1. 確定申告ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」
  2. 確定申告の基礎知識
  3. 【2021年】スマホで確定申告 withコロナ時代!自宅で確定申告する方法
  • 更新日 : 2021年6月9日

【2021年】スマホで確定申告 withコロナ時代!自宅で確定申告する方法

【2021年】スマホで確定申告 withコロナ時代!自宅で確定申告する方法

コロナ禍で外出がはばかられる中、確定申告書の提出のために、混雑しがちな税務署に行きたくはないものです。確定申告書はスマホを使って自宅ですることもできます。
本記事では、スマホを使って確定申告する方法について説明します。スマホを使うことで、時間を有効活用することができ、感染リスクも抑えられるでしょう。

スマホで電子申告ができる対象者

2019年より、スマホから国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、電子申告(e-Tax)ができるようになりました。2020年にはスマホ申告の対象者が少し広がりましたが、2021年もまだすべての人がスマホ申告できるわけではありません。

  • スマホ申告できる所得及び所得控除
  • スマホでe-Taxができる所得や所得控除は、次のものです。

    対象となる所得給与所得(2カ所以上も可)、公的年金等、その他雑所得、一時所得
    対象となる所得控除すべての所得控除
  • サラリーマンはスマホからの電子申告可能
  • スマホから「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、確定申告書を作成・送信できるのは、主にサラリーマンで、具体的には次のようなケースです。

    1. 医療費控除等の申告
    2. 医療費控除等、年末調整できない控除を受けたいサラリーマンは、別途確定申告することで税金を還付してもらえます。サラリーマンの医療費控除等の申告は、スマホから可能です。

    3. 副業等の申告
    4. サラリーマンが副業を行っている場合、その副業の所得が雑所得であれば、スマホ申告ができます。事業所得や不動産所得があるサラリーマンは、スマホ申告はできません。

  • 個人事業主のスマホ申告は?
  • 2021年の確定申告でも、スマホから国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を経由して事業所得の申告はできません。ただし、後述でも触れますが「マネーフォワードクラウド確定申告」アプリを使えば「確定申告書等作成コーナー」を経由することなく、個人事業主がスマホを利用してマイナンバーカード方式による電子申告を行うことができます。

  • スマホで作成した書面を提出してもOK
  • スマホから「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告書を印刷し、書面で税務署に提出することもできます。自宅にプリンターがない場合には、コンビニのマルチコピー機で印刷しましょう。

    スマホで確定申告する時に必要なもの

    スマホからe-Taxで確定申告を行うには、以下のようなものが必要になります。

    • スマートフォン
    • Androidスマートフォン、iPhoneなどが必要です。iPadなどのタブレットでもOKです。
      詳しくは後述しますが、e-Taxによる確定申告には、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」の2種類のやり方があります。マイナンバーカード方式を利用する場合には、ICカードの読み取りが可能なマイナンバー対応スマートフォンが必要です。

    • 源泉徴収
    • サラリーマンの人は、会社で発行してもらった源泉徴収票を用意しておきます。2020年から確定申告書への源泉徴収票の添付義務はなくなっていますが、給与支払額や源泉徴収額を確認するために必要です。

    • 領収書、控除証明書
    • 控除を受けるために必要な領収書、控除証明書等を用意します。
      医療費の領収証は確定申告書への添付義務はありませんが、「医療費控除の明細書」を記入する際に必要です。
      なお、2021年1月より、「確定申告書等作成コーナー」とマイナポータルとの連携が可能になります。確定申告で生命保険料控除等の控除を受ける場合、マイナポータル連携により、控除証明書のデータを確定申告書に自動入力できるケースもあります。

    • マイナンバーカード
    • マイナンバーカード方式を利用する場合には、マイナンバーカードが必要です。ID・パスワード方式の場合にも、申請書にはマイナンバーの記入が必要なので、マイナンバーカードや通知カード等を用意しておきます。

    スマホで確定申告するための事前準備

    スマホで確定申告する前に、マイナンバーカード方式かID・パスワード方式のどちらにするかを選び、事前準備をしておきましょう。

    • マイナンバーカード方式の事前準備
    • スマホでマイナンバーカード方式を利用するには、マイナンバーカードとマイナンバーカード対応のスマートフォンが必要です。
      マイナンバーカードを持っていない場合には、以下のいずれかの方法で申請できます。いずれの方法でも発行までには1カ月程度かかりますから、余裕をもって手続きしましょう。

      1. 交付申請書で申請
      2. 通知カードに同封されていた交付申請書に記入し、顔写真を貼って郵送することにより申請できます。

      3. オンラインにより申請
      4. オンライン申請用サイト(https://net.kojinbango-card.go.jp/)で必要事項を入力し、スマートフォンのカメラで撮影した顔写真を登録して申請できます。

      5. 証明写真機から申請
      6. マイナンバーカード対応のステッカーが貼ってある証明写真機から、画面の案内に従って必要事項を入力し、顔写真を撮影・送信して申請できます。

    • ID・パスワード方式
    • ID・パスワード方式は、税務署に発行してもらったIDとパスワードでe-Taxにログインし、確定申告書を送信する方法です。運転免許証などの本人確認書類を税務署に持って行けば、その場でIDとパスワードを発行してもらえます。

    スマホで確定申告書を作る手順

    スマホから確定申告する場合、以下のような手順になります。

    1. 「確定申告書等作成コーナー」で作成開始する
    2. 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」をタップします。

    3. 「申告内容に関する質問」に答える
    4. 質問に「はい」または「いいえ」で答えていき、提出方法(マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式、書面)を選択します。
      なお、マイナンバーカード方式の場合、従来はe-Taxアプリなど複数のアプリのインストールが必要でしたが、2021年からはマイナポータルAPのインストールのみでOKです。

    5. 利用規約を確認する
    6. 利用規約を開いて確認し、「同意して次へ」をタップします。

    7. マイナンバーカードの読み取りまたは利用者識別番号を入力
    8. マイナンバーカード方式の場合には、マイナンバーカードを読み取ります。ID・パスワード方式の場合には、「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されている利用者識別番号を入力してe-Taxにログインします。

    9. 源泉徴収票の情報を入力する
    10. 源泉徴収票を見ながら、「支払金額」「所得控除の額の合計額」などを入力します。

    11. 控除について入力する
    12. 医療費控除や寄附金控除を受ける場合には、指示に従って情報を入力します。

    13. 本人情報を入力する
    14. 氏名や生年月日を入力します。

    15. 申告データを送信または申告書を印刷する
    16. e-Taxで申告する場合には、指示に従って申告データを送信または印刷します。

    17. 受付結果を確認する
    18. e-Taxの場合には、「送信成功しました」と表示されると送信完了です。「受付結果を確認する」をタップし、申告データが正常に受け付けられたことを確認します

    個人事業主もスマホを活用して電子申告するのがおすすめ

    2021年以降は、青色申告を行う個人事業主は、電子申告しないと税制上不利になってしまいます。スマホアプリを使って電子申告することを考えましょう。

    • アプリを使って確定申告の作業をすることも可能
    • 上述したとおり、事業所得のある個人事業主は、スマホから国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスして確定申告書を作成・送信することができません。しかし、確定申告アプリ(会計アプリ)を使えば、個人事業主も仕訳入力や確定申告書の作成をスマホで行うことができます。さらに、「マネーフォワードクラウド確定申告アプリ」では、2021年2月以降、スマホからのe-Tax送信も可能になる予定です。

    • 2021年から個人事業主は電子申告しないと不利になる
    • 青色申告をする個人事業主は、これまで65万円の青色申告特別控除を受けていたケースが多いと思います。2021年以降は、e-Taxによる申告(または電子帳簿保存)を行わなければ、青色申告特別控除額が55万円になってしまいます。
      スマホアプリを利用すれば、パソコンがなくてもe-Taxによる確定申告が可能になります。これまで書面で申告していた人も、この機会にe-Taxへの切り替えを検討するのがおすすめです。

    まとめ

    スマホを活用すれば、自宅にいながらでも確定申告できます。国税庁のサイトは個人事業主のスマホ申告には対応していませんが、アプリを使えば個人事業主もスマホからの確定申告が可能になります。
    2021年以降、個人事業主はe-Taxを使わないと不利になることがあります。PCがない人もe-Taxによる申告をあきらめる必要はありませんので、スマホによる申告を考えてみましょう。

    よくある質問

    スマホで電子申告ができる対象者は?

    2020年にはスマホ申告の対象者が少し広がりましたが、2021年もまだすべての人がスマホ申告できるわけではありません。詳しくはこちらをご覧ください。

    スマホで確定申告する時に必要なものは?

    スマートフォン、源泉徴収票、領収書・控除証明書、マイナンバーカードが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。

    スマホで確定申告書を作る手順は?

    国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスして作成できます。詳しくはこちらをご覧ください。


    ※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

    監修:並木 一真(税理士/1級FP技能士/相続診断士/事業承継・M&Aエキスパート)

    並木一真税理士事務所所長
    会計事務所勤務を経て2018年8月に税理士登録。現在、地元である群馬県伊勢崎市にて開業し、法人税・相続税・節税対策・事業承継・補助金支援・社会福祉法人会計等を中心に幅広く税理士業務に取り組んでいる。