- 更新日 : 2026年3月27日
契約書作成の相談窓口は?選び方のポイントや流れを解説
契約書の作成は、専門家に相談することをおすすめします。専門家に相談することで、リスクを抑えた契約書の作成が可能です。依頼・相談できるのは、弁護士か行政書士、もしくは司法書士です。
本記事では、契約作成の相談窓口や選ぶときのチェックポイント、相談の費用などを解説します。作成を依頼する場合の流れも説明しますので、参考にしてください。
<関連記事>
▶契約書の書き方をテンプレート・例を用いて解説!
<サービス資料>
▶マネーフォワード クラウド契約の詳細はこちら
▶マネーフォワード クラウドAI契約書レビューの詳細はこちら
契約書とは
契約書とは、契約締結を証明する文書のことです。法令で書面の作成が義務づけられているときは、契約書を作成しなければ契約自体が無効になる可能性があります。
それ以外の契約については、契約書を作成しなくても契約自体は成立します。 契約は、口頭でも成立させることができるためです。
ここでは、契約書を作成する目的や作成場面、注意点を紹介します。
作成の目的
法令に作成義務の定めがない限り、契約の成立に契約書の作成は必要ありません。しかし、実際にはほとんどの企業が契約書を作成しています。
契約書を作成する目的は、契約内容を確認するためです。作成の過程で内容を吟味し、リスクも踏まえながら取引するかを検討することができます。
また、契約書を作成することで証拠を残すことも作成の目的です。 口頭では曖昧にしてしまう項目も、書面を作成することで、認識の相違がないことを確認できます。「言った言わない」のトラブルを防止できるでしょう。
作成する場面
企業が契約書を作成する場面は、主に人事関連と取引関連です。
人事関連では、雇用の際に作成する雇用契約書や労働条件通知書、従業員の個人情報の取扱い同意書などがあげられます。また、従業員が子会社や関連企業に出向する際には、出向契約書を交わすことになるでしょう。
取引関連では、自社の商品・サービスを提供するときや提供を受けるとき、企業同士で提携するときなどに契約書を作成します。
作成の注意点
契約書を作成する際は、以下の点に注意しましょう。
- 権利義務を明確にする
- 第三者が見てもわかる内容にする
- 必須事項の記載漏れに注意する
契約書を作成するときは、発生する権利と義務を明確にすることが重要です。第三者が見てもわかるような内容にして、解釈に相違が出ないようにしなければなりません。
記載事項が法律で決まっている場合、記載漏れがないかのチェックも必要です。たとえば、雇用契約書(ないしは労働条件通知書)では労働契約の期間や従事する業務内容など、必ず記載しなければならない記載事項があります。
この記事をお読みの方におすすめのガイド3選
この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い45個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
実際の契約に合わせてカスタマイズしていただきながら、ご利用くださいませ。
初心者必見!【弁護士監修】電子契約まるわかり4点セット
「電子契約ってよく聞くけど正直よくわかっていない・・・」「なんだか難しそう」そのようなお悩みございませんか?
はじめて電子契約を利用することになった方や、電子契約サービスの導入を検討されている方など、煩雑な契約業務に悩まれている方に、ぜひご覧いただきたい入門編の資料をセットにいたしました。
マネーフォワード クラウド契約サービス資料
マネーフォワード クラウド契約は、紙契約と遠視契約が混在した時代で、「最適な契約業務を実現する」ワンストップ契約管理サービスです。
送信料0円、契約書保管料0円なので送信数が増えても安心してペーパーレスが実現できます。
契約書の作成時は専門家に相談した方がよい?
契約書は企業の取引で重要な役割を持ち、その作成には十分な注意が必要です。単に合意の内容を書面に残すという目的だけでなく、リスクを防止する役割があります。契約書の内容に不備があると、損害賠償請求や契約の不履行などのトラブルが起こる可能性があります。そのため、作成時には専門家に相談した方が安心です。
合意の内容が反映されているか、自社に不利な条項はないか、法律と整合しているかなどのチェックが必要であり、これらの事項を自社だけで確認するのは難しいでしょう。
専門家に相談して契約書を作成することで、リスクを抑え、不測の損害を防止できます。
契約書作成の相談窓口は?
契約書作成の相談先として適しているのは、弁護士か行政書士です。基本的に、これらの専門家のみが契約書作成を代行できるためです。ほかに、一定の契約書の場合は司法書士に相談できます。
ここでは、契約書の相談先について解説します。
弁護士
弁護士は法律の専門家であり、契約書について法的な観点からアドバイスできます。契約書は後日の紛争に備えてリスクのない内容で作成する必要があり、弁護士であれば、契約書の条項について専門的な知見に基づく的確なアドバイスをもらえるでしょう。
弁護士の多くが契約書業務を扱っていますが、弁護士によって得意分野は異なります。相談する際は、自社の業界に精通しているかどうかの確認も必要です。
行政書士
行政書士は、権利義務に関する書類を作成できることが法律で規定されており、契約書作成の相談ができます。ただし、弁護士のような法律相談はできません。そのため、契約書の法的リスクについてのアドバイスは期待できないでしょう。
行政書士に相談する場合は、比較的シンプルで法的リスクが低い契約書に関する相談が向いています。行政書士は弁護士に比べてコストが抑えられるため、「シンプルな契約書だが作成に慣れていないため、専門家に相談したい」というときは行政書士がおすすめです。
司法書士
司法書士は、登記申請などの司法書士業務の依頼を受けていれば、それに付随して契約書を作成できます。
たとえば、不動産の売買では所有権移転登記申請をするため、売買契約書の作成が可能です。契約書作成と登記申請を同時に依頼できるというメリットもあります。
そのため、契約に登記申請が伴う場合は、司法書士に相談するのもよいでしょう。
契約書作成の相談先を選ぶポイント
契約書作成を相談できるのは弁護士か行政書士、もしくは司法書士ですが、これらの専門家であれば誰でも良いというわけではありません。専門家でも契約書業務をあまり行っていない場合、適切なアドバイスを受けられない可能性があります。
契約書作成の相談先を選ぶポイントをみていきましょう。
契約書作成の実績が豊富
契約書作成の相談は、契約書作成の実績が豊富な専門家を選びましょう。経験が豊富であればさまざまな契約書のケースを扱っているため、複雑な問題やイレギュラーな事項にも知見があり、より的確なアドバイスが期待できるでしょう。
契約書作成の実績があるかどうかは、事務所のホームページで確認できます。「事務所紹介」や「取扱実績」などの項目をチェックしてみましょう。
依頼する契約書の分野に精通している
専門家ごとに得意な分野は異なるため、企業法務や契約書業務に強いか、依頼する契約書の分野に精通しているのかといった確認も必要です。契約書作成の実績が豊富でも、自社が相談する契約書の分野に実績がなければ有益なアドバイスが期待できません。
そのため、契約書作成の実績をチェックする際、どのような分野の契約書を多く作成しているかも同時に確認しておきましょう。
対応が迅速
対応が迅速かどうかもチェックのポイントです。相談してから作成を依頼することになった場合、連絡や報告が遅いと取引にも影響してくるでしょう。
契約書作成では内容確認や修正などでやり取りをすることも多く、依頼先の専門家が多忙な場合などは、契約書が完成するまで予想外の時間を要する可能性もあります。
事務所のホームページで完成までの目安を確認するか、あらかじめ問い合わせておくとよいでしょう。メールで無料相談を行っている事務所もあり、その際の対応の早さも判断の基準になります。
契約書作成の相談は無料でできる?
専門家に契約書作成の相談をする場合、事務所によっては初回の相談が無料のケースもあります。また、自治体が専門家の無料相談窓口を設けている場合もあるため、無料で相談を受けたい場合は住まいの自治体に問い合わせてみてください。
依頼する契約書の分野に実績のある専門家を選ぶ場合、有料の場合もあるでしょう。弁護士の場合、法律相談の費用相場は1時間あたり5,000円〜1万円程度です。行政書士に相談する場合は1時間あたり3,000円〜5,000円程度、司法書士は1時間あたり5,000円前後が相場です。
契約書の作成代行を依頼する場合の流れ
契約書作成を専門家に依頼する場合について、弁護士を例に一連の流れをみていきましょう。
- 取引内容の関係資料を用意する
- 相談を予約する
- 関係資料を持参して相談したのち、契約を締結する
- 弁護士が契約書案を作成する
- 依頼側で契約書案を確認し、必要な場合は修正を依頼する
- 完成した契約書を受け取る
基本的に、契約書書案は依頼から約1週間で作成します。契約書の完成は、依頼から約2週間程度です。期間は、契約内容や事務所によって異なります。
契約書の作成は専門家に相談しよう
契約書作成に際して相談する専門家を選ぶときは、契約書作成の実績があるか、依頼する契約書の分野に精通しているかを確認しましょう。作成の期間は取引に影響するため、迅速に対応してもらえるかの確認も必要です。
相談には費用がかかりますが、事務所によっては初回が無料の場合もあるため、チェックしてみてください。
自社に適した相談先を選び、リスクを抑えた契約書を作成しましょう。
契約関連のおすすめコンテンツ
契約・電子契約関連記事
▶契約とは?民法における成立要件や契約書の種類などを簡単にわかりやすく解説
▶電子契約のメリット・デメリットは?導入が進まない理由や関連する法律もわかりやすく解説
▶電子契約システムとは?導入メリットや注意点を種類別に解説
▶電子契約とは?仕組みやメリット、法的有効性について解説
▶電子契約の導入の流れは?サービスの導入から契約締結までの進め方を解説
契約書関連記事
▶契約書とは?注意すべきポイントを簡単に解説
▶契約書の書き方をテンプレート・例を用いて解説!
▶雇用契約書とは?法的な必要性や項目、作り方をひな形付きで紹介
▶業務委託契約書とは?書き方や個人事業主の注意点を解説
▶印紙が必要な契約書の種類と金額まとめ
おすすめお役立ち資料
▶電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選(合計10ページ)
▶16項目 契約書レビューのチェックポイント(合計12ページ)
▶契約書の作り方 書き方の教科書(合計21ページ)
▶マネーフォワード クラウド契約サービス資料
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
契約の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
契約書作成 レビューの関連記事
新着記事
-
# 企業法務
契約書の1次チェックをどう効率化する?AIレビューを活用した業務の進め方
「契約書の1次チェックに時間がかかり、事業部門から『あの件、まだですか?』と急かされてしまう」――このような経験はないでしょうか。 条項の確認や自社基準との照合といった作業に時間を…
詳しくみる -
# 企業法務
契約条件に潜む経営リスクをどう見える化する?4つのリスクと管理方法
契約更新の直前になって、事業部から「この契約、解約できないか」と相談され、確認するとすでに解約通知期限を過ぎていた――。このような経験はないでしょうか。 契約書を管理していても、自…
詳しくみる -
# 企業法務
営業の無断締結を起こりにくくするには?権限設計でつくる契約統制
営業担当者が、社内承認前に契約書へ押印・調印していたことが後から発覚すると、法務や経営陣は不利な条件や想定外の義務への対応を迫られます。その背景には、急ぎ案件の扱いや決裁者、締結権…
詳しくみる -
# 企業法務
法務専任がいない組織の契約管理を10問でチェック|自社の弱点と改善の優先順位
「契約書はきちんと管理できているはず」と思っていても、いざ確認しようとすると「どこに保管されているか分からない」「更新期限を担当者に確認しないと把握できない」といったことはないでし…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウド契約の活用事例をケース別に紹介!
本記事では、マネーフォワード クラウド契約を導入することでどのような効果が期待できるのかを実際の事例も交えながら分かりやすく解説します。 【関連ページ】マネーフォワード クラウド契…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは?機能やできること、どんな企業に向いているかを解説
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは? マネーフォワード クラウドAI契約書レビューは、各分野の専門弁護士が監修したAIが契約書のリスク箇所を識別し、変更条文例と解説を…
詳しくみる


