- 更新日 : 2022年3月30日
要注意!個人事業主がクライアントと契約書を結ぶ際に確認すべき3つのポイント
個人事業主のみなさんは、普段から定期的に仕事をしているところから新規の相手先まで、大小さまざまな取引先と仕事をされていると思います。通常は相手との「信頼」によってビジネスが成り立つことが多いですが、取引先によっては発注の際に契約書が必要な場合があります。
個人事業主や小規模法人の中には、契約書を締結する際のチェックを専門家に依頼せず、自ら行っているケースがありますが、今回は、自ら契約書を確認する場合に最低限ここは見ておいた方が良いという、契約書を締結する際の最重要チェックポイントをお伝えしたいと思います。
おかげさまで、確定申告期に多くのユーザーさんにお読み頂いております。 「初心者向け 確定申告書の記入ガイド」は、すでにお持ちでしょうか?
「マネーフォワード クラウド確定申告」に無料登録いただいたのち、「確定申告お役立ち資料集」からダウンロードいただけます。
「マネーフォワード クラウド確定申告」なら日々の取引入力→申告書の作成→申告作業が、オンラインで完結します。
取引明細の自動取得と仕訳の自動作成に対応しており、手入力を減らしてカンタンに記帳・書類を作成。来年の確定申告は余裕を持って対応できます。
PC(Windows/Mac)だけでなく、スマホアプリからも確定申告が可能です。
チェックポイント①違約金条項
【具体例】
乙は、解除、解約又は本契約の重大な義務に違反することにより、甲に損害を与えたときは、金100万円を賠償しなければならない。
契約書に上記のような違約金に関する条項が含まれた場合を見ていきましょう。
我が国の裁判では、損害賠償請求を行う場合に、請求する側が損害の発生と損害額の立証を行わなければなりません。ところが、損害の発生を立証できたとしても、その損害額を立証することは、一般的に困難を伴います。たとえば、機密保持契約に違反し機密情報が漏洩してしまった場合、漏洩したことによっていくらの損害が発生したのかを立証することが極めて困難であることは、想像するに難くないでしょう。
このような損害額の立証の困難さに配慮して、民法では、以下のように「賠償額の予定」という制度を設けています。
(賠償額の予定)
第四百二十条 当事者は、債務の不履行について損害賠償の額を予定することができる。この場合において、裁判所は、その額を増減することができない。
つまり、当事者が契約書などで賠償額について具体的金額を規定した場合、原則として裁判所は、当該賠償額に拘束されることになります。もちろん、予定された賠償額が法外に不当な金額であった場合には、裁判所が妥当な損害額まで減額することはありますが、これは例外的な場合に限られます。
今回のケースだと、100万円の賠償額を変更することは難しい、ということになります。
これから契約を締結しようとする場合に、自分に不利な違約金条項が存在する場合には、極めて危険な状態であると言えるため、極力削除するように努めた方が良いでしょう。
この記事をお読みの方におすすめのコンテンツ4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気のガイドや無料セミナーを簡単に紹介します。無料登録だけでもらえますので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
青色申告1から簡単ガイド
40ページ以上のガイドが無料でお得!図解でカンタン
「青色申告1から簡単ガイド」では、青色申告の基礎知識や、青色申告のやり方・書類の準備・記載方法、確定申告書の提出方法まで、分かりやすく解説しています。
白色申告1から簡単ガイド
これから初めて白色申告をする方や確定申告に不安がある方は、おすすめの1冊!
「白色申告1から簡単ガイド」では、白色申告の基礎知識や、白色申告のやり方・書類の準備・記載方法、確定申告書の提出方法まで、分かりやすく解説しています。
はじめての確定申告 不安解消セミナー
税理士法人 Five Starパートナーズ 代表「税理士Youtuberヒロ☆税理士」田淵 宏明 氏による、人気のセミナーを特別公開!
1時間以上の充実の内容を無料で公開しております。はじめて確定申告を行う方はもちろん、ご経験者の方にも参考になる内容です。
確定申告控除ハンドブック
確定申告で、正しく「控除」を活用できていますか?
「確定申告控除ハンドブック」では、確定申告の所得控除・税額控除を一覧表や必要書類の見本付きで分かりやすく解説しています
チェックポイント②競業避止条項
【具体例】
乙は、本契約有効期間及び本契約終了時から3年間は、日本国において、甲と競合する第三者との間で本件業務と同様又は類似の取引を行ってはならない。
次に、上記のように競業禁止に関する条項が契約書に含まれていた場合を見ていきましょう。
A社とこれから締結しようとする契約書の中に競業禁止条項が存在する場合、当該条項で規定されている取引をA社と競合するB社と将来的に締結できなくなるおそれがあります。契約締結時点でA社と競業する取引がB社とは発生していないとしても、将来的にどのように取引が生じるかを予測することができません。
そのため、このような競業禁止条項が存在する契約書を締結する際には、将来的に規定されている競業が禁止されたとしても、この契約書を締結するだけの価値があるのかという点について、慎重に検討する必要があります。仮に、今後の商取引において足かせとなるおそれがあるのであれば、可能な限り削除するよう求めるべきでしょう。
チェックポイント③仕様書等の一方的変更条項
【具体例】
甲は、乙に対して、通知することにより、本件業務における仕様書の内容を変更することができる。当該仕様書の変更による追加費用は生じないものとする。
次に、上記のように仕様書変更に関する条項が契約書に含まれていた場合を見ていきましょう。
ホームページの製作やソフトの製作等を請け負う際に、業務内容や開発の内容を明記した仕様書を取り交わすことがあると思います。仕様書の内容は、実際に開発作業を進める過程において、当事者間の話し合いにより変更されることが一般的です。
しかし、開発作業の完成間近になって仕様書の大幅変更を要求された場合や、当初予定していなかった内容を追加して欲しいと要求された場合、製作業者には多大な負担が生じかねません。上記具体例にように、追加費用なしに仕様書の内容を一方的に変更できるとされた場合にはなおさらです(但し、下請法により禁止される場合があります)。
そのため、仕様書の内容や契約内容を変更する場合には、原則として当事者間の合意(もしくは書面による合意)が必要である旨を規定しておくべきでしょう。
そして、仕様書等の内容を無償で一方的に変更できる規定が存在する場合には、後で揉めるおそれがあるため、相手方に削除を求めるべきでしょう。
個人事業主がトラブルに巻き込まれないために
ビジネスは信頼関係が第一ですが、本当の意味での信頼関係は適切な契約の上に成り立ちます。個人事業主のみなさんが「どこをチェックすればよいか、よくわからないので契約書をよく読まずに締結した結果、トラブルに巻き込まれてしまった。」ということを避けるためにも、最低限上記3つのポイントはしっかり頭に入れて契約書を確認するようにしてください。
はじめての確定申告もラクラク安心に済ませる方法
確定申告がはじめての方や、簿記の知識に不安がある方、確定申告書類の作成を効率よく行いたい方は、確定申告ソフトの使用がおすすめです。
個人事業主向け会計ソフトの「マネーフォワード クラウド確定申告」は、確定申告の必要書類が自動作成でき、Windows・Macはもちろん、専用アプリも提供しています。
①取引明細は自動で取得
銀行口座やカードを登録すると、取引明細を自動取得します。現金での支払いに関しても、家計簿のようなイメージで、日付や金額などを自分で入力することが可能です。
②仕訳の勘定科目を自動提案
自動取得した取引明細データや、受領後にアップロードした請求書・領収書などの情報をAIが判別し、仕訳を自動で入力します。学習すればするほど精度が上がり、日々の伝票入力が効率化されます。
③確定申告必要書類の自動作成機能
白色申告・青色申告の両方に対応しており、確定申告に必要な書類が自動で作成できます。また、マネーフォワード クラウド確定申告アプリで、スマホから直接の提出も可能です。印刷しての提出やe-Taxソフトでの提出にも対応しています。
追加料金なしで確定申告以外のサービスが使える
有料プラン(パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラス)に登録すると、基本料金だけで請求書や契約のサービスを含む複数サービスを利用することができます。日々の業務や作業をまとめて効率化しましょう。
合わせて読みたいおすすめ資料
マネーフォワード クラウド確定申告では、さまざまなお役立ち資料を用意しています。 無料登録するだけで資料がダウンロード可能なので、ぜひ読んでみてください。会社員の確定申告 丸わかりガイド
青色申告1から簡単ガイド
個人事業主が知っておくべき経費大辞典
マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例
データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。
ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
確定申告の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
-
# お役立ち情報
同じ1億円でも宝くじの当せん金とクイズの懸賞金では税金が違う!?
年末と言えば宝くじの時期ですね。「もし当選したら・・・」と使い道を考えるだけでもワクワクします。ところで、宝くじやクイズの賞金には税金がかかるものなのでしょうか? 今回は知っている…
詳しくみる -
# お役立ち情報
確定申告のよくある間違いと修正方法~税務署で大暴れしないために!~
会社員などの給与所得者の方は、確定申告をする機会がほとんどないと思います。そのため、確定申告をするとなると、税務署に行く方も少なくなく、申告期間中は長時間待つケースもあり、少人数で…
詳しくみる -
# お役立ち情報
固定資産税の計算は地域差あり!固定資産の計算方法と評価方法とは
固定資産税の税率は原則として全国一律ですが、その前提となる固定資産の評価額は地域により差があります。今回は、基本的な固定資産税の税率の計算方法と、固定資産の評価方法について解説して…
詳しくみる -
# お役立ち情報
退職所得を確定申告したほうがいいケースとは?
定年退職や中途退職などで会社を辞めた場合、一般的には退職金を受け取ります。 会社は退職金を支給する際に源泉徴収を行いますので、退職金受給者は源泉徴収後の退職金を受け取ることになりま…
詳しくみる -
# お役立ち情報
個人事業主が引越し・住所変更・転居した時の手続きと必要書類・e-Tax申請の流れのまとめ
個人事業主が引越しなどで自宅の住所変更があった時や事業所の移転があった時、所得税や消費税だけでなく、健康保険や労働保険、厚生年金などの社会保険関係の手続きはどうなるのでしょうか? …
詳しくみる -
# お役立ち情報
源泉徴収漏れがあった場合の延滞税はいくらかかる?
延滞税とは、法で定められた納税の期限までに完納しない場合に課される罰則のことを言います。源泉徴収義務者が、給与等から所得税を徴収し、納めるべき所得税および復興特別税(以下所得税)の…
詳しくみる




