• 更新日 : 2023年10月23日

パートさんも副業探しをしよう!メリットや確定申告など注意事項は?

パートで働いており、収入を増やしたい場合は、副業を始めるのがおすすめです。wワークによって新たなスキルも身につき、生活がより豊かになります。一方、扶養枠や保険の加入義務、確定申告の条件など、注意事項も少なくありません。今回は、パートさんの副業におすすめの仕事や注意点などを解説します。副業の仕事探しに役立ててください。

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パートで働いている人が副業を始めるメリットは?

普段パートで働いている方も、副業が認められている企業に所属している場合は、副業が可能です。

パートで働いている方が副業を始めることで、収入をアップさせられます。時間調整ができれば、複数のパートやアルバイトを掛け持ちして、さらに収入を上げられるのも魅力です。

収入源を増やせるだけでなく、自身のスキルを活かして副業先で活躍できたり、新たなスキルを身につけたりすることも期待できます。

以下では、パートで働いている方が副業を始めるメリットについて、詳しく見ていきましょう。

さらなる収入アップが可能!

副業を始める大きなメリットが、収入を増やせることです。仕事が増えれば、その分収入が増え、生活がより安定します。

収入源が1つではなくなるため、安心した生活を送れるのもメリットです。仮に本業のパート先で働き続けるのが難しくなった場合も、副業先で収入を得られるため、収入が0になってしまうリスクを防げます。

より充実して安定した生活を送るためにも、副業を始めるのがおすすめです。

時間を調整すれば複数のパート・バイトの掛け持ちも可能

副業の時間やスケジュール次第では、複数のパートやアルバイトを掛け持ちして、さらなる収入アップを目指せます。副業の中には、隙間時間で気軽に取り組める簡単な仕事や、平日の仕事終わり、土日のどちらかなど、一部の時間働けばよい仕事も少なくありません。自宅で取り組める副業を選べば、時間も調整しやすいでしょう。

もちろん、仕事を掛け持ちしてこなすことは容易ではありません。しかし、本業と副業の時間をうまく調整できれば、収入源をさらに増やせます。

副業を掛け持ちする際は、まずは簡単にできる副業から始めましょう。簡単に取り組める分単価が低い傾向にありますが、慣れて複数の仕事をこなせるように慣れれば、まとまった金額を稼げます。

今のスキルが役立ったり、さらなるスキルが身についたりする

副業の仕事内容によっては、これまで培った知識やスキル、実績を活かして、仕事で活躍できます。趣味や好きなことを仕事にして、いきいきと働くことも可能です。スキルが活かせる仕事なら、スムーズに取り組めたり、楽しみながら前向きに仕事に挑戦できたりします。

さらに、副業によって新たなスキルを身につけ、自身ができることを増やせるのも大きな魅力です。副業経験を積んでキャリアアップできたり、起業に挑戦できたりする可能性も十分にあります。

パートで働いている人が副業をするデメリットは?

一方で、以下のような点はデメリットです。

  • 自由に使える時間が少なくなる
  • 複数の職場に関わるため人間関係が複雑になる
  • 扶養枠から外れるかもしれない
  • 個別に保険の加入が必要になることもある

特に、扶養枠から外れる可能性があることや、個別に保険の加入が必要になる場合もある点は、家族で相談する必要があります。

以下では、パートで働いている方が副業をするデメリットについて解説します。

自由に使える時間が少なくなる

副業をすれば、労働時間が増えるため、その分自由に使える時間が減ってしまいます。

家事や育児を担当している場合は、家のことに手が回らなくなったり、疲れが取れず体調を崩したりするリスクもゼロではありません。

これまでよりもさらに自由時間が減ってしまうため、時間管理を徹底できるかをよく検討し、家族から協力を得たうえでパートを始めましょう。

複数の職場に関わるため人間関係が複雑になる

副業を始めると、関わる人が増え、人間関係が広がります。人間関係が複雑化して、ストレスの原因になる可能性がある点には注意が必要です。

副業を始めたばかりの頃は、人間関係を一から構築するのに疲弊してしまう可能性もあります。

人間関係が広がるのはメリットでもありますが、多くの人と関わるのが苦手な方にはハードルが高いです。

扶養枠から外れるかもしれない

これまで扶養に入っていた場合は、収入が増えることで扶養枠から外れることがあるのがデメリットです。扶養枠から外れると、家計の負担が増え、トータルで考えるとマイナスになってしまうことがあります。

扶養枠には、以下のように複数の種類があり、現在扶養家族としてパートに従事している場合は注意が必要です。

  • 103万円の壁:非正規雇用者の年収が103万円を超えると、所得税の支払い義務が発生する
  • 106万円の壁:パート先の条件によっては、社会保険(健康保険・厚生年金保険)への加入が必要になる
  • 130万円の壁:健康保険(社会保険)上の扶養から外れる
  • 150万円の壁配偶者特別控除を満額利用できなくなり、扶養から外れる

参考:国税庁 No.1180 扶養控除

家計に関わる問題であるため、事前に家族と相談しましょう。また、トータルで損をすることがないよう、税金や社会保険などを考慮したうえで、副業でいくら稼ぐかを決めることが大切です。

個別に保険の加入が必要になることも

パート先で社会保険への加入が必要でなかったとしても、副業を始めて収入が増えることで、加入しなければならなくなる場合があります。

以下の条件をすべて満たす場合は、社会保険(健康保険・厚生年金保険)への加入が必要です。

  • 月額賃金が8.8万円以上
  • 従業員の人数が101人以上である
  • 週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
  • 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない

参考:厚生労働省 パート・アルバイトのみなさま

また、年収が130万円を超えると、勤務先の規模や労働時間などにかかわらず、社会保険への加入義務が発生します。

社会保険料が発生することで、手取りが減ってしまうのは難点です。

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副業でもできる仕事例

パートの方が副業としてできる仕事としては、以下が挙げられます。

  • ファミレスやコンビニなどの接客業
  • イベントスタッフなどの単発バイト
  • データ入力などの事務作業
  • 内職などのコツコツ作業
  • アプリでポイ活

また一部の時間を利用して、起業に挑戦するのも1つの手です。

ここでは、パートの方の副業先としておすすめの仕事を紹介します。

ファミレスやコンビニなどの接客業

ファミレスやコンビニなどの接客業は、未経験でも挑戦しやすく、副業におすすめです。

本業と両立するとなると、勤務後や早朝などにシフトに入ることになります。22時から5時の間は割増賃金が支払われるため、深夜や早朝にシフトを入れることで、より収入アップが期待できるのは魅力です。時間が明確に決まっているため、本業とも両立しやすいというメリットがあります。

副業で接客業を始める際は、週1日から入れるところや、1日の勤務時間が短くても働けるところ、自宅やパート先の近くで働けるところを見つけましょう。

イベントスタッフなどの単発バイト

月ごとに副業の時間や量を調整したい場合や、休日を有効活用してまとまった金額を稼ぎたい場合は、単発バイトがおすすめです。

単発バイトの代表例としては、ライブやセミナー、展示会などのイベントスタッフが挙げられます。1日の拘束時間は長い傾向にありますが、その分まとまった金額を稼げます。休みを有効活用できるほか、関わるイベントによっては、楽しみながら取り組めるのも魅力です。

一方、肉体労働の要素が強く、体力が必要な点には注意しましょう。

データ入力などの事務作業

在宅で隙間時間に取り組めるのが、データ入力のような事務作業です。

データ入力は、クライアントから依頼されたとおりに、メモや領収書といったデータを所定の形式に入力する仕事です。

事務作業には、ほかにも文字起こしや資料作成といった仕事が存在します。

事務作業系の副業は、パソコンや必要なソフトがあれば始められるのがポイントです。仕事によっては、在宅でも取り組めます。基本的なパソコンスキルが身についている方であれば、スムーズに仕事に取りかかれ、隙間時間を利用して効率よく仕事を進められます。

内職などのコツコツ作業

シール貼りや袋詰めといった内職は、細かい作業が好きな方におすすめです。必要なキットを自宅に送ってもらえ、完成したものを指定の場所に送るタイプの内職であれば、完全に在宅で完結します。単純作業であるため、特別なスキルが必要なくても取り組みやすいというメリットもあります。

一方、単価はあまり高くないため、まとまった金額を稼ぐのは難しいです。また、キットや完成品を保管するスペースや、ある程度の作業スペースを確保する必要がある点には注意しましょう。

スキマ時間を活かしてアプリでポイ活

ポイ活は、隙間時間を有効活用してお小遣いを稼げる副業です。ポイントサイトやアプリで指定された動画を視聴する、アンケートに回答する、指定のサービスを利用するなど、ポイントの貯め方は複数あります。貯めたポイントは、現金や電子マネー、Amazonギフト券などに交換できます。

ポイ活は、スマホがあれば特別な知識やスキルがなくても取り組める、簡単な副業です。ただし、まとまった金額を稼ぐのは難しく、あくまでもお小遣い程度の金額を稼ぐ手段であることを理解する必要があります。

週末起業もあり!

週末や休日を利用してビジネスを始める、週末起業もおすすめです。起業というと、本業を辞めて一からビジネスを始める必要があり、大変なイメージを持っている方も多いでしょう。

週末起業としては、以下のようなビジネスが考えられます。

  • メディア運営
  • ネットショップ運営
  • コンサルティング

自分の趣味や特技を活かして、興味のある分野で気軽にビジネスを始められるのがポイントです。たとえば、将来フリーランスのライターとして独立を検討している方は、いきなりパートを辞めるのではなく、週末起業でWebメディア運営に挑戦してみるとよいでしょう。

本業を辞めずに始めることで、ビジネスがうまくいかないリスクにも対応できます。

将来起業を検討している方は、まずは週末起業から挑戦してみるのがおすすめです。

パートが副業を始めるときの注意点

パートが副業を始める際は、以下の点に注意しましょう。

  • 副業禁止・掛け持ち禁止になっていないか確認する
  • 日常生活とのバランスが崩れないように注意する
  • 扶養や保険について事前に確認する
  • 確定申告が必要な条件も確認する

特に、確定申告が必要になる可能性があるのはポイントです。確定申告の義務がない方も、確定申告をすることで、払いすぎた税金が返ってくる可能性もあります。確定申告の対象ややり方を確認しておきましょう。

副業禁止・掛け持ち禁止になっていないか確認する

パート先によっては、就業規則によって副業が禁止されている可能性はあります。禁止されているにもかかわらず副業をしてしまうと、就業規則違反に該当します。就業規則違反に対しては、始末書の提出や懲戒処分など、厳しいペナルティが課せられる場合があるため注意は必要です。

「副業はOKだが、近隣の店舗はNG」「同じ業界・業種はNG」のように、副業できる仕事に制限がある場合もあります。

就業規則をよくチェックし、職場に相談して副業しても問題がないことを確認したうえで副業を始めましょう。

日常生活とのバランスが崩れないように注意する

副業することで、勤務時間が増えて日常生活とのバランスが崩れてしまうリスクがあります。疲れが取れず本業に集中できなかったり、体調を崩したりなど、本業のパート先に支障をきたすようでは本末転倒です。

また、家事や育児に手が回らなくなり、家族から反対されてしまう可能性もあります。

スケジュール管理や体調管理を徹底し、家族の協力を得ながら副業に取り組むことが大切です。

さらに、副業で労働時間が長くなると、労働基準法で定められている労働時間を超えてしまう場合もあります。労働基準法の規定労働時間は、パート先だけでなく、副業も含めた時間です。1日8時間、週40時間を超過すると、割増賃金が発生します。

パート先に相談せずに副業を始め、労働時間が超過してしまうと、パート先は知らぬ間に法律違反を犯してしまうことになります。トラブルを防ぐためにも、労働時間の調整が欠かせません。

扶養や保険について事前に確認する

副業で収入が増えると、扶養から外れたり、社会保険に個別で加入しなければならなかったりと、手取りが減少してしまいます。年収の基準は、パートと副業を合わせた金額です。すぐに基準を超えてしまうことが多いため、注意しましょう。

結果的に損をしないためには、扶養から外れる条件や社会保険への加入条件をチェックし、事前に副業で稼ぐ金額の計画を立てておくことが大切です。

確定申告が必要な条件も確認する

副業で収入が増えると、確定申告が必要になる場合があります。

年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額給与所得退職所得を除く)との合計額が20万円を超える場合、正しい額の所得税を納付するために確定申告が必要です。

たとえば、パート先での収入がもともと90万円であった場合、確定申告の義務はありません。しかし、副業先で30万円の収入を得る場合は、確定申告の対象となります。

20万円が合計額である点も重要です。副業先が複数ある場合は、1つの副業先で得た収入が10万円であっても、ほかの副業先で得た収入と合算して20万円を超える場合は、確定申告が必要です。

ただし、以下の条件をどちらも満たす場合は、確定申告は必要ありません。

確定申告を怠ると、申告漏れのペナルティが課せられる場合もあります。期日内に忘れずに手続きしましょう。

参考:国税庁 確定申告が必要な方

確定申告の結果、税金が返ってくることも!

上記のとおり、収入によっては確定申告の義務を負いません。しかし、確定申告をすることで、払いすぎた税金が返ってくる可能性もあります。

源泉徴収では、あくまでも概算で所得税額を算出し、天引きしています。扶養控除配偶者控除、生命保険料などを考慮せずに算出しているため、本来の納税額よりも徴収されすぎているケースが多いです。確定申告によって正しい納税額が確定するため、源泉徴収され過ぎた分が還付されます。

また、以下のようなケースでは、所得にかかわらず確定申告が必要です。

  • 医療費控除や住宅ローン控除など、年末調整で適用できない所得控除を受けたい場合
  • ふるさと納税 ワンストップ特例制度」の申請期限が過ぎてしまった場合
  • 1年間で6自治体以上にふるさと納税をしている場合

確定申告というと手間がかかるイメージを持っている方も多いでしょう。

しかし、最近ではe-Taxを活用することで、オンラインでも確定申告を行えます。簡単に書類を作成できるクラウドソフトも登場しており、確定申告をやったことがない方でも安心です。

確定申告のハードルは意外と高くなく、メリットが大きいため、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

パートも副業でさらに収入アップを目指そう!

パートで働いている方も、収入やスキルアップのために、副業に挑戦するのがおすすめです。パートの方ができる副業には多くの仕事があり、自分の興味や特技を活かせる仕事を選びましょう。副業を始める際は、本業のパート先の就業規則を確認したり、扶養や社会保険、確定申告の条件について調べたりすることが必要です。パート先や家族からの理解も得たうえで副業に挑戦し、さらなる収入アップを目指しましょう。

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ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

マネーフォワード クラウド確定申告の導入事例

データ連携機能を使って、銀行やクレジットカードの明細データを自動で取り込むようになってからは、会計ソフトへの入力作業が減ったので、作業時間は1/10くらいになりましたね。

ハンドメイド作家・ブロガー 佐藤 せりな 様

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