- 更新日 : 2023年1月20日
中学生・高校生でも稼げるおすすめの副業は?注意点や確定申告も解説
「お小遣いが欲しい」「お金を稼いでみたい」。そう思っている中学生や高校生も少なくないと思います。未成年でも副業することはできます。アルバイトなら年齢制限がありますが、副業であればそれもありません。
この記事では、中学生や高校生がどんな副業をすれば稼げるのかといったことや中高生が副業をする際の注意点について説明します。
なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、会社員の方が確定申告する際に知っておきたい基礎知識や、確定申告の準備、確定申告書の作成方法・提出方法などを1冊にギュッとまとめた「会社員の確定申告丸わかりガイド」を無料で用意しております。
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目次
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中学生・高校生が副業をする際の注意点
本来、中学生や高校生の時期は勉強をして社会で生きていくために必要な知識を学ぶ期間であり、「労働=お金を稼ぐ」ということに対してさまざまな制限があります。副業をするのであれば、以下の点に注意しましょう。
保護者・親の確認を取る
まずは必ず親御さんや保護者の方に「副業をしてもいいか」を聞いて許可をもらいましょう。学生の本業は勉強です。副業することで成績が落ちてしまったり、希望する進路に進めなくなってしまったりするかもしれません。
また、副業することで何らかのトラブルが発生することもあります。そういったことがないよう、必ず親御さんや保護者の方に相談するようにしましょう。
危ない副業は避ける
副業の中には自分や家族が危ない思いをするものも少なくありません。例えば、事件に巻き込まれてお金を取られたり、性被害に遭ってしまったり、あるいは逆に犯罪に加担させられたりすることも考えられます。ほかにも事故に遭う、トラブルに巻き込まれるなど、いろいろな危険があります。
危ない副業は選ばないようにしましょう。そのためにも親御さんや保護者の方に相談するのは大切です。
利用規約を確認する
副業をする前には必ず利用規約(ルール)を確認しましょう。副業の中には未成年ができないものがあります。利用規約に違反することで報酬(仕事をすることでもらえるお金)がもらえなかったり、損害賠償を求められたりするケースも考えられます。利用規約についても親御さんや保護者の方に読んでもらいましょう。
自分名義の口座を開設する
副業の報酬は多くの場合、銀行口座に振り込まれます。社会人になって働くようになったら自分名義の銀行口座を作らなければいけないので、もし持っていない場合はこの機会に開設しましょう。
収入が多いと確定申告が必要な場合がある
ある程度収入があると確定申告を行って所得税や住民税を支払わなければなりません。学生は給与所得だけの場合、年間130万円までの収入であれば確定申告は不要となります。確定申告をしないのであれば、130万円以下に抑えましょう。収入が130万円以上になるのであれば、確定申告を行う必要があります。
学生の確定申告についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
中学生・高校生におすすめの副業
ここからは中学生・高校生の方におすすめの副業を10種類ご紹介します。自分にどんな副業が合っているのか、ぜひ考えてみてください。
簡単に誰でもできる副業
まずは比較的難易度が低くて簡単にできる副業についてご紹介します。初心者の方、部活や塾で忙しい方は、まずは空き時間でお小遣いを稼いでみてはいかがでしょうか。
アンケートモニター
アンケートサイトや通販サイト、メールマガジンなどのアンケートに答えることで、お金やポイントをもらえます。パソコンやスマートフォンがあれば誰でも回答でき、特別な知識やスキルはいりません。大体1つのアンケートで10分ほどあれば、全ての問題に答えることができるので、勉強のスキマ時間にもぴったりです。
ただしアンケートに回答したら商品ページに遷移させられ高価な商品を買わされたり、会員登録をさせられたりすることもあるので注意しましょう。また、答えられるアンケートには上限があるため、常にお金が稼げるとは限りません。アンケートによっては年齢制限が設けられていることもあります。
ポイントサイト
ポイントサイトでは特定の条件を満たしたら報酬としてポイントがもらえます。条件はアンケートに答えたり、広告をクリックしたり、ほかにもメールマガジンの購読やSNSのフォロー、商品購入などさまざまです。また、一定の歩数を歩いたり、お店にチェックインしたりすることでポイントがもらえるポイントアプリもあります。
空き時間で簡単にポイントを稼ぐことができるので、初心者や忙しい方向けです。ただし、いつもポイントがもらえるわけではないことと、知らないうちに商品を買わされたり、会員登録させられたりする可能性もあることには注意しましょう。
スキルが身につく副業
次にスキルを身につけたい方におすすめの副業をご紹介します。ビジネスに必要な知識や能力、考え方が学べるので、特に将来、経営者やフリーランスになりたい方、お店を開きたい方などにおすすめです。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは仕事を探している人と、仕事を誰かに任せたい人や企業をマッチングさせるサービスです。クラウドソーシングを使うことで、アルバイトに行かなくても自宅で副業できます。アルバイトのようにシフトが決まっているわけではないので、自分の都合に合わせて仕事ができるのも魅力です。
文章を書くライティング、アプリケーションやソフトウエアを作るプログラミング、バナーやWebサイトを作るデザイン、画像編集、動画編集など、さまざまな仕事の募集があります。
応募して契約が成立したら、期限までに仕事を完了させることで報酬がもらえます。クラウドソーシングで実績を積めば、将来フリーランスや経営者として活躍できるかもしれません。
文章を書く、プログラミング、デザイン、画像編集、動画編集などのスキルに自信がある方におすすめです。得意なことでお金を稼ぐことができますし、仕事を請け負って報酬をもらうという経験は、将来ビジネスをする上で非常に役に立ちます。
フリマアプリ(転売・せどり)
フリマアプリとは、個人間で物を売ったり、買ったりできるアプリケーションです。使っていない本や服、アクセサリーなどの不用品を売ることで、お金を得られます。お店や通販で買った商品を売る転売や「せどり」で大きく稼ぐことも可能です。
フリマアプリの良い点は、取引の基本的な仕組みが学べるということです。物を売るためには「いくらで仕入れるか」「いくらで売るか」「どのように商品について説明するか」「どのように商品を見せたらいいか」など、さまざまなことを考えなければなりません。フリマアプリで物を売ることで、商売を経験でき、物を売るためにスキルが身につく可能性があるでしょう。
特に将来お店を開きたい方、営業や販売などの仕事をしたい方、経営者になりたい方におすすめです。
LINEスタンプ販売
絵や漫画を描くことが好きな方におすすめの副業です。オリジナルのLINEスタンプを作ってLINEのスタンプショップに登録すれば販売できます。皆さんもLINEを使う機会が多いのでは、ないでしょうか。スタンプは非常に需要が高く、かわいい、かっこいい、面白いスタンプが作れれば大ヒットする可能性もあります。
いろいろなスタンプを作って売ることで、画力や発想力が高まります。また「どんなスタンプが受けるのか」というセンスも身についてくるでしょう。
パソコンスキルが活かせる副業
パソコンを持っている方、パソコンを使うのが得意な方におすすめの副業をご紹介します。
データ入力
データ入力とはパソコンのシステムやExcel、Wordなどにデータを入力していく作業です。手書きのアンケート結果や名刺に書かれた情報を入力していくほか、インターネットで会社名や住所などの情報をリサーチして入力していくような仕事もあります。
特にタイピングに自信がある方、ExcelやWordなどのアプリケーションを使うのが得意な方におすすめです。先ほどご紹介したクラウドソーシングで仕事を探せるほか、企業が求人を出していることもあります。
アフィリエイト
自分ですでにホームページやブログを持っていたり、あるいはこれから作りたいと思っていたりする中学生や高校生もいるでしょう。アフィリエイトとは、Webサイトやブログに広告を載せて、Webサイトを見ている人がその広告をクリックして広告主のWebサイトに訪れたり、商品を購入したりするなどの条件を満たしたときに報酬が得られるというものです。
アフィリエイトを通じてSEOについて学べるため、将来Web関連の仕事をしたい方にもぴったりといえます。最初はなかなか成果が現れませんが、アフィリエイトで何百万、何千万円と稼いでいる人もいます。
有名になれるチャンスがある副業
有名になれるかもしれない、大きな夢がある副業をご紹介します。
YouTube
いわゆる「YouTuber」というものです。動画サイトのYouTubeに動画をアップすることで、広告収入を得られます。有名になれば広告収入とは別に、企業から依頼を受けて商品やサービスを紹介することで報酬を得ることも可能です。これを企業案件といいます。
トークや歌、ダンスなどの特技がある方にぴったりといえます。中学生や高校生でもYouTuberとして活躍している人はたくさんいます。自分が顔出しして動画に出演するほか、ペットの動画やゲームをプレイしている動画、料理をしている動画などを上げることでも、収入を得ることが可能です。
ただし、広告収入を得るためにはチャンネル登録者や再生時間など、一定の条件を満たしていなければなりません。また、ライバルが多いので非常に厳しい世界でもあります。面白い動画を作る企画力や編集力、センスが必須です。
ライブ配信
YouTubeやその他の動画サイトでライブ配信をすることでも収入が得られます。「投げ銭」と呼ばれる視聴者からプレゼントとして送られるお金が主な収入源です。ジャンルはトークや歌、ゲーム実況などさまざまなので、自分が得意なものを選びましょう。
ライブ配信は、YouTube以上にトークスキルや企画力が求められます。その場で考えて話したり特技を披露したりしなければならないため、アドリブに強い人が向いているでしょう。
ライブ配信はYouTubeと同様、面白ければ多くの視聴者が見に来てくれ、有名になれて多くの収入が得られる可能性があります。一方で、編集ができないので炎上するリスクが高いことも頭に入れておきましょう。
インフルエンサー
インフルエンサーとは「社会的な影響力が高い人」のことを指します。具体的には芸能人やスポーツ選手、SNSでフォロワーが多い人、チャンネル登録者数が多いYouTuberやライブ配信者などです。インフルエンサーの収入源は企業案件です。企業の商品やサービスを自分のSNSやYouTubeチャンネルなどでご紹介することで報酬が得られます。有名になればテレビに取り上げられて芸能人デビューできるかもしれません。
YouTubeやライブ配信で有名になれば、インフルエンサーとして活動することもできます。また、InstagramやTikTok、Twitter、ブログの投稿を頑張ってフォロワーや読者を増やすことでもインフルエンサーを目指すことも可能です。非常に華やかなイメージがありますが、成功できるのはごく一部という狭き門です。
中学生・高校生が副業を選ぶ際のポイント
まずは何といっても学業を最優先に考えましょう。学生の本業は勉強です。学校や塾の時間はもちろん、部活や宿題、自宅学習にも支障をきたさない範囲でできることを選ぶのが大切です。
勉強になるような副業をすれば将来の役に立ちます。例えば、クラウドソーシングでライターの仕事をすれば文章力が上がるでしょう。アフィリエイトをすればホームページ制作やSEOのスキルが身につくはずです。クラウドソーシングで仕事を請け負えば「仕事をしてお客さんから報酬を得る」というビジネスの仕組みを経験できます。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。ゲームが好きならYouTubeでゲーム実況をする、歌うことが好きなら歌をライブ配信するというように、自分が好きなこと、興味があること、得意なことを副業に選べば、長続きしてお金も稼げるようになる可能性があるでしょう。
アルバイトではなく、副業をするメリット
学生がお金を稼ぐ一般的な方法としてアルバイトが挙げられます。中学生は労働基準法で基本的には法律の関係で働くことができないと定められていますが、アルバイトをしている高校生は少なくありません。
アルバイトは人に雇われて決められた時間内で仕事をしてお金を得るという稼ぎ方です。一方、この記事で紹介したような副業は、自分が作ったものやサービスを提供して報酬を得るという働き方です。誰かに雇われるのではなく、自分が直接お客さんに価値を提供して、その対価としてお金を得るという働き方は、経営者(社長)の働き方と同じであり、これがビジネスや商売の根幹といえます。
最初のうちはなかなか成果が出ないかもしれませんが、だからこそお客さんから自分の能力を認められて報酬をいただけたときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。副業を通じて生きていく上で必要なビジネスや商売の仕組みを学ぶことができ、「自分はこれだけのことができたんだ」「自分にはこんな能力があるんだ」という自信につながります。
特に「将来社長になりたい」「起業してみたい」「自分のお店を持ちたい」という方は、学生のうちに副業を経験してみてはいかがでしょうか。
中学生・高校生が確定申告をする方法
副業をしてある程度の収入が得られたら、確定申告をして税金を納めなければなりません。毎年1~12月の1年間の収入と経費(副業をするために使った金額)を計算して申告書を作り、翌年の3月15日までに税務署に提出する必要があります。申告書は紙に手書きをして窓口に提出するほか、パソコンやスマートフォン上で手続きをすることも可能です。
確定申告の方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
中学生・高校生は確定申告などを理解した上で、安全にできる副業をしましょう!
副業をすればお金が稼げるだけではなく、よい社会勉強にもなります。自分が得意なこと、好きなことを選べば、大きな成果が得られる可能性もあるでしょう。一方で危険な仕事があるのも事実です。収入が多ければ税金も納めなければなりません。必ず親御さんや保護者の方に相談し、規約や確定申告などのルールを理解した上で副業をしましょう。
繰り返しになりますが、学生の本分は学業です。勉強に支障が出ない範囲で副業にチャレンジしてみましょう。
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データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
もっと読むよくある質問
中学生・高校生ができる副業にはどんなものがありますか?
アンケートモニター、ポイントサイト、クラウドソーシング、フリマアプリ(転売・せどり)、LINEスタンプ販売、データ入力、アフィリエイト、YouTube、ライブ配信、インフルエンサーなどさまざまです。詳しくはこちらをご覧ください。
中学生・高校生が副業する際の注意点は?
保護者・親の確認を取る、危ない副業はしない、利用規約を確認する、確定申告が必要になる場合があるといったことに注意しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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