事業やブランドのファンの獲得にもつながります。
SNSやブログでの情報発信は継続して行うことが大切なので、早めに始めましょう。
SNS運用やブログを通じて認知拡大を図り、多くのフォロワーを獲得すれば、立ち上げた事業やブランドのファン化にもつながるはずです。
SNSやブログは、企業のWebサイトやECサイトへの入口として使うこともできます。
投稿したコンテンツで事業やブランドを認知してもらい、興味を持ったファンが商品やサービスを購入するという仕組みを作ることもできます。
SNSやブログへの投稿は、自分が立ち上げた企業やブランドの認知拡大につながり、実際の商品やサービスに触れるための入口にすることもできるのです。
起業家がビジネスを成功させるためには、SNSやブログによる情報発信が必要不可欠です。
起業家がSNS運用を行うメリット
起業家のSNS運用を行うことのメリットは、以下のとおりです。
- 拡散力が高く幅広いユーザーにアプローチできる
- 低コストのSNSマーケティングを実現できる
- 顧客と直接コミュニケーションを取れる
それぞれについて解説します。
拡散力が高く幅広いユーザーにアプローチできる
起業家がSNS運用を行うことの最大のメリットは、SNS特有の拡散力の高さによってより多くのユーザーにアプローチできることです。
SNSは不特定多数のユーザーに対して情報を発信できるため、他のプロモーション手法よりも幅広い層に認知してもらえる可能性があります。
Twitterの「リツイート」やInstagramやFacebookの「シェア」によって投稿が拡散されると、これまでは行き渡らなかった顧客層にまで情報を届けられます。
狙ったユーザー層だけでなく潜在顧客にもアプローチできることで、新規顧客開拓につながることも起業家がSNS運用を行うメリットといえるでしょう。
低コストのSNSマーケティングを実現できる
SNSは導入コストがほとんどかからないため、低コストでSNSマーケティングを実施できます。
質の高い投稿を発信してフォロワーやファンを増やすことができれば、低コストでの集客が実現し、高い費用対効果が期待できます。
立ち上げた事業やブランドの広告を出稿する場合は、多額の費用がかかることも少なくありません。
しかしSNSをうまく活用すれば、余計なコストをほとんどかけなくても効果的にマーケティングを行えます。
顧客と直接コミュニケーションを取れる
起業家がSNS運用を行うと、顧客と直接コミュニケーションを取れるため、ファンを育成しやすいこともメリットです。
SNSを通じて相互にコミュニケーションを取ることで、提供する商品・サービスに親近感を持ってもらえる可能性が高まります。
起業家側はユーザーの反応を見ながらコミュニケーションを取れるので、ユーザーとの関係性がより強固になり、顧客ロイヤリティの向上も期待できます。
新規ファンの獲得や育成が実現すれば、事業の成功にもつながるでしょう。
起業家がSNS運用を行うデメリット
SNS運用にはメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 炎上リスクがある
- 短期間で効果を出すのは難しい
起業家がSNS運用を行うデメリットを紹介します。
これからSNS運用を始めようと考えている人は、デメリットを頭に入れておきましょう。
炎上リスクがある
SNSには炎上などのトラブルが発生するリスクがあるため、運用の際は注意が必要です。
SNSは拡散力が高く、不特定多数のユーザーに情報が行き渡りやすいという特徴があります。
発信した投稿を不快に感じる人の目に留まった場合、思わぬ批判を受けることもあるでしょう。
特に過激な投稿はユーザーの目に留まりやすい半面、誤解が生まれて炎上しやすいともいえます。
一度炎上してしまうとそれまで積み上げた信頼が一気に崩れる、ファンが離れるといった事態に陥るかもしれません。
SNS運用を行う際は投稿する前に内容をチェックするなど、炎上リスクを下げる努力が必要です。
短期間で効果を出すのは難しい
SNSは、決して短期間で効果が出るものではありません。
SNSはフォロワーを増やすことで多くのユーザーに拡散されやすくなりますが、拡散されるようになるまでは、ある程度の時間と労力がかかります。
起業後にSNS運用を開始したとしても、すぐに投稿が拡散されるわけではないため、根気よくアカウントを育てていく必要があります。
立ち上げた事業やブランドを効果的に周知させるためには、質の良い投稿を継続してフォロワーを地道に増やすことが大切です。
SNS初心者の起業家は運用のノウハウから学ぶ必要があるため、さらに時間を要するでしょう。
「すぐにSNS運用の効果を出したい」という場合は、SNS運用代行会社に委託するという方法もあるので検討してください。
起業家がSNS運用を始める方法
起業家がSNS運用を行うことのメリットは、たくさんあります。
しかし、実際にSNS運用を始めるにあたって「何から手をつければよいかわからない」という人もいるでしょう。
ここでは、起業家がSNS運用を始める方法を5つの手順に分けて解説するので、ぜひ参考にしてください。
SNS運用の目的や戦略を明確にする
SNS運用を行う目的や、目的を達成するための戦略を明確にしましょう。
やみくもに投稿を行うだけでは、SNS運用は成功しません。
新しく立ち上げる事業・ブランドの認知拡大や新規顧客の開拓など、人によってSNS運用を行う目的は異なります。
目的によってSNS運用の戦略や方向性が変わるため、何のためにSNS運用を実施したいのか、SNS運用を通して何を達成したいのかを明確にしましょう。
ペルソナ設定をする
SNS運用の目的が定まったら、ターゲット層であるペルソナを設定しましょう。
SNS運用を行う際、「より多くのユーザーに刺さる投稿を発信したい」「たくさんの人から共感を得たい」と考える人は少なくありません。
しかし、SNS運用では情報を届けたいユーザー像を絞り、その層に刺さるようなコンテンツを作成することが大切です。
自分が立ち上げる事業・ブランドのターゲットの年齢や性別、職業、家族構成、趣味、休日の過ごし方など、できる細かい部分までペルソナを設定しましょう。
情報発信を行うSNSを決める
TwitterやInstagram、Facebookなど、さまざまなSNSがあります。
媒体によってユーザーの年齢層やアルゴリズム、使える機能が異なるため、自分の目的や戦略に合ったSNSを選びましょう。
コンテンツを作成して情報発信をスタートする
運用するSNSが決まったら、自分が発信したいコンテンツを作成して運用を開始します。
SNS運用には炎上リスクが伴うため、投稿内容には十分注意しましょう。
アナリティクスを活用して分析する
SNS運用はコンテンツの作成・投稿だけでなく、発信した内容について分析することも大切です。
自分が投稿したコンテンツに対して、ユーザーからどのくらい反響があったのかを分析します。
各SNSに備え付けられているアナリティクスでも分析できますが、より細かく分析したい場合は有料ツールを利用してもよいでしょう。
反響が大きかった投稿の傾向を把握し、今後の運用に反映させることでより効果的なSNS運用を実現できます。
起業家がSNS運用を成功させるコツ
SNS運用を成功させるために、以下の4つのコツを押さえておきましょう。
- ユーザーにとって有益な情報を発信する
- 利用するSNSの特徴を理解する
- ターゲット層によって投稿の日時を変える
- 分析を重ねて運用を改善する
これからSNS運用を始める、あるいはSNS運用が上手くいかず悩んでいる起業家の方はぜひ参考にしてください。
ユーザーにとって有益な情報を発信する
起業家がSNS運用を成功させるためには、ターゲットとするユーザーにとって有益な情報を発信することが大切です。
SNSのユーザーは「自分の役に立つ内容」を求めて情報を収集します。
事業やブランドのアピール・宣伝ばかり発信していても、ユーザーの興味を引くことは難しいでしょう。
とはいえプライベートのことばかり発信していても、ユーザーに刺さるような情報を提供できないため、SNS運用は上手くいきません。
SNS運用で発信するコンテンツは、「ユーザーにとって有益なものか」「役に立つと思ってもらえるか」を基準にして作成しましょう。
利用するSNSの特徴を理解する
SNS運用を成功させるには、利用するSNSの特徴を正しく把握した上で、自分の意図や目的に合致するものを選ぶことも大切です。
文字をメインとした投稿をしたいならTwitter、画像や動画でアプローチしたいならInstagramやTikTok、広告機能や実名にこだわるならFacebookといったように、特徴に合わせて選ぶのがおすすめです。
複数のSNSを運用するとシナジー効果が見込めるケースもあるので、リソースに余裕があれば検討しましょう。
ターゲット層によって投稿の日時を変える
ターゲット層に合わせて投稿の曜日や時間帯を工夫することも、SNS運用のコツです。
ターゲット層がSNSをよく見る時間帯を分析して投稿すれば、狙ったユーザーにアプローチしやすくなります。
例えば、ターゲット層が30代の会社員であれば平日の日中は避け、朝と夕方の通勤時間や帰宅後、土日・祝日に投稿しましょう。
見込み客の属性に合わせて投稿タイミングを工夫すると、より効果的にアプローチできます。
分析を重ねて運用を改善する
前述のとおり、SNS運用はすぐに効果が出るものではありません。
定期的に現状を分析した上で改善・検証を重ねて、より効果を高めていくことが不可欠です。
中長期的にユーザーからの信頼を積み重ねることができれば、ファンの獲得につながるはずです。
アナリティクスを活用して、長い目でアカウントを育てましょう。
起業家の情報発信にはSNSを活用しよう
起業家がSNSやブログで情報発信を行うべき理由やSNS運用のメリット・デメリット、SNS運用のポイントを解説しました。
ビジネスの成功には集客が不可欠であり、SNSが普及している現在はSNS運用によるマーケティングが効果的です。
SNSはやみくもに情報を発信するのではなく、ポイントを押さえて運用することが大切です。
事業やブランドに合ったSNSを活用して、効果的な集客を目指しましょう。
よくある質問
起業家がSNS運用を始める方法は?
ターゲット層を明確にした上で、戦略に合ったSNSを選びましょう。 アプローチしたいユーザー層に刺さるようなコンテンツを作成して投稿を続け、定期的に現状の分析・改善を実施します。 詳しくはこちらをご覧ください。
起業家がSNS運用を成功させるコツは?
ターゲット層や目的に合わせてSNS運用で使う媒体を選び、投稿日時などを工夫しながら効果検証を行います。投稿内容はアナリティクスを活用して分析し、より質の高い投稿へと改善しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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