• 作成日 : 2022年5月20日

確定申告ソフトとは?個人事業主におすすめのソフトや比較ポイントを徹底解説

確定申告ソフトとは?個人事業主におすすめのソフトや比較ポイントを徹底解説

確定申告ソフトとは、申告用書類の作成、日々の仕訳、e-Taxによる税務署への送信など、確定申告関連の幅広い作業に対応しているソフトです。

スマホ対応や無料プランの提供等、会計ソフトごとに特徴や違いがあるため、きちんと比較した上で選ぶことが大切。今回は個人事業主におすすめの確定申告ソフトを紹介します。

そもそも確定申告ソフトとは?

確定申告ソフトは、申告書等の様式に則った入力画面に必要な項目を入力することで、申告用データを作成できるソフトです。簿記や会計の知識がない方でも無理なく利用できるため、確定申告がはじめての方は重宝するでしょう。

確定申告ソフトなら、青色申告決算書や収支内訳書など、確定申告に必要となるさまざまな書類を作ることが可能です。

クレジットカードや銀行口座と連携することで手作業による仕訳の入力を省いたり、家計簿ソフトからデータを取り込めたりするソフトもあります。

また、スマートフォン用のアプリが提供され、スマホの操作で仕訳入力から申告書の作成・提出まで可能な場合もありますし、マイナンバーカードおよびICカード対応のスマートフォンを持っている方は、e-Taxを利用することで、税務署に行かなくても申告書の提出が可能なソフトも登場しています。

確定申告ソフトと会計ソフトとの違いは?

確定申告ソフトと会計ソフトの違いは、その守備範囲の広さです。確定申告ソフトは確定申告に限定した処理にとどまりますが、会計ソフトは仕訳の記録や決算書類の作成などにも幅広く対応しています。

会計ソフトは会計処理を記録し、さまざまな帳簿書類を作成することが可能です。仕訳の記録のほか、取引先帳簿(買掛金台帳や売掛金台帳)、試算表などを作成できます。

会計ソフトの導入によって会計処理に割く労力を削減できるため、業務の効率化が実現します。また、会計ソフトは自由に勘定科目を設定できるソフトが多く、個別の企業に応じたきめ細やかな対応が可能です。

会計ソフトを選ぶ際のポイントやおすすめのソフトについては次の記事で詳しく解説しています。

個人事業主の確定申告ソフトの選び方・比較ポイントは?

さまざまな種類がある確定申告ソフトの中から、自分に合った商品・サービスを選ぶのは難しいと感じる方もいるかもしれません。確定申告ソフトの選択で失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえて選ぶことが重要です。

ここでは、利用方法・複数の申告方式への対応・無料期間の有無・スマホ対応・会計ソフトとの連携・サポート体制の充実度という6つの視点から解説します。

クラウド型かインストール型か

クラウド型の確定申告ソフトは、データを自分のパソコンや端末にではなく、インターネット上のサーバーに保存して利用するサービスです。クラウド型会計ソフトは端末の動作環境による影響を受けないため、WindowsでもMacでも導入できます。

自動でバージョンアップを行ってくれる点もクラウド型のメリットです。法改正の改正点を自動で反映してくれるため、人為的なミスの発生を防げるでしょう。

ただし、事業者独自の特殊な設定をはじめ、複雑な処理には向いていません。クラウド型はどちらかと言えば、動作の速度や快適性に重点を置いて開発されているためです。

一方、インストール型はソフトをパソコンなどにインストールして利用します。インストール型はインターネットに接続せずに利用できるため、ハッキングやマルウェアなどによるセキュリティ上の不安が少ない点がメリットです。

ただし、インストール時の操作やエラーが出た時の対応など、パソコンが苦手な方は思うように動かせずストレスを感じるかもしれません。

青色申告・白色申告に対応しているか

確定申告は大きく青色申告と白色申告の2種類に分かれています。青色申告は厳密な会計帳簿を作成する必要がありますが、青色申告特別控除の適用を受けられるなど、節税上のメリットが大きな方法です。一方の白色申告は、提出書類が比較的少ないなど申告手続きが簡単ですが、青色申告の特典を受けられません。

会計ソフトには白色申告、もしくは青色申告の一方にしか対応していないソフトがあります。また、青色申告用の会計ソフトは料金が高い傾向があることに注意が必要です。

無料プランやトライアル期間があるか

会計ソフトは、一定の期間に限り無料で利用できるトライアル期間を設けているソフトが少なくありません。あくまでも有料版の体験版としての扱いですが、お試し期間を得られるため重宝します。

特に「確定申告用のソフトを導入したいけど、どの製品を選ぶべきか迷っている」「機能や特徴は把握しているから実際に使って操作性を確認したい」などの方は、無料プラン、もしくはトライアル期間付きのものを選びましょう。

スマホに対応しているか

確定申告ソフトはパソコンだけでなくスマホでも操作できるほうが利便性が高いです。パソコンに向き合う時間が取れない方も、会計業務を手間なく効率化できます。

特に利便性の高さを顕著に感じられる場面は、レシートや領収書を読み取るときです。スマホのカメラでレシートや領収書を撮影するだけで、自動的に仕訳処理が行われるソフトもあります。

確定申告書の作成・提出も含めて、スマホだけで一連の処理を完結させることも可能です。

他ソフトと連携できるか

他ソフトとの連携ができれば、他ソフトで処理した内容を確定申告用ソフトに取り込むことが可能です。

例えば、家計簿アプリのマネーフォワード MEとマネーフォワード クラウド確定申告は連携ができます。この機能は明細を読み込んで自動で会計処理を行ってくれるため、改めて仕訳を登録する必要はありません。

サポートは受けられるか

会計ソフトには電話やチャットによるサポートを提供しているソフトもあります。ソフトの使い方について分からないことが質問でき、即座に回答をもらえます。

無料ソフトでもサポート付きの製品はありますが、回答に時間制限が課されるなど、内容に縛りが設けられている場合があります。

充実したサポート体制が整っている有料ソフトの活用を推奨します。

代表的な確定申告ソフト10選

確定申告ソフトは商品・サービスごとに特徴が異なるため、求める機能を備えたものを選ぶ必要があります。代表的な確定申告ソフトは次の通りです。

  • マネーフォワード クラウド会計
  • 弥生会計オンライン
  • クラウド会計freee
  • 勘定奉行クラウド
  • フリーウェイ経理Pro
  • ネットDe記帳
  • 会計王
  • クラウド発展会計
  • ジョブカン会計
  • Oracle NetSuite

数が多いため、どのツールを利用すべきか判断がつかない方もいるかもしれません。

なお、BOXILではさまざまなサービスの比較が可能です。実際のユーザーのレビューを参考に検討を進められるので、ぜひ利用を検討してみてください。

マネーフォワード クラウド確定申告ならはじめてでも操作が簡単!

マネーフォワード クラウド会計は顧客満足度が高く、はじめての方でも操作しやすい会計ソフトです。ここからはマネーフォワード クラウド会計の操作方法・手順を解説します。

マネーフォワードのIDを取得した上でログインすると、次のような作業の流れを示した画面が出てきます。

マネーフォワード クラウド確定申告ログイン画面

本記事でも上記画像の流れに沿って、分かりにくい部分を中心に解説していきます。

文字だけでなく画像も交えて解説するため、このパートを読めば、ソフトの操作に慣れていない方もスムーズに操作できるようになるでしょう。

STEP1.初期設定

初期設定で入力の必要があるカテゴリは「事業者の登録」「開始残高の登録」の2つ。事業者の名称や申告区分(青色申告or白色申告)、収入の種別などの情報を入力します。

なお、必須ではありませんが、「連携データの登録」を行うと記帳作業を大幅に短縮できるため便利です。データ連携では、金融機関やクレジットカード等のIDやパスワードを登録することで取引データを取り込み、システムにより自動で仕訳候補が作成されるため、仕訳を手入力する手間が削減できます。
開始残高の登録では、その年の1月1日(開業年度の場合は開業日)時点での事業用の資産残高を入力します。資産残高の入力は次の画面で行いますが、ポイントは左右の合計金額を一致させることです。

正しく入力すると、次のように「借方合計」「貸方合計」が一致します。

マネーフォワード クラウド確定申告初期設定画面

STEP2.仕訳登録

銀行やクレジットカードの取引をはじめとした取得可能な明細データは、ソフトと連携させて自動で仕訳処理すると便利です。

ただし、全てのデータを自動で仕訳できるとは限りません。現金で消耗品を購入した場合などは手動で仕訳登録を行う必要があります。

入力方法には振替伝票の形式で登録できる「振替伝票入力」や、家計簿を付ける感覚で容易に登録が可能な「簡単入力」などがあります。

簡単入力なら次の4つのステップだけで登録が完了。以下は3月23日に現金で5,000円分の会議費を使用した際の仕訳例です。

マネーフォワード クラウド確定申告 仕訳登録画面

STEP3.登録の確認

日々の仕訳を元に申告書類の一種である青色申告決算書(収支内訳書)ができ上がります。言い換えると、仕訳の内容に誤りがあると申告書類も不適切なものになってしまうのです。

マネーフォワード クラウド確定申告なら、登録した仕訳に間違いがないかを簡単に確認可能です。

例えば、補助元帳機能を使うことで事業用通帳の残高との整合を計れます。預金元帳において、以下画像の青色で囲まれた部分と通帳の残高が一致していれば、預金についての仕訳が適切に入力されていると考えられるでしょう。

マネーフォワード クラウド確定申告 登録の確認画面

STEP4.確定申告書の作成

申告時は決算書の他に確定申告書が必要です。マネーフォワード クラウド確定申告では、次のページから確定申告書作成機能を利用できます。

確定申告書を作成するには、事前に集めておかねばならない資料があります。年金や生命保険などの保険料を払っていた場合、ふるさと納税で寄付金を拠出していたときなどは証明書が必要です。

STEP5.確定申告書の送信

確定申告書の提出方法は「スマホで電子申告」「e-Taxで電子申告」「郵送・窓口で申告」の3種類です。

カードリーダーや対応するバージョンのスマホ、マイナンバーカードを手元に揃える必要はありますが、控除額が大きい電子申告の選択をおすすめします。

まず準備として、申告情報のタブで「e-Taxで電子申告」を選択してください。

マネーフォワード クラウド確定申告 確定申告書の送信画面
申告用のe-Taxファイルは、確認・提出画面下部の「ダウンロード(xtx)」ボタンをクリックすることでダウンロード可能です。
マネーフォワード クラウド確定申告 確定申告書の送信画面

引用:マネーフォワード クラウド確定申告.登録内容の確認と、間違いやすいポイント

自分に合った確定申告ソフトを導入しましょう!

確定申告ソフトは確定申告書類の作成・提出ができるソフトです。クレジットカードや銀行との連携機能、e-Taxでの申告機能などが付いているため、申告関連の作業を大幅に短縮できます。

確定申告ソフトを選ぶ際は、申告方式(青色or白色)との親和性、利用方法(インストール型orクラウド型)、無料オプションの有無、サポート体制の充実度などいくつか確認すべきポイントがあります。

マネーフォワード クラウド確定申告は、確定申告の知識がない方でも使いやすいソフトです。基本的な利用方法を頭に入れ、実際に手を動かして書類を作ってみましょう。

よくある質問

確定申告ソフトとは何?

確定申告に必要な書類の作成および税務署への申告が可能なソフトです。詳しくはこちらをご覧ください。

確定申告ソフトと会計ソフトの違いは?

帳簿や決算書類の作成など、確定申告以外の会計処理にも広く対応しているのが会計ソフトです。 詳しくはこちらをご覧ください。

確定申告ソフトを選ぶ上でのポイントは?

「クラウド型orインストール型」「青色申告・白色申告のどちらかに対応しているか」「無料プランやトライアル期間があるか」「スマホとの対応」「会計ソフトとの連携」「サポートは受けられるか」の6つです。詳しくはこちらをご覧ください。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

【監修】マネーフォワード クラウド確定申告

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