• 作成日 : 2022年4月15日

配布用カレンダー制作費の仕訳に使える勘定科目まとめ

配布用カレンダー制作費の仕訳に使える勘定科目まとめ

取引先や得意先などに配布するカレンダーを自社で制作した場合、制作費の勘定科目は「広告宣伝費」「販売促進費」のいずれかで仕訳します。事業に関係する特定の取引先などに贈答を行う行為は交際費になりますが、社名の入ったカレンダーを制作する行為は一般的に交際費とはなりません。

自社で利用するカレンダーの購入費は、「事務用品費」などで仕訳します。本記事では、配布用カレンダーの仕訳で使える勘定科目について、紹介します。

配布用カレンダー制作費の仕訳に使える勘定科目

取引先などに配布するカレンダーを制作した場合、勘定科目は「広告宣伝費」もしくは「販売促進費」を使います。

広告宣伝費とは商品やサービスの宣伝に支出する費用です。不特定多数の人に対する宣伝効果を目的にした費用であり、パンフレットやチラシの作成、インターネット広告などがあげられます。社名の入った配布用カレンダーも、不特定多数に向けた宣伝効果を目的に制作されるものと考えます。

販売促進費とは、商品やサービスの販売を促進するために支出する費用です。顧客に配布する試供品やノベルティ、展示会の出店などにかかる費用がこれにあたります。

顧客に対して間接的に宣伝する場合は広告宣伝費、直接宣伝活動を行う場合は販売促進費ということができますが、厳密な区別はありません。

一方、取引先や得意先に配布する点を捉え、贈答品と考えて「交際費」を使うのではないかと迷うこともあるかと思います。しかし、配布用カレンダーの場合、一般的に交際費は使いません。

交際費は、特定の得意先や仕入先その他事業に関係のある者に対する接待や贈答などに支出する費用のことです。

配布用カレンダーは特定の得意先などに贈答する目的とはいえず、広告宣伝費もしくは販売促進費として計上します。

国税庁のホームページでも、カレンダーなどを贈与するために通常要する費用は、交際費等には含まれないと明記しています。 

配布用カレンダー制作費を広告宣伝費で仕訳する

広告宣伝費は不特定多数の人に向けた宣伝を目的とした費用です。取引先や得意先を特定せず幅広く配布する目的でカレンダーを制作した場合、広告宣伝費の勘定科目を使って仕訳します。

【仕訳例】

取引先・得意先に配布する目的で社名入りカレンダーを20万円で制作し、小切手で支払った場合、仕訳例は以下の通りです。

借方
貸方
摘要
広告宣伝費
200,000円
当座預金
200,000円
取引先に配布するカレンダーを制作

配布用カレンダー制作費を販売促進費で仕訳する

販売促進費は、商品やサービスの販売を促進するために支出する費用です。年末の商品販売の促進にカレンダーを配布する、展示会に来場した人に配るなどの目的で制作した場合の仕訳に使います。

【仕訳例】

新商品の販売キャンペーンで購入者向けに社名入りカレンダーを10万円で制作し、振込みで支払った場合、仕訳例は以下の通りです。

借方
貸方
摘要
販売促進費
100,000円
普通預金
100,000円
新商品の販売促進用にカレンダーを制作

自社用カレンダーを購入した場合の仕訳

自社で利用するためにカレンダーを購入した場合、事務用品を購入した場合と変わりありません。そのため、勘定科目は「消耗品費」もしくは「事務用品費」で仕訳します。

消耗品費とは耐用年数が1年未満のものや、取得価格が10万円未満のものに支出した費用のことです。事務用品費とは消耗品費にあたるもののうち、事務に関して使用するものを指します。

大企業など事務用品費の金額が大きい場合、消耗品費と区別して事務用品費を設けるのも意味があります。しかし、小規模な会社であれば事務用品費としてわざわざ項目を設けず、消耗品費でまとめてたほうがシンプルに処理しやすいでしょう。

【仕訳例】

事務所で使用する来年度のカレンダーを3部購入し、代金を普通預金から支払った場合、仕訳例は以下の通りです。

借方
貸方
摘要
消耗品費
10,000円
普通預金
10,000円
自社利用のカレンダーを購入

カレンダーの仕訳は制作した場合と購入した場合で異なる

取引先などに配布する社名入りカレンダーを制作した場合、勘定科目は広告宣伝費か販売促進費で仕訳します。交際費は使用しません。不特定多数に向けた宣伝効果を目的にする場合は広告宣伝費、商品・サービスの販売促進を目的にする場合は販売促進費を使いましょう。

自社で使用するカレンダーを購入した場合は、消耗品費もしくは事務用品費で仕訳してください。

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よくある質問

カレンダー制作費の仕訳に使う勘定科目は?

「広告宣伝費」もしくは「販売促進費」で仕訳します。詳しくはこちらをご覧ください。

カレンダー購入費の仕訳に使う勘定科目は?

「消耗品費」もしくは「事務用品費」で仕訳します。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

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