- 更新日 : 2026年1月27日
規約の書き方を徹底解説!書くべき項目は?
ルールを表す言葉はいろいろあります。「規則」や「会則」「定款」そして「規約」などです。
ここでは特に「規約」に着目し、その意味や書き方、記載すべき項目について解説をしていきます。
<関連記事>
▶契約書の書き方をテンプレート・例を用いて解説!
<サービス資料>
▶マネーフォワード クラウド契約の詳細はこちら
▶マネーフォワード クラウドAI契約書レビューの詳細はこちら
規約の書き方の基本をおさえよう
規約の書き方の基本をおさえるため、まずは「規約とは何か」「どんなときに必要になるのか」について説明し、「規約の様式」についても言及していきます。
そもそも規約とは
規約とは、広い意味では「ルール」を指しますが、通常は団体・内部組織に関する定めを言います。この場合においては、「会則」と呼ばれることもあります。これらは呼び方の問題であり、一般的には意味の違いはないと考えて良いでしょう。
団体・組織によって規約が最上位のルールとして機能することがありますので、その場合には非常に重要な役割を担います。
規約はどんなときに必要?
規約は、あるルールに従わせたい場面で設けておくものです。たとえばある団体が「銀行で当該団体名義の口座を作るとき」や「公的機関による団体の登録を受けるとき」「助成金や補助金の申請をするとき」などに規約の提出が求められる場合があります。
団体・組織内のルールとしての規約を見ることで、基本理念や組織構成、運営方法などを確認し、その団体の信用性等を判断するためです。
規約の様式
規約に決まった様式はありません。法人格のない任意団体に求められる規約に関しても、独自の様式で作ることが禁じられているわけではありません。そのため構成員で話し合い、好きな形で規約を作り上げることもできます。
ただし、規約を作成する目的に応じて、盛り込む条項には配慮が大切です。
「とりあえず基本的な内部統制ができていれば良い」というレベルなのか、それとも「将来的に法人化も視野に入れていて組織を強化したい」と考えているのか、目的に応じた検討が必要です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド3選
この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い45個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
実際の契約に合わせてカスタマイズしていただきながら、ご利用くださいませ。
初心者必見!【弁護士監修】電子契約まるわかり4点セット
「電子契約ってよく聞くけど正直よくわかっていない・・・」「なんだか難しそう」そのようなお悩みございませんか?
はじめて電子契約を利用することになった方や、電子契約サービスの導入を検討されている方など、煩雑な契約業務に悩まれている方に、ぜひご覧いただきたい入門編の資料をセットにいたしました。
マネーフォワード クラウド契約サービス資料
マネーフォワード クラウド契約は、紙契約と遠視契約が混在した時代で、「最適な契約業務を実現する」ワンストップ契約管理サービスです。
送信料0円、契約書保管料0円なので送信数が増えても安心してペーパーレスが実現できます。
規約に書くべき項目
規約の書き方は自由ですが、以下の項目については盛り込んでおくことが望ましいでしょう。
- 団体の名称や住所
- 団体の目的や活動内容
- 団体会員についての規定
- 役員についての規定
- 組織の運営についての規定
- 団体の財源・会計
団体の名称や住所
規約の総則部分に「団体の名称や住所」を記載するのが一般的です。
「第〇条」と付するなどして、わかりやすい形で名称、住所を記載しましょう。
団体の目的や活動内容
団体の名称・住所といった基本情報に続き、「団体の目的や活動内容」についても記載しましょう。
どのような目的を持っているのか、そのためにどのような事業あるいは活動を行っているのか、一度整理しておくと良いでしょう。無理に一言でまとめる必要はありませんので、複数挙げられる場合にはリスト形式にするなどしてわかりやすく記載しましょう。逆に、抽象的になり過ぎて何をしている団体なのかがわからなくならないように気を付けましょう。
団体会員について
団体会員に関するルールも規約における重要な構成要素です。
そこで必要に応じて「会員の資格」「団体の会員になる方法」「脱退する方法」「会員の権利・義務」などを規定していきましょう。
例えば地域の任意団体であれば会員資格を「○○区域内に住所を有する者」などと規定することが考えられます。
入会に関しては、団体の長に対し届出が必要、とするなど具体的な手続を記載しましょう。
脱退に関する規定としてよくあるのが「本人が死亡したとき」や「本人が申出をしたとき」といった内容です。具体的な内容は、近い性質を持つ団体の規約を参考にしてみると良いです。
役員について
役員に関する規定も、組織的な運営ができていることを示すために重要な項目です。
どのような役員が設けられているのか、「会長1名」「副会長〇名」「監事〇名」「会計〇名」といった形で組織構成を明らかにしておきましょう。
また、役員の選任方法および任期についても定めておくべきです。任期に関しては、再任の可否や後任者がいない場合の措置なども定めておくと将来起こり得るトラブルを予防できるかもしれません。
組織の運営について
会議に関する規定、当該団体における意思決定機関のことも定めておきます。
よくある構成は、会員からなる「総会」と役員からなる「役員会」の2つの意思決定機関の設置です。それぞれの機関の定義を定めるとともに、各機関がすることのできる決議事項を列挙します。
例えば総会の決議事項として以下のような事項が挙げられます。
- 活動計画の承認
- 予算の承認
- 役員の選任
- 会費の改定
- 規約の改定
限定しすぎることのないよう、「その他重要事項に関すること」といった事項を列挙しておいても良いでしょう。
また、議決の要件についても明記すべきです。「出席者の過半数の賛成」などとし、定足数についても併せて明記しましょう。
団体の財源・会計について
財源・会計方法・会計年度なども定めておきます。
財源については、例えば市民活動を行う団体であれば「会費」「事業収入」「寄付」「助成金」「補助金」などが考えられます。会費を会員から徴収する場合には、会費についての金額や納入方法、期日などを明確に記載すべきです。
会計については、どのような決算報告書を作成する必要があるのかということ、そして総会による承認が必要である旨も定めておきましょう。
規約を改定する場合は?
規約を改定する必要が生じた場合、通常、規約に基づき改定されます。
規約に改定の方法について何ら規定がなければ争いが生じるおそれがありますので、あらかじめ「規約の改定」に関するルールも定めておくことが大切です。一般的な議決の要件同様、欠席者は議決権を委任するなど、スムーズに改定を成立させるための条件を明記しましょう。特に重要な決議内容ですので、過半数とするのではなくより厳しい条件を付することも検討すると良いでしょう。
基本事項を押さえて適切な規約を作成しよう
規約は単に「ルールを取りまとめたもの」と捉えられることもありますが、任意団体等の「団体・内部組織の運営・活動の基本となるルール」としての意味合いを持つこともあります。後者の場合は団体にとって最上位のルールとして機能し、欠かすことのできない存在となります。
そこで規約の作成にあたって、最低限記載すべき事項は押さえておく必要があります。組織として成り立っていること、構成員による民主的運営ができることを示せる、適切な規約を作るようにしましょう。
マネーフォワード クラウド契約では弁護士監修の契約書・利用規約テンプレートを用意しています。無料で利用可能ですので、以下のページからダウンロードしてご利用ください。
契約関連のおすすめコンテンツ
契約・電子契約関連記事
▶契約とは?民法における成立要件や契約書の種類などを簡単にわかりやすく解説
▶電子契約のメリット・デメリットは?導入が進まない理由や関連する法律もわかりやすく解説
▶電子契約システムとは?導入メリットや注意点を種類別に解説
▶電子契約とは?仕組みやメリット、法的有効性について解説
▶電子契約の導入の流れは?サービスの導入から契約締結までの進め方を解説
契約書関連記事
▶契約書とは?注意すべきポイントを簡単に解説
▶契約書の書き方をテンプレート・例を用いて解説!
▶雇用契約書とは?法的な必要性や項目、作り方をひな形付きで紹介
▶業務委託契約書とは?書き方や個人事業主の注意点を解説
▶印紙が必要な契約書の種類と金額まとめ
おすすめお役立ち資料
▶電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選(合計10ページ)
▶16項目 契約書レビューのチェックポイント(合計12ページ)
▶契約書の作り方 書き方の教科書(合計21ページ)
▶マネーフォワード クラウド契約サービス資料
よくある質問
規約の書き方には決まりがありますか?
規約の書き方に決まりはありませんが、規約を作成する目的に応じて、盛り込む条項には配慮が大切です。詳しくはこちらをご覧ください。
規約を改定する場合はどのような手続きが必要ですか?
通常、規約に「規約の改定」についての規定があります。その場合には、規定に則り手続きをすることが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
契約の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
新着記事
-
# 企業法務
契約書の1次チェックをどう効率化する?AIレビューを活用した業務の進め方
「契約書の1次チェックに時間がかかり、事業部門から『あの件、まだですか?』と急かされてしまう」――このような経験はないでしょうか。 条項の確認や自社基準との照合といった作業に時間を…
詳しくみる -
# 企業法務
契約条件に潜む経営リスクをどう見える化する?4つのリスクと管理方法
契約更新の直前になって、事業部から「この契約、解約できないか」と相談され、確認するとすでに解約通知期限を過ぎていた――。このような経験はないでしょうか。 契約書を管理していても、自…
詳しくみる -
# 企業法務
営業の無断締結を起こりにくくするには?権限設計でつくる契約統制
営業担当者が、社内承認前に契約書へ押印・調印していたことが後から発覚すると、法務や経営陣は不利な条件や想定外の義務への対応を迫られます。その背景には、急ぎ案件の扱いや決裁者、締結権…
詳しくみる -
# 企業法務
法務専任がいない組織の契約管理を10問でチェック|自社の弱点と改善の優先順位
「契約書はきちんと管理できているはず」と思っていても、いざ確認しようとすると「どこに保管されているか分からない」「更新期限を担当者に確認しないと把握できない」といったことはないでし…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウド契約の活用事例をケース別に紹介!
本記事では、マネーフォワード クラウド契約を導入することでどのような効果が期待できるのかを実際の事例も交えながら分かりやすく解説します。 【関連ページ】マネーフォワード クラウド契…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは?機能やできること、どんな企業に向いているかを解説
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは? マネーフォワード クラウドAI契約書レビューは、各分野の専門弁護士が監修したAIが契約書のリスク箇所を識別し、変更条文例と解説を…
詳しくみる



