• 更新日 : 2026年10月21日

確定申告を忘れた場合はどうなる?知っておきたいペナルティ

Point確定申告を忘れるとどんな罰則がある?

期限を過ぎると、無申告加算税と延滞税がかかり、青色申告特別控除も減額されます。

  • 無申告加算税は納付税額の5〜30%になる
  • 延滞税は納付が遅れた日数に応じてかかる
  • 青色申告特別控除は10万円まで下がる

確定申告期間は、2月16日~3月15日まで(土日祝日の場合は翌平日)です。遅れないように申告しましょう。

確定申告の期限を過ぎてしまうと、無申告加算税や延滞税などのペナルティが発生する可能性があります。さらに、悪質な申告漏れには重加算税が適用される可能性があるため注意が必要です。

この記事では、確定申告を忘れた場合のペナルティや申告を忘れないための具体的な対策を紹介します。ぜひ参考にしてください。

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確定申告の期限はいつまで?

確定申告のやり方は?いつ、どうやってする?

確定申告は、1月1日から12月31日までに生じた所得を、翌年の2月16日から3月15日までに申告して所得税を納付する手続きです。納付の期限も同じ日になります。

3月15日が土日祝日にあたる場合は、翌平日が期限です。

令和8年分(2026年分)の所得税の申告・納税の期間は、令和9年(2027年)2月16日(火)から3月15日(月)です。

年によって日付が動くため、その年の期限は国税庁のホームページで確認しましょう。

確定申告書は、税務署の窓口だけでなく、郵送やe-Tax(国税電子申告・納税システム)でも提出できます。

確定申告の方法は、以下の記事をご覧ください。

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確定申告を忘れた場合のペナルティは?

確定申告を忘れると、本来の税金に加えて「無申告加算税」「延滞税」「青色申告特別控除の減額」などのペナルティが発生します。

確定申告の期限に遅れた場合のペナルティ

ペナルティ 内容 負担の目安
無申告加算税 期限までに申告しなかった場合の加算税 納付すべき税額の5〜30%
延滞税 納付が遅れた日数に応じてかかる利息にあたるもの 令和8年は、納期限までの期間及び納期限の翌日から2か月を経過する日までは年2.8%。納期限の翌日から2か月を経過した日以後は年9.1%
青色申告特別控除の減額 期限後申告では最大額の控除を受けられない 控除額が10万円まで下がる
重加算税 隠蔽や仮装があった場合の加算税 納付すべき税額の40%
滞納処分 督促を無視した場合の強制徴収 財産の差し押さえ

無申告加算税

無申告加算税は、期限までに確定申告しなかった場合に課される税金です。

税務署の調査を受けた後に期限後申告をした場合、納付すべき税額が50万円までは15%、50万円超300万円以下の部分は20%、300万円超の部分は30%です。

税務署の指摘を受ける前に自主的に申告すれば5%に軽減されるため、気づいた時点で早めに手続きしましょう。

なお、法定申告期限から1カ月以内に自主的に申告し、税額を期限までに納付するなど一定の条件を満たす場合は、無申告加算税はかかりません。

無申告加算税について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

参照:No.2024 確定申告を忘れたとき|国税庁

延滞税

延滞税は、期限までに納付すべき税金を納めなかった場合の利息のようなものです。確定申告を忘れると、納付も遅れてしまうため、延滞税が発生します。

延滞税は、法定納期限の翌日から実際に納める日までの日数に応じて計算され、割合は毎年見直されます。

  • 納期限の翌日から2カ月を経過する日まで:
    年7.3%と「延滞税特例基準割合+1%」のいずれか低い割合。
    令和8年は年2.8%
  • 2カ月を経過した日以後:
    年14.6%と「延滞税特例基準割合+7.3%」のいずれか低い割合。
    令和8年は年9.1%

2カ月を超えると割合が上がるため、気づいた時点で納付すれば負担を抑えられます。

青色申告特別控除の減額

確定申告を期限内に提出しなかった場合、青色申告特別控除の金額が減額されます。最大額の控除を受けられる人でも、期限を過ぎた場合は10万円控除しか適用されません(令和8年分の場合)。

開業届と青色申告承認申請書を提出している個人事業主で、不動産所得・事業所得・山林所得のいずれかの所得がある場合は、複式簿記による帳簿付けを行うことで青色申告特別控除を受けられます。

控除の最大額は令和8年分までは65万円、令和9年分以後は75万円です。

控除額の区分は次の記事で詳しく解説しています。

なお、個人事業主の場合、期限後申告をしたこと自体は青色申告の承認の取消事由には当たりません。ただし、税務調査で帳簿書類の提示を拒否した場合や、隠蔽・仮装があった場合などには、承認が取り消されることがあります。承認が取り消されると白色申告扱いとなり、青色申告特別控除は受けられなくなります。

重加算税

重加算税とは、意図的な申告漏れや隠蔽、虚偽の申告があった場合のペナルティです。期限内に申告せず、隠蔽や仮装があったと認められる場合の重加算税は、本来納付すべき税額の40%です。

単なる申告忘れとは異なり、悪質なケースとして扱われます。重加算税は無申告加算税よりも割合が高く、一度指摘されると今後の申告にも影響を及ぼす可能性があります。

税務調査の際に不正が発覚すると、過去の申告もさかのぼって調査されるため、注意が必要です。

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納税を滞納した場合は督促状が送付される

税金を期限内に納付しなかった場合、税務署から「督促状」が送付されます。この督促状を無視すると、最終的には「滞納処分」に進み、強制的に徴収されることになります。

税金を滞納し、督促を受けても納付しない場合には、財産調査が行われ、預貯金や給与などの財産が差し押さえられる場合があります。給与所得者の場合、勤務先に通知されて給与の一部が差し押さえられることもあります。

参照:No.2024 確定申告を忘れたとき|国税庁

確定申告を忘れないための対策は?

確定申告を忘れないためには、事前の準備と適切な対策をしておくことが重要です。ここでは、具体的な対策方法について解説します。

確定申告の期限をカレンダーに登録する

確定申告の期限を忘れないようにするために、スマホのカレンダーやリマインダー機能を活用するのがおすすめです。

Googleカレンダーやスケジュールアプリに予定を追加したり、定期的なリマインダーを活用することで、申告期限が近づいた際に確実に対応できるようになります。

確定申告の必要書類を事前に整理しておく

確定申告では、確定申告書以外にもいくつかの書類を準備する必要があります。必要な書類を事前に整理しておけば、申告直前に慌てることがなくなります。

必要書類が揃っていないと、申告手続きがスムーズに進まないため、年末から年明けにかけて書類を整理する習慣をつけることが大切です。

確定申告の必要書類について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

e-Taxを活用して確定申告手続きを簡単にする

国税庁の電子申告システム「e-Tax」を利用すれば、税務署に行かずに確定申告を済ませることができます。

マイナンバーカードやICカードリーダーが必要ですが、スマホ対応も進んでおり、年々使いやすくなっています。一度e-Taxを利用すると、翌年以降もデータが引き継がれるため、手続きがよりスムーズになります。

e-Taxで確定申告するやり方については、以下の記事もご覧ください。

確定申告は必ず期限内に行いましょう

確定申告の期限を過ぎてしまうと、無申告加算税や延滞税といったペナルティが発生し、納税負担が増えてしまいます。さらに、意図的な申告漏れや不正行為が発覚した場合は、重加算税の対象となることもあるため、注意が必要です。

確定申告を忘れないためには、事前の準備が欠かせません。e-Taxを利用すれば手続きが簡単になり、スムーズに申告できます。申告期限を守り、忘れることのないようにしましょう。

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